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更新日:2026年10月30日
ここから本文です。
過去の知事記者会見の様子をテキスト版でご覧いただけます。
はじめに、発表項目ではありませんが、1件コメントしておきます。
先日、11月8日(日曜日)から11日(水曜日)まで、ベトナム社会主義共和国の元首である、トー・ラム書記長兼国家主席ご夫妻が来日されるとの報道発表がありましたが、来日中、本県を訪問していただけることが決まりましたのでお知らせいたします。
昨年11月に私が訪越して、トー・ラム書記長と会談した際に、「ぜひ来日して神奈川県を訪れて欲しい」と伝えておりましたので、今回、その想いが実現し、訪問先として本県を選んでいただけたことを大変嬉しく思います。
本年5月に高市総理がベトナムを訪問した際、トー・ラム書記長との歓迎昼食会でも楽曲が披露されましたミュージカル「アニオー姫」が、先月、神奈川芸術劇場KAATで世界初の公演が行われたことも、今回の訪問につながっているのではないかと受け止めています。
訪問いただいた際には、会談に加えて、文化・芸術プログラムをご用意したいと考えております。
その1つとして、8日(日曜日)から11日(水曜日)まで、ベトナムと日本の30点以上の彫刻作品が一堂に会する彫刻展を本庁舎大会議場で開催します。
「語らい」と名付けられたこの彫刻展は、木や石、金属、陶器など、様々な素材から生み出された作品を通して、多様な芸術表現の魅力を伝えるだけでなく、文化交流の架け橋として、ベトナムとの絆をさらに深める展覧会にしたいと考えています。
初日の8日(日曜日)は、県庁本庁舎の公開もあわせて行いますので、ぜひ多くの皆様にご来場いただきたいと思います。
書記長の行程に関する詳細は記者の皆さんに後日お知らせいたします。
次に、「ベトナム社会主義共和国訪問」についてです。
ベトナムのハノイ市において「KANAGAWA FESTIVAL in HANOI 2026」を開催するとともに、ベトナム政府要人との面会等を行うため、11月11日(水曜日)から16日(月曜日)にかけて、ベトナムを訪問いたします。
主な予定ですが、まず12日(木曜日)には、ヘルスケアや未病等に関する連携を促進するため、ベトナム保健省を訪問し、ヘルスケア政策会合を行います。
次に13日(金曜日)には、ベトナム国家宇宙センター VNSCを視察した後に「KANAGAWA FESTIVAL in HANOI 2026」経済プログラムに出席いたします。
このイベントでは、ベトナム企業の県内誘致を図るために、神奈川投資セミナーを開催します。
また、11月から本格稼働する県のベトナム事務所の開所記念行事を実施いたします。なお、ベトナムへの海外事務所の設置は、地方自治体が主導する形としては本県が初めてであると伺っております。
14日(土曜日)、15日(日曜日)には、「KANAGAWA FESTIVAL in HANOI 2026」文化交流プログラムに参加いたします。
7回目となる今回は、日越交流の物語、ミュージカル『アニオー姫』で主役を演じました、ドー・ファン・ザ・ハンさんにアンバサダーにご就任いただきまして、ハノイ市の統一公園を会場に、神奈川の認知度向上やベトナムとの相互交流の拡大を図るため、本県のプロモーションイベントを開催いたします。
このほか、詳細は調整中ですが、ベトナム現地において、ベトナム政府要人・関係者との面会を行う予定です。
なお、私はトー・ラム書記長を神奈川県でお迎えするため出席できませんが、11日(水曜日)にはダナン市で「KANAGAWA FESTIVAL in DANANG 2026」を開催します。
このイベントでは、ベトナムの高校生や大学生等を対象に、神奈川への留学や就労に関心をもっていただくために、本県の魅力の発信や日本語による学生対抗プレゼンテーションなどを実施いたします。
今回のベトナム訪問により、これまでの交流で培ってきた神奈川県とベトナムの絆をより一層深めてまいります。
「『KOUGEI EXPO in KANAGAWA』の開幕まであとわずか!会場に足を運んでいただき、伝統的工芸品の魅力をお楽しみください!」についてです。
11月7日(土曜日)から9日(月曜日)にパシフィコ横浜で開催いたします、伝統的工芸品の国内最大級イベント「KOUGEI EXPO in KANAGAWA」の屋内会場入口に、華道家元池坊 次期家元 池坊専好氏による立花の作品を展示いたします。
箱根寄木細工の花器に「大自然の縮図」をテーマに生けられた作品で、会場を華やかに彩ります。
