淡水魚類図鑑 カマツカ

掲載日:2021年2月16日

カマツカ Pseudogobio esocinus

レッドリスト 県カテゴリ:準絶滅危惧種(現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種)

コイ目コイ科

 

カマツカ

 

 

 

分布 岩手、山形県以南の本州、中国、九州に分布します。
県内各河川に見られ、相模川や酒匂川など本流部や支流の砂泥底に多く生息します。
形態 体は細長く、吻が長くとがります。
口は下に開き1対のヒゲがあり、始終砂を探っています。餌を食べるときは、口(吻)を前に突き出すようにして、砂ごと口の中に入れ、えらから砂だけ出します。
生態 川の中下流域や湖の沿岸とこれに連絡する灌漑用水路に生息します。主に底生動物をとる雑食性で、産卵期は春から初夏、浅くて流れのゆるやかな砂礫底に産卵します。
多摩川、鶴見川、相模川、金目川、酒匂川などに生息していますが、最近は分布域が縮小傾向にあります。酒匂川水系では移植による二次的な分布と考えられています。
備考

驚くと砂に潜り目だけを出してあたりをうかがう姿が見られ、「スナホリ」「スナモグリ」などと呼ばれます。

最近の分類では、カマツカ、スナゴカマツカ、およびナガレカマツカの三種に分けられました。体側の模様や胸鰭の形状などに違いがありますが、よく似ています。神奈川県に自然分布していた在来種は、その分布域からスナゴカマツカと考えられます。しかし現在はカマツカ類の他種も移入されており、詳細は不明です。

カマツカ 砂と同化して、動きません。
幼魚 幼魚
カマツカを上から見た写真 上から
頭 下に付いた大きな口で、砂ごと餌を吸い込みます