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令和7年9月16日発行

前号

神奈川県 ARI情報 2025年36週

急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection: ARI)は、急性の上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎)又は下気道炎(気管支炎、細気管支炎、肺炎)を呈する病原体による症候群の総称です。インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナなどが含まれ、飛沫感染等により周囲の方にうつしやすいことが特徴です。

詳しくはARIサーベイランスが始まりました!をご覧ください。

*15週時点の情報から掲載を開始しました。
*集計時点が異なるため、各保健福祉事務所からの報告と一致しないことがあります。

[1] 週別・定点当たり報告数の状況(神奈川県、2025年15週~36週)

36週(9月1日~9月7日)は、全国53.92、全県59.62、県域51.99でした。

5週前 4週前 3週前 2週前 1週前 今週
31週 32週 33週 34週 35週 36週
7月28日
~8月3日
8月4日
~8月10日
8月11日
~8月17日
8月18日
~8月24日
8月25日
~8月31日
9月1日
~9月7日
全国 52.82 52.49 34.14 47.57 49.75 53.92
全県 65.39 66.11 44.95 55.27 55.92 59.62
県域 59.62 59.42 41.91 49.90 49.71 51.99

*県域とは、神奈川県内の市町村のうち横浜市、川崎市、相模原市を除いた地域です

また、県内のCOVID-19、インフルエンザ及びARIの動向は以下のとおりです。

[2] 年齢階級別・定点当たり報告数(神奈川県、2025年34週~36週)

36週(9月1日~9月7日)は、前週と同様、1-4歳が最も多く、次いで5-9歳、10-14歳の順でした。0歳、1-4歳、5-9歳、10-14歳、15-19歳および80歳以上で前週に比べて定点当たり報告数が増加しました。

[3] 保健所別・定点当たり報告数(神奈川県、2025年34週~36週)

36週(9月1日~9月7日)は、横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市、平塚保健福祉事務所、小田原保健福祉事務所、小田原保健福祉事務所足柄上センター、厚木保健福祉事務所、厚木保健福祉事務所大和センターで前週に比べて定点当たり報告数が増加しました。

[参考リンク]

厚生労働省

国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト