県のたより3月号
県立金沢文庫・県立歴史博物館・県立生命の星・地球博物館・県生涯学習課より
平成最後の春をミュージアムで
県立金沢文庫

不動明王二童子像(部分)
称名寺所蔵

国宝『四種法習<私>』(部分)
称名寺所蔵

向坂卓也
学芸課長
▶会期:3月15日(金曜)から5月12日(日曜)
▶開館時間:9時から16時30分(入館は16時まで)
国宝「称名寺聖教・金沢文庫文書」の中には、青や赤、黄などの色の名前の他、絵画に着色する際の色の指定、色にたとえた文学的表現まで、「色」に関わる記述が数多く認められます。本展覧会では、こうした「色」にまつわる資料を集め、中世の称名寺とその周辺で語られた「色」について考えます。また「色」に関する記述とあわせて、絵の具や絵画の表現、模写などに関わる美術作品も展示し、紹介します。

国宝『覚禅抄』造塔法(部分)称名寺所蔵
『覚禅抄』は、真言宗の僧侶である覚禅(1143から1213年頃)が編集した、総数120巻以上にのぼる「ほとけの図鑑」。本書には、完成画に近いほどの彩色がなされた図像が描かれている他、色の注記も多く見られます。
●会期中の休館日:月曜日(4月29日、5月6日は開館)、3月22日、5月7日●観覧料:20歳以上400円、20歳未満・学生250円、65歳以上200円、高校生100円、中学生以下・障害者手帳をお持ちの方は無料●交通:京急・金沢文庫駅から徒歩12分●所在地:横浜市金沢区金沢町142
歴史博物館
特別陳列
「屏風(びょうぶ)をひらけば〜神奈川県立歴史博物館所蔵の屏風絵」
▶会期:3月2日(土曜)から31日(日曜)
3月21日(木曜・祝日)は観覧無料
▶開館時間:9時30分から17時(入館は16時30分まで)
当館開館以来初めての屏風尽くしの展覧会です。目玉の作品は、元信印《四季花鳥図》。狩野派の基礎を築いた狩野派二代元信の印が押された作品で、秋冬の景色の中、鳥たちが鳴き交わし、滝が流れ落ちる、そんな音が聞こえてきそうな作品です。
●会期中の休館日:月曜日、3月19日●観覧料:20歳以上300円、20歳未満・学生200円、高校生・65歳以上100円、中学生以下・障害者手帳をお持ちの方は無料●交通:みなとみらい線・馬車道駅から徒歩1分●所在地:横浜市中区南仲通5-60
※情報館5面の「施設情報・文化」でも同館の情報を掲載しています

元信印
《四季花鳥図》
六曲一隻
生命の星・地球博物館

3月16日(土曜)
17日(日曜)は
料金無料
9時から16時30分(入館は16時まで)
楽しく自然科学を学べるワークショップや地域の皆さんによるミニコンサート等を開催します。
ミューズ・フェスタ開催期間中は常設展も無料
※イベント内容・開催時間等詳しくはこちらをご覧ください
主催:ミューズ・フェスタ2019実行委員会[小田原市入生田自治会、生命の星・地球博物館友の会、小田原市(小田原市郷土文化館)、県立生命の星・地球博物館]
観覧無料
企画展「箱根ジオパーク展~
身近な火山と友だちになる」
▶会期:3月2日(土曜)から5月12日(日曜)
▶開館時間:9時から16時30分(入館は16時まで)
火山灰や溶岩の動きを体験できる子ども向けの体験展示もあります。

●会期中の休館日:月曜日(4月29日、5月6日は開館)、3月12日、4月9日、5月7日●交通:箱根登山鉄道・入生田(いりうだ)駅から徒歩3分●所在地:小田原市入生田499
※情報館5面の「施設情報・文化」でも同館の情報を掲載しています

3月21日(木・祝)春分の日は、
「お静かに」なんて、言われません!
オープン・コミュニケーション・デー
わいわいオシャベリしながら作品鑑賞できる特別な1日。県立の下記5館で実施します。
▶金沢文庫 ▶近代美術館 ▶歴史博物館 ▶生命の星・地球博物館 ▶神奈川近代文学館
※近代美術館、生命の星・地球博物館では、毎月第1日曜日に実施しています
【問合せ】
県立金沢文庫 [電話] 045(701)9069 [ファックス] 045(788)1060
県立歴史博物館 [電話] 045(201)0926 [ファックス] 045(201)7364
県立生命の星・地球博物館 [電話] 0465(21)1515 [ファックス] 0465(23)8846
オープン・コミュニケーション・デーについては
県生涯学習課 [電話] 045(210)8337 [ファックス] 045(210)8939