第19号(平成29年3月30日発行)

神奈川県衛生研究所

神奈川県 インフルエンザ情報(19)

インフルエンザ警報は解除になりました。

平成29年第12週(3月20日~3月26日)のインフルエンザの定点当たりの患者報告数は「6.82」で、先週「10.48」より減少し、県内すべての地域で警報終息基準値を下回りました。ただし、まだ報告はみられますので、もうしばらく感染予防に努めましょう。

インフルエンザは、感染している人の咳やくしゃみに含まれるウイルスを直接吸い込んだり、ウイルスが付着した手で目、鼻、口を触れたりすることによって感染し、一般的な風邪より症状が重くなります。感染予防には、咳エチケット(咳やくしゃみの症状がある人はマスクを着用)や十分な手洗いが有効です。小児や高齢者では重症化することがありますので、インフルエンザを疑う症状がみられたら、早めに受診しましょう。インフルエンザにはいくつかの型があり、一度かかっても違う型のインフルエンザにかかることがありますので、注意しましょう。


インフルエンザは、県内346ヶ所のインフルエンザ定点の医療機関から毎週報告されています。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりのインフルエンザの報告数をあらわしています。

【神奈川県のインフルエンザ報告数】

【保健所別報告数】

第11週(3/13~3/19)
第12週(3/20~3/26)

警報・注意報について インフルエンザの注意報レベルは当該保健所における定点当たり報告数が10以上の場合です。警報レベルは当該保健所における定点当たり報告数が30以上で始まり、10未満で終息します。

参考ページ

<全国のインフルエンザ情報> <その他のインフルエンザ関連情報>