第2号(平成29年12月28日発行) |
神奈川県衛生研究所 |
神奈川県 感染性胃腸炎情報(2)
さまざまなウイルスや細菌などによって嘔吐や下痢等をおこす感染症です。ノロウイルスによる胃腸炎が代表的で、例年、冬に流行がみられるため、発生動向に注意が必要です。外出からの帰宅後・トイレ後・調理前・食事前には、よく手洗いをしましょう。
感染性胃腸炎の報告数は、小児科定点として定められた医療機関からの報告をもとに毎週集計しています。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりの感染性胃腸炎の報告数をあらわしています。
2017年第51週(12月18日~24日)の神奈川県の定点当たり報告数は10.82で、先週(12.04)より減少しています。
厚木保健福祉事務所管内(17.91)、小田原保健福祉事務所管内(15.17)、相模原市(13.53)では高めです。
*警報レベルは当該保健所における定点当たり報告数が20以上で始まり、12未満で終息します。
【シーズン別報告状況】

【保健所別報告状況】
第50週(12/11~12/17) |
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第51週(12/18~12/24) |
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保健福祉事務所 所管市町村一覧
機関名 |
所管市町村一覧 |
平塚保健福祉事務所 |
平塚市・大磯町・二宮町 |
秦野センター |
秦野市・伊勢原市 |
鎌倉保健福祉事務所 |
鎌倉市・逗子市・葉山町 |
三崎センター |
三浦市 |
小田原保健福祉事務所 |
小田原市・箱根町・真鶴町・湯河原町 |
足柄上センター |
南足柄市・中井町・大井町・松田町・山北町・開成町 |
厚木保健福祉事務所 |
厚木市・海老名市・座間市・愛川町・清川村 |
大和センター |
大和市・綾瀬市 |
ノロウイルスを予防しよう 
感染性胃腸炎の原因はいろいろありますが、冬期はノロウイルスなどのウイルス感染が多くなっています。
予防のために、
① |
外出先から帰宅後・トイレ後・調理前・食事前にはよく手を洗いましょう。 |
② |
調理器具は十分に洗浄・消毒をしましょう。 |
③ |
吐物・排泄物などの処理は直接触れないようにし、石けんを使ってよく手を洗いましょう。 |
④ |
カキなどの二枚貝が感染源になることがあるので、二枚貝の取扱いには十分注意し、中心部まで加熱調理(85℃~90℃で90秒以上)して食べましょう。 |
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<参考ホームページ>