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更新日:2026年10月13日

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定例会見(2026年10月8日)結果概要

過去の知事記者会見の様子をテキスト版でご覧いただけます。

発表項目

台風第25号の土砂災害から確認された課題と今後の対策の方向性について

 はじめに、「台風第25号の土砂災害から確認された課題と今後の対策の方向性について」コメントします。
 今回の台風第25号による土砂災害によって、5名の方の尊い命が失われましたことに、心より深い哀悼の意を表するとともに、そのほかにも、住宅の損壊などの被害に遭われた方々に、心からお見舞いを申し上げます。
 現在、県では、災害対策支援本部を設置し、甚大な被害が生じた横須賀市と三浦市に対して、全力を挙げて人的・物的支援に取り組んでいます。
 また私自ら、災害発生後速やかにヘリコプターで上空から視察し、土砂の崩落がいたるところで発生しているのを見て、今回の被害の大きさをあらためて痛感すると同時に、崖の際まで、びっしりと家が建っていることに大変驚きました。
 令和3年までに、土砂災害特別警戒区域いわゆるレッドゾーンを指定したことによって、新たに、崖に隣接するレッドゾーンの土地に建物を建てる際には規制が掛けられていますが、それ以前に建てられた建物が多くある中で、それらに対してどのように対応するのか、検討を指示しているところです。
 本日は、今回の土砂災害を振り返り、課題のあぶり出しを行うとともに、課題に対する今後の対策の方向性を取りまとめました。
 まず、一つ目の課題は、土砂災害のおそれがある区域の避難行動についてです。
 今回の崖崩れは、土砂災害警戒区域などに指定されている箇所で多く発生しました。「レベル4土砂災害危険警報」の発表に伴い、市町から土砂災害のおそれのある区域に、避難指示が発令されましたが、残念ながら、避難していなかった方が土砂災害に巻き込まれてしまいました。
 二つ目の課題は、斜面上部が農地の箇所で土砂災害が発生したことです。
 今回、大規模な崖崩れが発生した箇所の多くが、斜面の上部に農地のある場所でした。国土交通省のテックフォースの支援を受けて、迅速に現地を調査した結果、本来、農地が持つ機能である、水を含みやすい土壌に、大量の雨水が浸透し、斜面が崩落した可能性が確認されました。
 三つ目の課題は、県の工事対象外の宅地の防災についてです。
 県が、急傾斜地崩壊対策工事を行うには、保全する家屋数が5戸以上あることなどの要件がありますが、今回、その要件を満たさない宅地が被災しました。擁壁などの防災工事の費用を個人が負担するには高額です。横須賀市などの一部の市町で支援策が用意されていますが、防災工事を促進させるためには、更なる財政支援が必要です。
 こうした課題に対する今後の対策としては、課題1に対しては、市町村と連携しながら、SNSなどの媒体を活用し、土砂災害警戒区域の事前確認や、いのちを守る避難行動の必要性を力強く県民の皆様に発信していく取組みを強化していきます。
 課題2に対しては、土砂災害発生の原因をあらためて検証したうえで、崖崩れ対策を所管する県土整備局と、農政部門を所管する環境農政局が連携して、例えば急傾斜地崩壊対策の強化などを検討していきます。
 課題3に対しては、国に対し、個人が行う宅地防災工事に対する補助制度の創設を強く要望していきます。
 県では、今後、同様の被害を繰り返さないように、こうした対策を推進し、県民のいのちを守る取組みをしっかりと進めてまいります。

本日から「令和8年台風第25号災害義援金」の募集を開始します

 次に、「本日から『令和8年台風第25号災害義援金』の募集を開始します」についてです。
 神奈川県、日本赤十字社神奈川県支部及び社会福祉法人神奈川県共同募金会では、令和8年9月に発生した台風第25号により被災された県内の方々を支援するため、義援金を広く募集することとし、専用口座を設置しました。
 募集期間は、本日から令和9年3月31日までです。
 義援金は、神奈川県、日本赤十字社神奈川県支部、神奈川県共同募金会の3団体が開設する専用口座で受け付けます。
 皆様からの義援金は、市町村を通じて被災された方々へお届けしますので、ご支援をよろしくお願いいたします。

令和8年度(第75回)「神奈川文化賞」「神奈川文化賞未来賞」受賞者が決定!

 次に、「令和8年度第75回『神奈川文化賞』『神奈川文化賞未来賞』受賞者が決定!」についてです。
 この賞は、神奈川の文化の向上発展に尽力し、その功績が顕著な個人または団体に対し「神奈川文化賞」を、今後の活躍が期待される若い世代の個人または団体に対し「神奈川文化賞未来賞」を、毎年度贈呈しているもので、神奈川新聞社と共同で実施しています。
 このたび、今年度の「神奈川文化賞」及び「神奈川文化賞未来賞」の受賞者が決まりましたので発表します。
 まず、「神奈川文化賞」は、産業の分野から、野島廣司さん、75歳です。株式会社ノジマ代表執行役社長で、家電販売チェーンを展開しています。
 続いて、社会福祉の分野から、明石洋子さん、80歳です。社会福祉法人あおぞら共生会前理事長で、障害者福祉に尽力されています。
 また、芸能の分野から、藤竜也さん、85歳です。俳優で、デビューから60年以上、映画やドラマなどで活躍しています。
 続いて、「神奈川文化賞未来賞」の受賞者です。
 まず、トランペット奏者の児玉隼人さん、17歳です。国内のコンクールで高い評価を受けるなど、今後一層の活躍が期待されています。
 もうお一方は、バレエダンサーの沖香菜子さん、36歳です。東京バレエ団プリンシパルとして、「白鳥の湖」などの主要な作品に主演するなど、目覚ましい活躍をされています。
 賞の贈呈式については、11月3日「文化の日」に神奈川県立音楽堂で開催する予定です。
 なお、毎年、神奈川文化賞とともに贈呈される「スポーツ賞」受賞者につきましては、あらためて発表させていただきます。

「KOUGEI EXPO in KANAGAWA」のメインステージ出演者が続々決定!

 次に、「『KOUGEI EXPO in KANAGAWA』のメインステージ出演者が続々決定!出演者たちが伝統工芸品の魅力を伝えます!」についてです。 
 1か月後の11月7日から9日にパシフィコ横浜で開催する、伝統的工芸品の国内最大級イベント、「KOUGEI EXPO in KANAGAWA」のメインステージに、松井玲奈さんと一ノ瀬颯さんが出演します。
 おふたりは、長崎県の伝統的工芸品である波佐見焼を扱った、この秋放送のドラマ「青の花 器の森」に出演します。
 松井玲奈さんは波佐見焼の職人として、一ノ瀬颯さんは陶芸作家として出演します。トークセッションでは、役を通じて感じたこと、日ごろ感じている伝統工芸の魅力について語っていただきます。
 詳細は決まり次第、あらためて発表しますのでご期待ください。
 また、郷土工芸品である横濱スカーフの2代目特別親善大使で、横浜市出身の落語家、立川うぃんさんのメインステージへの出演も決定しました。
 立川うぃんさんは、2013年に立川志らくさんに弟子入りし、2021年に二ツ目に昇進された、立川流の古典落語を受け継ぐ落語家です。古典落語のみならず、自身の創作落語も演じられており、若い世代に向けてオンラインでの情報発信にも積極的に取り組まれています。立川うぃんさんの落語を、ぜひお楽しみください。
 さらに「KOUGEI EXPO in KANAGAWA」では、会場内5か所のスポットを巡るスランプラリーを開催します。ここでしか手に入らないノベルティも、数量限定でご用意します。
 「KOUGEI EXPO in KANAGAWA」は、楽しい企画を沢山ご用意しています。皆さんぜひご来場ください。

「第3回かながわともいきアート展~生きること、表現すること~」を開催!

