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女性農業従事者の理想形を目指し、地域とともに20余年 川崎市女性農業担い手の会「あかね会」の活動レポート

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これから就農を志す県内の女性にとって「将来はこんな風に農業に携わりたい」等々、夢や希望を持つことは、とても大切なことです。そこで今回は、女性農業従事者の一つ理想形ともいえる、様々な活動を展開している川崎市女性農業担い手の会「あかね会」を紹介します。

得意とする「料理」で市民交流

あかね会は、川崎市内の女性農業担い手グループとして平成9年5月に結成。行政の支援のもと、市民や女性農業者同士のネットワークづくりや、様々な活動の基礎となる組織形成など精力的な活動を展開してきました。現在は野菜や花き、採卵鶏、酪農など幅広い分野で生産に携わる25人の会員が活動をしています。また、農家の良さを活かした豊かな暮らし方やアイデアをPRし、消費者に最も近い生産者として地域の人たちと積極的に交流しているのも特徴の一つです。その最たる取組みが「料理」を通した市民交流イベントです。

得意とする「料理」で市民交流 得意とする「料理」で市民交流

「かわさきそだち」PRにも一役

平成30年12月6日「セレサモス宮前店」で行われた料理教室は、川崎市内で作られる農産物ブランド「かわさきそだち」をメインの素材として、そのおいしさを多くの人に知ってもらおうという人気企画。この日のメニューは、「ねぎ入りおやき」「大根サラダ(柚子味噌ドレッシング)」「さといも、ごぼうの唐揚げ」「ホタテと白菜のクリーム煮」、そしてデザートの「さつまいものモンブラン」と計6品。材料に川崎市産の農産物が10種類以上も使われていました。このメニューを決定するまでに、事前にメンバー同士が勉強会を実施し、地元の大学生などからも意見を聞きながら、検討・改良を重ねており、どの料理も素材の良さを存分に引き出したものになっていました。メンバーの一人は「今日は旬の野菜をたっぷり使ったメニューを紹介するので、ぜひ各家庭でも試してもらえれば嬉しいですね」と話していました。

「かわさきそだち」PRにも一役の写真 「かわさきそだち」PRにも一役の写真 「かわさきそだち」PRにも一役の写真 「かわさきそだち」PRにも一役の写真

今後も地域とともに、さらなる飛躍を

この日行われた料理教室ではまず、開催主旨などの説明があり、川崎市やJA川崎の担当者なども挨拶。その後、4から5名ずつのグループに分かれ実習形式で調理が始まりました。また、各グループにはあかね会のメンバーがサポートとして入り、参加者は役割を分担しながら調理は進んでいきました。皆さんがそれぞれの意見を出したり、慣れていない方をフォローしながらと、参加者同士が協力している様子が印象に残りました。そして最後は、完成した料理を全員でおいしくいただきました。また、あかね会のメンバーの自己紹介の中では、自分たちがどんな農作物をつくっているのかを参加者に紹介する場面もありました。

今後も地域とともに、さらなる飛躍をの写真 今後も地域とともに、さらなる飛躍をの写真 今後も地域とともに、さらなる飛躍をの写真 今後も地域とともに、さらなる飛躍をの写真

こうした料理教室などを通し「農業」という切り口から地域と共に20年以上歩んでいるあかね会。メンバー同士が自分の経験をもとに意見を出し合うことが、活動の原動力になっていると感じました。今回の料理教室の参加者からも「さすが野菜のプロの方々が考案されたメニューだけあり、どれも素材の味をうまく引き出してあって、本当においしかった」「生産者としての苦労話なども聞けたのでとても為になった」といった声が聞かれ、料理だけではなく、様々な為になる話が聞けたようでした。会長の新堀智恵子さんは「今後も地元農業のPRのためにメンバー一丸となって様々なことに取り組んでいければ」と抱負を語ってくれました。

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