平成30年10月4日発行

神奈川県衛生研究所

神奈川県 風しん情報(6)

今年の7月下旬より、関東地方を中心に風しんの患者数が大幅に増えています。神奈川県では、先週、第38週(9月17日~9月23日)は19件、今週第39週(9月24日~9月30日)は24件の報告がありました。(当該週の各保健福祉事務所等からの報告をもとに期日を決めて集計しているため、集計数が変動することがあります。)

【神奈川県の風しん】



【国内の風しん】

国立感染症研究所の感染症発生動向調査(IDWR)を参照してください。

☆風しんとは
風しんウイルスの感染により、発熱、発疹、リンパ節腫脹などが現れる病気です。妊娠初期の妊婦が感染すると、先天性風しん症候群が起こる恐れがあります。風しんは手洗い、マスクのみでは予防できず、風しんワクチン(MRワクチンを含む)の接種が最も有効な予防法です。

風しんを疑う症状があったら
もよりの医療機関にあらかじめ電話連絡された上で、速やかに受診しましょう。

予防接種について
定期接種対象の方はMRワクチンの接種を勧めます。また、風しんにかかったことがなく、ワクチン接種歴がない方も、風しんワクチン(MRワクチンを含む)の接種をご検討ください。妊娠希望の女性やパートナーの抗体検査やワクチン接種の助成制度があります。ただし、生ワクチンのため妊娠中は接種ができません。詳しくは、下記の「神奈川県風しん撲滅作戦 特設ページ」をご覧ください。なお、ワクチンを接種後、およそ4週間で免疫ができるとされています。

妊娠中の方は特に注意を
妊娠初期の妊婦が感染すると、出生児に心疾患、難聴、白内障などが現れる先天性風しん症候群が起こる恐れがあります。妊娠中の方やその家族の方は、感染者の多い地域への外出は控えるなどして、感染を避けるようにしましょう。

【風しん関連情報】

注:リンクは掲載当時のものです。リンクが切れた場合はリンク名のみ記載しています。

神奈川県健康危機管理課

厚生労働省

国立感染症研究所