 次に、「『第3回かながわともいきアート展 ~生きること、表現すること~』を開催!」についてです。
 県では、憲章の理念である、共生社会を実現するため、障がい者が描くアートを「ともいきアート」と称し、普及に努めてきました。そして、その魅力を多くの方に知ってもらい、障がい者への理解を広げることを目的として、令和6年度からは「かながわともいきアート展~生きること、表現すること~」を開催し、今年で3回目となります。
 今年も、例年に引き続き、横浜赤レンガ倉庫で、約300点にのぼる作品を一堂に展示す約300点にのぼる作品を一堂に展示する展覧会を開催します。
 「生きること、表現すること」をテーマに公募を行ったところ、県内から624作品の応募がありました。その中から厳正な審査を通過した約150作品と、招待施設展として県内の障害者アート団体から約150作品を展示します。
 会場内では、写真撮影OK、おしゃべりOKと、楽しみながらアートを鑑賞できるほか、車いすの方にも配慮した展示やセンサリールームの設置など、障がいの程度に関わらず誰もが楽しめる展覧会となっています。
 また、毎年好評いただいている県内の障がい者アート団体によるワークショップやグッズ販売も連日開催します。
 さらに今年は、「ともいきアート展から『ともいき』を発信!!」をテーマに、障がい当事者などが主役となった特別イベントを連日開催します。
 詳細は、お手元の資料に記載がありますが、ともいきマイスター第1号でプロバイオリニストの式町水晶さんと、ともいきアーティストの奥津大希さんによるライブペインティングや、ともいきマイスター第2号FUNSTARによるダンスステージ、精神疾患のある方による演劇OUTBUCKプロジェクトの特別公演、ミャンマールーツのシンガーによる多文化共生ライブなど、何度来ても楽しめる企画が盛りだくさんとなっています。
 また、2027年3月から開催されるGREEN×EXPO 2027を盛り上げるため、ともいきアート展の会期中「GREEN×EXPO 2027 PRコーナー」も設置します。
 11月8日の表彰式では、受賞者の皆さんのほか、特別審査員である俳優の小林涼子さんやタレントのセイン・カミュさんも登壇する予定です。
 アート好きな方も、これまで「ともいきアート」をご覧になったことのない方も、是非、お越しください。

踊ってみた動画の募集継続について

 次に、発表項目ではありませんが、1件コメントいたします。
 GREEN×EXPO 2027神奈川県オリジナルミュージカル「Vibrant INOCHI」の主題歌「星の子」の「踊ってみた動画」の募集継続についてです。
 「星の子」の「踊ってみた動画」の募集は、ミュージカルへ多くの県民の皆様に御参加いただくとともに、ミュージカルの上演に向けた機運を高めていくための取組みとしミュージカルの上演に向けた機運を高めていくための取組みとして、9月30日までを募集期間としていましたが、10月1日以降も、皆様からの動画の募集を継続することといたしました。
 応募していただいた動画の一部は、ミュージカルの公式SNS等でご紹介するほか、本番の演出にも活用させていただきますので、皆様のInstagram、X、YouTubeで是非投稿していただきますようお願いします。
 この募集は、GREEN×EXPOの閉幕まで続けていきます。皆さん一丸となって、GREEN×EXPO 2027を盛り上げていきましょう。

知事出席主要行事

 知事出席主要行事については、事前に送付した資料のとおりですが、そのうち、1件コメントしておきます。
 10月13日に、松田町のやどりきテラス~清流の里~及び隣接する寄みやまグラウンドへ「黒岩祐治が行く!神奈川の現場」として訪問します。
 このやどりきテラスは、令和8年9月に県内で6番目の「道の駅」に登録されました。場所は丹沢大山エリアの玄関口にあり、宿泊施設も完備したスポーツツーリズムの拠点となっています。また、寄みやまグラウンドは大自然を満喫できる人工芝グラウンドです。
 松田町のスポーツツーリズムの取組は、未病の改善にもつながる取組みであり、今後の県政の参考になると考えています。
 当日は、スポーツツーリズムと寄地区の活性化について地元の方と意見交換も行います。
 ぜひ、取材にお越しください。
 私からの発表は以上です。みなさんからのご質問をどうぞ。