華道と伝統的工芸品、2つの伝統が生み出す物語をお楽しみください。
また、KOUGEI×「刀剣乱舞ONLINE」コラボギャラリーで、本県にゆかりのある「刀 無銘 伝長義」と「刀 二筋樋貞宗(写し)」の展示を行います。
「刀 無銘 伝長義」は鎌倉彫の刀掛け、「刀 二筋樋貞宗(写し)」は箱根寄木細工の刀掛けとともに展示します。
本県の伝統的工芸品と真剣が織りなす魅力をぜひ会場でご堪能ください。
そのほか、小田原漆器、横須賀のスカジャン、小田原提灯とコラボした作品の展示も行います。「刀剣乱舞ONLINE」とのコラボ工芸品の販売など、企画の詳細は特設サイトでご確認ください。
その他、「KOUGEI EXPO in KANAGAWA」では、魅力的な企画をたくさんご用意しています。
例えば、メインステージ「匠のひびきステージ」では、スペシャルゲストの立川うぃんさんによる落語のほか、堀田真由さんや磯村勇斗さんのトークショー、この秋放送の伝統的工芸品を扱ったNHKのドラマ『青の花 器の森』に出演されています松井玲奈さんと一ノ瀬颯さんによるトークセッション、さらに熟練の職人による伝統的工芸品の制作実演など、多彩なイベントをご用意しています。
また、今月22日に新たに伝統的工芸品に指定されました「箱根小田原からくり細工」を体験できるコーナーもあります。職人の知恵が詰まった「からくり箱」が開けられるか挑戦してみていただきたいと思います。
入場は無料です。みなさまぜひ「KOUGEI EXPO in KANAGAWA」へご来場ください。
次に、「令和8年度第75回神奈川スポーツ賞等の受賞者が決定」についてです。
「神奈川スポーツ賞」は、神奈川新聞社と共同で実施している表彰事業で、神奈川のスポーツの向上発展に尽力し、その功績が顕著な個人又は団体に贈呈するものです。
今年度は、第25回夏季デフリンピック競技大会東京2025が開催されたことに伴い、「神奈川スポーツ賞 デフリンピック賞」を新設いたしました。
今回のスポーツ賞では、デフリンピックの他に、本年2月にミラノ・コルティナ冬季オリンピックが開催されましたので、両大会で活躍した、神奈川にゆかりの深い選手に「神奈川スポーツ賞 オリンピック賞」及び「神奈川スポーツ賞 デフリンピック賞」を贈呈します。
また、先に青森県で開催された第80回国民スポーツ大会において、神奈川県は天皇杯2位、皇后杯3位という素晴らしい成績をおさめました。この成績は、天皇杯、皇后杯ともに1位であった平成10年の神奈川県開催時以来の快挙となります。今回の受賞者のなかには、本大会で活躍された方も選ばれています。
それでは、それぞれの受賞者について発表します。
まず、「スポーツ賞」です。
1人目は、江口美玲選手です。令和8年度全国高等学校総合体育大会、陸上競技女子七種競技において優勝し、2連覇を果たされました。
2人目は、五味智信選手です。今回の国民スポーツ大会、水泳成年男子100mバタフライにおいて優勝し、2連覇を果たされました。
3人目は、青木祐奈選手です。ISU四大陸フィギュアスケート選手権2026において、優勝されました。
4人目は、茨隆太郎選手です。第19回日本デフ水泳選手権大会において、日本新記録を樹立されました。
次に、徳洲会体操クラブです。第79回全日本体操団体選手権において優勝し、4連覇を果たされました。
続きまして、「神奈川スポーツ賞 オリンピック賞」です。
まずは、戸塚優斗選手です。2月に開催されたミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック、スノーボード男子ハーフパイプにおいて優勝し、金メダルを獲得されました。
次に、鍵山優真選手です。同じくミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック、フィギュアスケート男子シングル及び団体において、銀メダルを獲得されました。
最後に、「神奈川スポーツ賞 デフリンピック賞」です。
1人目は、加藤志希選手、2人目は、加藤志野選手です。2名の選手は、第25回夏季デフリンピック競技大会東京2025、バスケットボール女子において、1位の成績を収められました。
3人目は、髙濵彩佑生選手、4人目は、中田美緒選手、5人目は、平岡早百合選手です。3名の選手は、同じく夏季デフリンピック競技大会東京2025、バレーボール女子において、1位の成績を収められました。
以上の11名・1団体の皆様について、10月8日に発表した「神奈川文化賞」「神奈川文化賞未来賞」とともに、11月3日「文化の日」に贈呈式を行います。
