第3号(平成28年12月15日発行)

神奈川県衛生研究所

神奈川県 感染性胃腸炎情報(3)

感染性胃腸炎の流行警報、発令中です!

2016年第49週(12月5日~12月11日)の神奈川県の定点当たり報告数は24.75で、感染症発生動向調査における警報レベル(定点あたり20)を超えています。
*感染性胃腸炎の報告数は、小児科定点として定められた医療機関からの報告をもとに毎週集計しています。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりの感染性胃腸炎の報告数をあらわしています。

さまざまなウイルスや細菌などによって嘔吐や下痢をおこす感染症です。ノロウイルスによる胃腸炎が代表的で、例年、初冬から増加し12月頃にピークを迎えます。引き続き発生動向に注意しましょう。外出からの帰宅後・トイレ後・調理前・食事前には、よく手洗いをしましょう。



【シーズン別報告状況】

【保健所別報告状況】

第48週(11/28~12/4)
第49週(12/5~12/11)

  ノロウイルスを予防しよう

感染性胃腸炎の原因はいろいろありますが、冬期はノロウイルスなどのウイルス感染が多くなっています。
予防のために、
外出先から帰宅後・トイレ後・調理前・食事前にはよく手を洗いましょう。
調理器具は十分に洗浄・消毒をしましょう。
吐物・排泄物などの処理は直接触れないようにし、石けんを使ってよく手を洗いましょう。
カキなどの二枚貝が感染源になることがあるので、二枚貝の取扱いには十分注意し、中心部まで加熱調理(85℃~90℃で90秒以上)して食べましょう。

<参考ホームページ>