質疑

台風第25号の土砂災害から確認された課題と今後の対策の方針について

記者: 台風25号の関連で、課題のあぶり出しのところで一部言及があったんですけれども、条件を満たさずに工事が実施されなかった横須賀市の女性が崖崩れで亡くな条件を満たさずに工事が実施されなかった横須賀市の女性が崖崩れで亡くなった関係で、結果的に被害が出てしまったことへの県としての受け止めというところと、ご遺族とその後何かやり取りをされているかというところをお伺いできますか。

知事: ご遺族とのやり取りは、私は把握をしていませんが。

砂防課長: 県の職員が被災箇所の調査をしたときにご遺族とお会いしたということは聞いているんですけれども、具体的にどのように対応したかは把握しておりません。

知事: 要するに災害が起きる可能性があるところがあり、そこに対して先ほど申し上げましたように、いち早く避難していただきたいということを申し上げましたが、なかなか避難していただかなかったという中で、被害が起きてしまったということです。ですから、今後二度とそのようなことがないように、危険地帯にあるということをしっかりとご認識いただいて、そして早めの避難行動を実行に移していただきたい、それを徹底していただきたいと思っています。

記者: もう一つ関連で、国にこの工事の補助金等の要望を出されるということですけれども、これはいつまでにどういった形でされる予定でしょうか。

建築指導課長: 千葉県とは調整中ですけれども、千葉県と共同で、関東地方知事会をとおして、国の方に要望出来ればという方向で考えております。

記者: 同様に要件が満たされずに危険が残されている崖地も県内にまだ多くあると思います。そういった中で急ぎの対応が求められるように思いますが、県単独で何か対応できるようなものがあるのか、お考えをお伺いしたいです。

知事: 大雨がいつまた来るか分からない状況ということ、しかも、これまでの雨で水が含まれるところがたくさんあるということで、やはり先ほど申し上げたように、今すぐにできることは、危険区域にいらっしゃる皆さんは、災害情報を非常に注意して見ていただいて、そしてわれわれもプッシュ配信でパーソナルサポートをやっておりますので、そういった情報をしっかり見ながら、避難指示が出た場合には、できるかぎり早く動いていただく、まずはこれだと思います。中長期的にそのあたりどうしていくか。先ほど申し上げたように、今は規制があって、崖地のすぐ側には家が建てられないですが、規制ができる前に建ったものをどうするかということは、今後の大きな課題として、われわれはしっかりと市町村と連携しながら対応していきたいと思っています。

記者: 台風25号のことについて教えてください。国に対する予算の要望ということですけども、これは先ほどの説明だとレッドゾーン、崖地の改修がいつできるか分からない危険な箇所が県内に8,000か所ぐらいでしたか。そこで今、地元市との連携で、数が多いので少しずつできるところから、危険度の高いところから改修するというのをお聞きしているんですけども、そのペースを早めるためにお金を増やす取組みをするのか、それとも何か新しいことをするのか、どちらの方のイメージでしょうか。

知事: 基本的にはペースを早めたいということです。新しいやり方を開発してなんとかするというよりも、非常に数が多いので、できることをしっかりやっていきたい。まずそれが優先です。

記者: 先日、知事が現地を視察した後のぶら下がりだったでしょうか。そこで必要であれば予算措置、ちょうど今予算編成の時期ですけど、必要であれば予算措置で何ができるか、県の方の取組みとして検討することができればとおっしゃっていました。今の話だと国からの補助の対応だと思うんですけど、今、県の予算編成の中で何かまた新しいことができるのではないかということが現段階であれば教えていただけないでしょうか。

知事: まだ災害が起きて間がないので、被害の全体像が把握しきれていないところなので、このあたりを整理した上で、どういったことが喫緊に必要なのか、直ちに予算措置ができるものについてはしていきたいというプロセスの中にいます。

記者: もう一点、先日、黒岩知事が、災害が起きてしまった時に、巻き込まれて亡くなった方の氏名等の個人情報の公表のあり方について、今まで明確におっしゃっていた氏名に加えて、年齢についても情報を把握次第、速やかに公表することにするとご決断されたことをお知らせいただきました。今回、この決断に至った、年齢についても原則公表することにするというふうにお考えになった経緯についてお聞かせいただけないでしょうか。