知事出席主要行事については、事前に送付した資料のとおりですが、そのうち、2件コメントしておきます。
10月31日(土曜日)に、秦野市内で開催する「平塚保健福祉事務所秦野センター竣工式」に出席します。
現庁舎は築50年以上で老朽化が進んでいるため、移転先を検討していましたが、秦野市から市有地の無償貸付の提案をいただき、このたび移転の運びとなりました。
新築工事を令和6年度から行っていましたが、工事は令和8年9月末に完了し、12月7日から供用を開始いたします。
開所に先立つ10月31日に竣工式を行いますので、ぜひ当日は、会場である「平塚保健福祉事務所秦野センター」に取材にお越しください。
次に、11月4日(水曜日)から5日(木曜日)にかけて、箱根で開催する「ME-BYOサミット神奈川2026秋」に出席いたします。
今回で6回目となる国際シンポジウムですが、現場の最前線で課題と向き合う市町村や企業、アカデミア等の当事者が一堂に会し議論を行います。また、当日の議論を多くの方に見ていただきたいと考えており、後日、特設サイトにてアーカイブ動画も配信する予定です。
今回のテーマは、「未病と最先端科学技術の融合~産学公民が連携する未病イノベーションの実践~」です。
未病指標と未病改善の実践から未病産業の多様な活動、最先端科学技術による新たなイノベーションまで、様々な内容について、国内外から著名な研究者等をお招きしながら議論し、世界に発信してまいります。
ぜひ当日は、会場であります箱根の湯本富士屋ホテルに取材にお越しいただきたいと思います。
私からの発表は以上です。ご質問があればどうぞ。
記者: 自治体主導で初めてベトナムに現地事務所を開設されるということですけれども、これで県の海外事務所は何か所目になるのかということと、昨年に続くベトナム訪問ということで交流に非常に力を入れているわけですけれども、ベトナムとの交流拡大の狙いと意義について、あらためてお聞かせください。
知事: 今のベトナムは今年1月から9月のGDP成長率が9%を超えるなど、近年、急速に経済成長を遂げており、また、県内の外国人の数においてもベトナムは中国に次いで2番目となっているなど、本県にとってベトナムとの交流の重要性は年々増しています。そのような中、昨年に引き続き、「KANAGAWA FESTIVAL」を開催して更なる交流の促進を図るとともに、ベトナム保健省とのヘルスケア分野に関する政策会合やベトナム国家宇宙センター視察、ベトナム政府要人との面会を通じて、経済や文化などさまざまな分野における関係強化や連携の促進につなげていきたいと考えています。そもそもは2015年に「ベトナムフェスタin神奈川」を行ったことが全ての始まりでした。神奈川県庁本庁舎と周辺全部を使って、数十万人が訪れるという大イベントを行ったのですが、その時には正直言って、まだベトナムはそれほど注目されている国ではありませんでした。たまたまその時、それだけの大イベントをやったことがきっかけとなりました。そして、その翌年、また同じベトナムフェスタを行い、結果的に毎年やることになりました。もともと毎年やっていこうと思って始めたわけではありませんが、うまくいったので1年経って、またやろうかという形になった。それがずっと続いてきて、今年の9月で10回目を迎えたということになりました。途中、コロナで抜けていたのですが、そのような形でやってきた。それと同時に、2018年からは「KANAGAWA FESTIVAL in VIETNAM」というイベントです。最初はハノイ、それからホーチミン、ダナンということで、ずっと継続してきました。これも来月行きますが7回目となります。この交流を通じて、企業交流も進めてきて、2015年のベトナムフェスタの初回の時には、ベトナムの企業で神奈川に進出する企業はゼロだったのですが、今それが23社になりました。神奈川からベトナムに進出したいという企業をわれわれは積極的に後押しをしておりまして、現地の工業団地等々をあっせんして、そこに入っていただくようなサポートをずっとしてきたことにより33社がベトナム進出を果たしました。そして、その交流の成果が評価されて、私自身が一昨年、ベトナムの最高勲章である友好勲章をいただきました。そして、先月ミュージカル『アニオー姫』が神奈川芸術劇場で世界初演になって、来年の3月にはハノイでミュージカル『アニオー姫』が上映されることになっています。そういうこともあり、トー・ラム書記長が今回来日されるに当たって神奈川県にまで来てくださることになりました。神奈川県とベトナムのパイプは非常に太くなっています。