ホーム > くらし・安全・環境 > 人権と協働 > 人権・男女平等 > かながわ男女共同参画センター > 講座・イベント > 【報告】令和7年度第2回DV防止啓発講座(男性被害者向け)男性DV被害の実態 ~男性だからといって我慢していませんか~

更新日:2025年10月30日

ここから本文です。

【報告】令和7年度第2回DV防止啓発講座(男性被害者向け)男性DV被害の実態 ~男性だからといって我慢していませんか~

 かながわ男女共同参画センター(かなテラス)では、配偶者等からの暴力(DV)防止について普及・啓発する講座を実施しています。

令和7年度第2回DV防止啓発講座(男性被害者向け)

男性DV被害の実態 ~男性だからといって我慢していませんか~

日程

令和7年10月21日(火曜日)18時30分から20時30分まで

開催方法

オンライン(Zoom)開催

講師

濱田 智崇氏
京都橘大学 総合心理学部准教授
公認心理師・臨床心理士
カウンセリングオフィス天満橋代表
(一社)日本男性相談フォーラム理事

対象

1.県内に在住又は在勤・在学の男性
2.男性DV被害者の支援に携わる方(県外可、性別不問)

定員

50名
参加費

無料

参加者数

37名

講座概要

 1.『男』悩みのホットラインの活動

 2.DVに関する基本情報

 3.男性相談とDV加害者対応

 4.男性のDV被害者と社会

 5.男性のDV被害の実態

 6.男性はどのように支配されるのか

 7.支配と被支配の背景

 8.DV加害を知る

 9.男性被害者への対応

 10.男性からの相談を受ける際のヒント

参加者の声

  • 相手を変えることができないことや、今後も変わることがないことを知り、今後自分がどのようにしていくかを考える機会となりました。
  • 男女間における暴力に関する調査にもある通り、男性と女性のDV率の差というのは年々少なくなってきており、男性が声を上げやすくなったことが要因ではないかと感じました。男性が気軽に相談できる環境を整えること、困っていることを言いやすい雰囲気を作ることが大切なのだなと、改めて思いました。
  • 被害者の意識の中にも「らしさ」や「かくあるべき」というアンコンシャス・バイアスによって被害が顕在化しにくい現状があることが分かった。DVというと多くの人が「被害者=女性」と思いがちだが、実際には男性被害者の方が解決が難しいと感じた。
  • これから男性相談を開始するにあたって、改めて現状や相談時の対応で心掛けることなど理解することができました。
  • 男らしさの呪縛によって男性がDV被害者になる構造を明確に御教示いただき、かつ相談を受ける際のポイントをわかりやすく解説していただき、大いに参考になりました。「本物の傾聴」ができるよう研さんに努めます。
  • 同居義務のある婚姻制度に原因もあると思いますが、相手を選択したお互いにも原因があると考えています。思いやりによる一時的な解決策もありますが、一軒家やマンションなどの閉鎖的な空間で同居生活する環境にも原因があると思います。婚姻するのが当たり前だった時代もあると思いますが、婚姻制度、住まいの環境など常識にとらわれずに適度な距離感で共に子育てしながらこれでいいと思える過ごし方を考えることができたら解決するかもしれないと考えています。                                                                                                                                                                         

主 催

かなテラス(神奈川県立かながわ男女共同参画センター)
 
 

このページに関するお問い合わせ先

かながわ男女共同参画センター

かながわ男女共同参画センターへのお問い合わせフォーム

相談課

電話:0466-27-2111

内線:330

ファクシミリ:0466-25-6499

このページの所管所属は かながわ男女共同参画センターです。