平成28年8月25日発行
神奈川県衛生研究

神奈川県内で「麻しん」が発生しました!

今週の注目感染症
  • 第33週(08月15日~08月21日)、神奈川県内で麻しん(検査診断例)の患者が発生しました。
    神奈川県のほか、千葉県等でも患者が発生しており、全国的な感染拡大が懸念されています。発熱や発疹の症状があった場合は、麻しんも疑って受診しましょう。
☆麻しんとは
  • 麻しんウイルスにより起こる急性の全身感染症です。感染後7~14日で発熱、咳、鼻水などの症状が現れ、2~3日熱が続いた後、39℃台の高熱と発疹が現れます。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。麻しんウイルスの感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染で、感染力が非常に強く、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症します。麻しんは手洗い、マスクのみでは予防できず、麻しんワクチンの接種が有効な予防法です。定期接種対象の方や麻しんの既往・ワクチン接種歴がない方には接種をお勧めします。また、麻しんの患者さんに接触後72時間以内に麻しんワクチンを接種すると発症予防に効果的であると考えられています。

<参考リンク>

【麻しん関連情報】

国立感染症研究所 厚生労働省

トップページへ戻るこのページのトップへ

お問い合せはトップページ:お問い合わせまたは下記までご連絡ください。

神奈川県衛生研究所 神奈川県ホームページ
〒 253-0087 神奈川県茅ヶ崎市下町屋1丁目3番1号
電話:0467-83-4400
ファックス:0467-83-4457

本ホームページの著作権は神奈川県衛生研究所に帰属します。
Copyrightc 2004 Kanagawa Prefectural Institute of Public Health. All rights reserved.