この間にベトナムは先ほど申し上げたように経済成長をどんどんしておりまして、今、日本全体で人材不足という中でベトナム人材は大変重宝されていて、今、神奈川がやっているようなベトナムフェスタを全国各地で同じようなイベントをやっている状況になっています。それから、今や各都道府県がベトナム詣でのような形で、皆ベトナムに行っているという状況です。私も向こうへ行くと、大抵どこかの知事とばったり会ったりします。そのような状況になっていて、そのような意味で言うとどこよりも先駆けてベトナムとの関係を作ってきたということがありますので、しっかりとこの流れをさらにさらに太くしていきたいと思っています。
企業誘致・国際ビジネス課長: ご質問いただいた事務所の数でございますが、このベトナム事務所が入ることで4か所となります。その他の3か所は、シンガポールと米国のニューヨーク、それから中国の大連になります。
記者: ベトナム国家宇宙センターの視察を予定されておりますが、どの辺をご注目されて、見て来られたいかなどお考えをお願いします。
知事: ベトナム国家宇宙センター VNSCは日本政府のODAにより整備され、今年3月に開所式が行われた宇宙分野の専門機関です。今回、私は神奈川県内に拠点を置いている人工衛星メーカーとともに、このVNSCを視察することにしており、今後の宇宙分野のビジネス交流の拡大につながることを期待しているところです。
記者: 先ほど黒岩さん、企業誘致、神奈川県内の企業誘致と人のお招きということも含めて、強化されていて、すでにされているし、これからもされていくということなのですけれども、どのような分野の神奈川県内の企業との連携を期待されているのか、そこらへんについて教えてください。
知事: ベトナムから神奈川に来ている企業23社はほとんどIT系です。ベトナムは非常に優秀な理系人材がたくさんいて、そしてベンチャー・マインドを持ってどんどんやっている人がたくさんいるということで、そういう流れが出来ている。そのような分野の人たちが中心になっていくのではないかと思っています。今回、宇宙産業でもつながろうとしていますから、そういったあたりのことも期待できるのではないかと思っています。
記者: 今回、産業労働局の方が一緒に行かれるのは宇宙だと想像しますけれども、保健省、ヘルスケア分野でしょうか、それと文化的な交流ということで文化スポーツ観光局の方も行かれるということですけれども、このうちヘルスケアのところについてはどのような目的で、お互いの将来のwin-winに向けてどういう関係を構築されていきたいのかということの現状も含めて教えていただけないでしょうか。
知事: ベトナム保健省とは2年前に未病に関する覚書を結びました。毎年、「KANAGAWA FESTIVAL in VIETNAM」があるので、毎年ベトナムに行っているわけですけれども、その時に政府要人ともいつもお会いして何度もお目にかかっているという状況です。今のベトナムはまだ平均年齢が若いです。だから未病というのは、まだそういう状況ではないのかと思ってあまり話していなかったのですが、何度も何度もお目にかかっているものですから、数年前に当時のチン首相に未病についてお話をしました。そうしたら、たちどころに、ベトナム保健省と一緒に連携してやっていきたいという話がその場で出てきました。そして保健大臣とお話をしたところ、またその保健大臣も直ちに連携したいということになり、向こうからのお申し出によってMOUを結んだということもあり、実際に神奈川県から1人のドクターをベトナム保健省に派遣しておりまして、未病政策を展開する上でさまざまな貢献をしてもらっているというのが現実です。そのような流れの中で、今回私が行きますので、そのあたりが今どのような状況になっているのか、われわれ自身の知見もさらに高まっていますので、情報交換をしながらさらに連携を深めていこうという狙いです。文化観光の方ではベトナムフェスタ、これは皆さんも行っていただくとよく分かるのですが、ハノイでやっているKANAGAWA FESTIVALは、ハノイのど真ん中に大きなステージを作って風魔忍者ショーをやったり、ベトナムよさこい祭りのステージ、いつも横浜の連が行ってくれますが、このようなことを毎年やっているので、実は今、ハノイでよさこいブームが起きています。数年前でも100連ぐらいあったということです。そして、向こうの若い人に聞くと、「KANAGAWA FESTIVAL in HANOI」のよさこいのステージに上がることが一つのステータスになっているということです。このようなことをまた今年もやってまいります。