知事: 年齢について急に公表するようにしたというつもりは全くなく、私は災害の被害者、死亡者、行方不明者、この方々の名前は県として個人情報を出す、その中には名前も年齢も入っているものだと思っていました。ただ、今回の事例を見たときに、年齢が把握できなくて、当面のこととして年代だけは分かったので、年代だけを発表したということです。それはその対応でやむを得なかったと思います。年齢がしっかり分からないと発表してはいけないとなったら時間がかかってしまいますから、私はできる範囲の分かった情報をとにかく出すということが基本だということで、それが年齢なのか年代なのかと聞かれたら、私は考えるのは年齢です。ただ、必ずしも一人ひとりの年齢がその瞬間に皆分かるものでもないです。その場合には年代ということです。できる限りわれわれが分かった情報をお出しするということが基本だということを申し上げています。

記者: 黒岩知事そうおっしゃいますけれども、今まで現場の運用としては、確かに年代が分かったところで速やかに公表するということだったんでしょうけれども、地域防災計画は「年齢など」という書き方、「など」の解釈について、知事と現場の方でお諮りをしてこなかったところが原因だと現場の方からお聞きしています。分かったところで、まず年代から公表するのではなく、年齢は公表しないということがずっといわゆる指針として、現場の判断として続いてきていて、その結果、70代なのか、10代であればそれは子どもなのか成人なのか。10歳未満であれば赤ちゃんなのか小学生なのかがわからない情報発信がずっと続いてきた実情があると思うんです。今回これが見直されたということは、明らかに、今までの県の発表の取組みが、県の発表のあり方が、知事の思いとは少し乖離していたのかもしれませんけども、変わってくることになるのではないかと思いますけど、そこについてはいかがですか。

知事: さっき申し上げたように、私は方針を変えたとか、新たな方針を取ったという気持ちは全くないです。年齢が分かる時には年齢を出す、分からない時には年代でしょうがないとなったら年代を出すということが基本です。ですから、何か情報があるものを隠して出そうなんて話は元々どこにもないわけだし、そもそも年齢とか、氏名公表でこれだけ積極的にやっているのは神奈川県だけですから、最先端のところを行っていると私は思っています。その中で、年齢か年代かをわれわれが隠そうするわけないじゃないですか。分かったことは出す。それだけです。分からないことは分かる範囲のものを出す。その方針は何も変わっていません。

記者: いずれにしても、これからはしっかり分かったところで、今までは出てこなかったのは現実だと思うんです。これからはしっかり年齢について、出していただけるということで、知事の気持ちは分かりますけども、現実の現場の運用としては出てこなかったのも現実なので。これからしっかり年齢について出していただけるということでよろしいですか。

知事: そういうことです。私自身、その年齢か年代かで考えたこともなく、当然、年齢が出るものだと思っていましたし、今回は聞いたら、年齢がすぐに分からなかったので年代を出しましたと言うことで、それはそれでいいのではないのかと言った中で、そこまで年齢か年代かにこだわられているのであれば、年齢を出すことはあらためて原則ですということは、今後は徹底していきたいと思います。

DV被害者、ストーカー被害者及び困難女性支援条例について

記者: 川崎市のストーカー事件を受けて、今、条例の制定を検討されていると思うんですけれども、今月初めに県議会の方に条例の骨子案というのが示されて、昨日の常任委員会では、その内容を見直した修正案というのがまた報告されたと思います。それに対して、議員サイドの方から、実効性への懸念だとか、少し拙速ではないかといった意見が相次いでおりました。パブコメについても、県の場合、実施する方向ということで、報告されていたと思うんですけれども、それについても少し時期尚早ではないかという話もありました。この一連の経過を踏まえて、今後の条例制定に向けた進め方について変更点があるのかどうか含めて今のお考えをお聞かせください。

知事: 条例については議会とも調整しながら検討していきたいと考えています。私は川崎市での事件が明らかになった1か月後、昨年6月に緊急シンポジウムを開催して、その後、警察の検証結果が出たことを受けて、11月に2回目のシンポジウムを開催いたしました。私自身が司会進行をしながら進めたわけですけれど、まず感じたことは、最大の問題点は、要するに被害者やご家族の目線に立った、当事者目線に立った支援の仕組みが十分でないということだったわけです。その中で、被害者側ではなくて、支援する側が積極的に動くべき、そのためには条例などの普遍的な仕組みが必要だというご意見がありまして、それが私には非常に心に響きました。そして、被害者やご家族のご意向に寄り添うためには、そういった条例の制定を求められているのだと、私がその時痛感した次第です。そして、被害者やご家族の目線に立てば、女性支援法、DV防止法、ストーカー規制法、この3つの法律が別々にあるだけでは十分ではなく、それらを横串に刺すような条例が必要と思った次第です。この3つの法律を横串に刺す条例という言い方は、議会の当初からずっと申し上げていたつもりでありまして、それが今この大詰めに来ているという状況の中で、なぜ拙速と言われるのかということは、私は理解できないです。そういう流れの中でずっと議論を重ねてきた。しかも、川崎市のストーカー事件からスタートしたことを踏まえると、やはりスピード感を持ってやった方がいいという思いはありました。しかし、やるべきことはしっかりやってきて、説明することはしっかり説明してきて、横串に刺すという表現は何回使ったか分からない。最初からずっと言い続けていることでありまして、それがまだ浸透していないということは、私にとっては少し残念でならないです。しかし、このような痛ましい事件を二度と繰り返さない、そのためのわれわれの強い意志を表明するためにも、しかも、当事者目線に立った法令の仕組みをつくるためにも、こういった条例を制定するために、ぜひ議会の方でも検討をお願いしたいと思います。

横浜市長選挙について

記者: 4日に横浜市長選挙が告示されまして、7人の候補者が立候補していますけれども、お顔ぶれについて知事はどのように見ていらっしゃるのかというのが1点目と、2点目は、県庁所在地であり、神奈川県の人口の多くを占める横浜市のリーダー、市長になる人たちに対して、選挙戦で期待すること、どんな論戦を交わしてほしいかなど、期待されている部分があればお聞かせください。

知事: 7名ですか、今回出馬されたのは。私はネットでの討論会を見ておりましたけれど、さまざまにそれぞれのご主張をされていることに対して、このことによって横浜市政が前向きに進んでいくということを期待したいという思いで見ていました。しかし、どのような結果が出るかということは、今はなかなか予測しづらいと思ったのが正直なところです。短い選挙戦の中で、横浜市民の皆さんがどのような決断をされるかということは、しっかりと見守っていきたいと思っています。新しい市長に対して期待することは、GREEN×EXPOが目の前に迫っていますから、県と横浜市で連携・協調しながら、しっかりやっていただける市長が誕生することを心から願っています。

記者: 市と県ですと、特別市の関係もあって、いろいろ意見の食い違いというのもありますけれども、このあたりはいかがでしょうか。

知事: 今回の選挙戦で、少なくとも私が見る限り、特別市というのは話題にもなっていないです。その程度の問題だと私は思います。ですから、連携・協調、これがしっかりできる市長を、ぜひ横浜市の皆さんの英断で選んでいただきたいと思います。

記者: 関連ですけども、今回、前市長の山中さんが出馬されていますけども、園芸博に向けた機運醸成ですとか、さまざまこれまで一緒に取り組んで連携してきた仲だと思うんですけれども、山中さんに対する支援の考えなどありますでしょうか。

知事: 山中市長とは非常にいい関係をつくって、連携・協調しながらやってきたと思っています。その山中市長が、辞任せざるを得なくなったということに対しては、本当に残念なことだと思ったのが正直なところです。ただ、これから先、どういう選挙戦が行われて、横浜市民の皆さんがどう判断されるのかという中では、今、私自身がコメントすることは控えておきたいと思います。

記者: 特に選挙中に支援するっていうお考えはないっていうことでしょうか。

知事: 今回、私が応援に行くということはないです。

(以上)

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