平成30年8月30日発行

神奈川県衛生研究所

神奈川県 風しん情報

今年の7月下旬より、関東地方を中心に風しんの患者数が大幅に増えています。神奈川県では、先週、第33週(8月13日~8月19日)は4件、今週(8月20日~8月26日)は15件の報告があり、増加傾向がみられます。

【神奈川県の風しん】



【国内の風しん】

国立感染症研究所の感染症発生動向調査(IDWR)を参照してください。

☆風しんとは
風しんウイルスの感染により、発熱、発疹、リンパ節腫脹などが現れる病気です。妊娠初期の妊婦が感染すると、先天性風しん症候群が起こる恐れがあります。風しんは手洗い、マスクのみでは予防できず、風しんワクチン(MRワクチンを含む)の接種が最も有効な予防法です。

風しんを疑う症状があったら
もよりの医療機関にあらかじめ電話連絡された上で、速やかに受診しましょう。

予防接種について
定期接種対象の方はMRワクチンの接種を勧めます。また、風しんにかかったことがなく、ワクチン接種歴がない方も、風しんワクチン(MRワクチンを含む)の接種をご検討ください。妊娠希望の女性やパートナーの抗体検査やワクチン接種の助成制度があります。ただし、生ワクチンのため妊娠中は接種ができません。詳しくは、下記の「神奈川県風しん撲滅作戦 特設ページ」をご覧ください。なお、ワクチンを接種後、およそ4週間で免疫ができるとされています。

妊娠中の方は特に注意を
妊娠初期の妊婦が感染すると、出生児に心疾患、難聴、白内障などが現れる先天性風しん症候群が起こる恐れがあります。妊娠中の方やその家族の方は、感染者の多い地域への外出は控えるなどして、感染を避けるようにしましょう。

【風しん関連情報】

注:リンクは掲載当時のものです。リンクが切れた場合はリンク名のみ記載しています。

神奈川県健康危機管理課

厚生労働省

国立感染症研究所