さらに、日本語でのカラオケ大会。大ステージでやるのですが、実はJ-POPが全然入ってないのです。K-POPに全部やられていて、せっかくベトナム人は親日なのにエンターテインメントが全然入ってなくて、悔しいので何とかして広げられないかというなかで、カラオケコンテストやろうということでやりましたら大変当たりまして、年々規模を拡大しております。今はまず動画審査をやって、選ばれた10組が本大会にやってきて、まずは予選を勝ち抜いた5組が決勝戦を戦うということになっています。毎年やっていますが、最近はやはり日本の歌というと、日本語で歌うのが条件ですが、アニメの曲が圧倒的に多いです。だからアニメの曲を皆さん歌われるのですが、残念ながら私はアニメの曲を知らなかったりするのですが、アニメの映像が後ろに流れながら、皆さんと一緒に若い人たちが見事な日本語で熱唱されるという姿です。これも続けていきたい。それから向こうのトップアーティストによるライブショーも用意されております。こういった文化交流イベントというものは、ハノイのど真ん中で、大々的な神奈川アピールと言われるような場になっているということです。
記者: 発表項目外で1点、先日、明らかになった県警の失効した免許証の不正流用をしていた問題についてお伺いします。警察庁の方でも発表ありましたけれども、県警の警備部門で免許証を不正流用していたということであって、他の都道府県でも調査するという考えを明らかにしております。その不正流用が個人情報保護法に抵触するのではないかという可能性についても指摘されている状況ですけれども、こうした不正流用問題について知事の受け止めをお聞かせください。
知事: 現在、県警察において事実関係の調査を進めているところと承知していますが、個人情報保護法上、問題となる行為があったと認識しています。県民の県警察に対する信頼を回復するために、県警察に対しては、早急に事実関係を解明するとともに、再発防止措置を徹底することを求めたい。今の段階では、このように思っております。
記者: ツキノワグマについてお伺いします。2つあります。秦野市で20日に捕獲されたツキノワグマが丹沢の奥地に放されたんですが、23日に市街地近くに出戻りが確認されました。知事にはその受け止めとどう感じたかということと、県民と市民に向けて、被害に遭わないようなメッセージをいただけたらと思います。もう1つは、今回この出戻りがあったことについて、神奈川県ではどう捉えているのかということと、放獣の難しさみたいなものをお聞かせいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。
知事: 今回、移動して、そこで放獣したにもかかわらず、また戻ってきたということで少し驚きました。そうならないためにわざわざ違うところに連れていって、そして放獣したと思ったらまた戻ってきたということで、本当にある種、衝撃でした。では緊急銃猟はできないものなのかということですが、緊急銃猟の実施については4つの条件があります。1つは人の日常生活圏への侵入。2つ目、人への危害を防止する措置が緊急に必要。3番、銃猟以外の方法では捕獲等をすることが困難。4番、銃猟によって人の生命身体に危害が及ぶ恐れがない。こういった4点を満たす必要があります。実施は秦野市長の判断になりますが、クマの出没が夜間でして、夜間は銃を使うことができないことになっています。加えまして、出没現場は山が低く、周辺に住宅地が多いので、跳弾のリスクを減らすなどの安全確保が難しいため、現時点では緊急銃猟の実施は難しいと考えています。ですから、これを今後どう対応するのかというのは非常に難しい。専門家の皆さんとしっかりと意見交換しながら対応していくようになるとは思いますが、これが次、もし捕獲された場合はどうするのか、人身被害防止、安全確保最優先として秦野市と対応について調整しておりますので、この場ではどうするかということのお答えは控えさせていただきたいと思います。
記者: 市民や県民に対して被害に遭わないように、なにかメッセージあればお願いします。
知事: 今回、全国でのクマ騒動の中で、幸い神奈川県では今のところ人的被害が出ていません。クマが人の住んでいるところに、近くまで来ているということがある。それを山の奥に放獣して、また戻ってきたということもある。ですから、また人と出くわしたら同じような被害が起きる可能性が十分にあります。そのあたりは、クマがいるかもしれないということを想定した上で行動していただきたいと思います。
(以上)
このページの所管所属は政策局 知事室です。