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更新日:2023年9月19日
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認知症の方ご本人が思いを直接伝え、その人らしい活動を発信する「かながわオレンジ大使」(認知症本人大使)の活動を、メッセージ動画などでご紹介します。
令和3年4月、県では、多くの県民の皆様に、当事者目線で認知症について理解していただくため、「かながわオレンジ大使」を創設しました。認知症の当事者が、様々な場、様々な方法で活動しています。
(1)概要
公募により決定した12名の方にかながわオレンジ大使を委嘱します。今後、ご本人の希望や体調に合わせ、活動します。
(2)委嘱者
資料「かながわオレンジ大使一覧(PDF:180KB)」のとおり
(3)委嘱期間
令和5年5月9日から令和7年3月31日まで
(4)かながわオレンジ(認知症本人大使)設置要領
かながわオレンジ大使(認知症本人大使)設置要領(PDF:153KB)
(別紙1)かながわオレンジ大使活動連絡票(ワード:16KB)
(別紙2)かながわオレンジ大使活動報告書(ワード:18KB)
(1)概要
・次期大使に、委嘱状を手交する「委嘱式」を開催します。
・来庁して委嘱式に参加される次期大使には、知事から直接委嘱状をお渡しします。
・オンライン併用のハイブリット方式で開催するので、当日来庁が難しい方はオンラインで
ご参いただきます。
(2)日時
令和5年5月9日(火曜日) 13時30分から13時45分まで
(3)開催方法
神奈川県本庁舎4階正庁(神奈川県横浜市中区日本大通1)
(Web会議システム「Zoom」利用によるオンライン併用開催)
(4)取材
13時30分から14時00分までの間、取材可能です。委嘱式後、かながわオレンジ大使への
個別取材は、13時45分から14時00分までの間、可能です。個別取材をご希望の場合は、
5月9日(火曜日)10時までに問合せ先までご連絡ください。
(5)企画運営会議
委嘱式の後、かながわオレンジ大使の皆さんが、この事業の企画・運営について話し合う企画運営
会議を開催予定です(会議は非公開です)が、冒頭部分の写真撮影は可能です。
〇 認知症をにんちしよう会「思い出をつくろう!認知症はこわくない~認知症の方と家族がホテルに宿泊編~」(松浦さん)(別ウィンドウで開きます)
〇 横浜市今宿地域ケアプラザ「アルツハイマー月間認知症講演会『認知症とともに生きる~当事者からの話~』(山上さん) 前編(別ウィンドウで開きます) 後編(別ウィンドウで開きます)
〇 よこすかオレンジLINE2021年7月「認知症当事者の方のお話」(松浦さん)(別ウィンドウで開きます)
〇 よこすかオレンジLINE2021年8月「認知症当事者の方のお話2」(伊藤さん)(別ウィンドウで開きます)
〇 都筑区認知症フォーラム「認知症の希望~当事者本人の語り~」(令和3年9月12日)(氏名非公表の大使)(クリックすると別ウィンドウが開きます)
〇 県英文広報カナガワ・アップデイツ「「かながわオレンジ大使」(認知症本人大使)を決定しました!」(令和3年6月)
委嘱者 | 略歴(委嘱時) | 活動・作品(例) |
望月 省吾(もちづき しょうご)さん | ・77歳・藤沢市在住 ・62歳頃アルツハイマー型認知症と診断される。 ・福祉施設等でのマンドリン演奏ボランティアや、本人ミーティングなどに参加。厚生労働省「認知症の人からのメッセージ」動画に出演している。 https://youtu.be/qh7lqfzsrZU ・「認知症なんて関係ない、とにかく前向きに生きていくことを伝えたい」 |
写真(PDF:180KB) |
村野 美津子(むらの みつこ)さん | ・77歳・藤沢市在住 ・74歳頃意味性認知症と診断される。 ・福祉施設等でのヨガ講師ボランティアや本人ミーティングなどに参加。藤沢市主催認知症啓発セミナーで登壇したり、藤沢市認知症啓発ポスターや、カラフルふじさわ(藤沢市)動画に出演している。 https://www.facebook.com/fujisawacity/videos/592073968172384/ ・「みなさんのお役に立つ活動をしたい」 |
写真(PDF:148KB) |
伊藤 敬子(いとう けいこ)さん | ・71歳・横須賀市在住 ・59歳頃アルツハイマー型認知症と診断される。 ・横須賀市サポーター養成講座、市民公開講座、久里浜医療センターもの忘れ外来家族会、反田地域ケアプラザ、栄区豊田地域ケアプラザなどで講演するほか、県の認知症施策推進協議会委員としても活動している。 ・「認知症と診断されたときから継続して工夫していることを伝えたい、作品(コラージュ)を多くの方に見ていただきたい」 |
写真(PDF:1,113KB) |
非公表 | ・71歳 ・56歳頃前頭側頭型認知症と診断される。 ・「認知症(特に若年性認知症)の理解が広がるよう活動したい、趣味の写真を通して認知症になっても楽しく生活できることなどを伝えたい」 |
写真(PDF:8,994KB) |
藤川 玲子(ふじかわ れいこ)さん | ・87歳・鎌倉市在住 ・80歳頃、アルツハイマー型認知症と診断される。 ・喫茶店を経営し、いろいろな方と交流していた。 ・「友達作りは大切なので、動けるうちは、体を動かして、いろいろな人とおしゃべりしたい」 |
写真(PDF:702KB) |
青木 克忠(あおき かつただ)さん | ・85歳・鎌倉市在住 ・アルツハイマー型認知症と診断される。 ・近所の友達と野球チームを作った。 ・「認知症があっても大丈夫と一人で頑張ってきたので、支援があれば、やっていけることを伝えたい」 |
写真(PDF:427KB) |
非公表 | ・86歳・鎌倉市在住 ・消防関係の仕事をしていたので、社会貢献に関心がある。 ・「大好きな歌を歌って、楽しく暮らせることを伝えたい」 |
写真(PDF:638KB) |
鮎沢 千代吉(あゆさわ ちよきち)さん | ・80歳・海老名市在住 ・73歳頃アルツハイマー型認知症と、前頭側頭型認知症と診断される。 ・近くの市町村の認知症の方のガイドや見守り、介助、介護などの活動をしている。 ・「大使となっても、引き続き活動していきたい」 |
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根木 正幸(ねぎ まさゆき)さん | ・54歳・横浜市青葉区在住 ・53歳頃、アルツハイマー型認知症と診断される。 ・県の自立支援ネットワーク会議や若年性認知症支援者研修の当事者代表として参加。 ・「認知症の講演会等で普及・啓発活動をしたい」 |
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山上 裕司(やまがみ ゆうじ)さん | ・59歳・横浜市緑区在住 ・57歳頃アルツハイマー型認知症と診断される。 ・本人ミーティングなどで、ピアサポートの役割を担っている。 ・「自身の体験を語り、悩みを共有、傾聴し、ピアサポート活動をしたい」 |
写真(PDF:541KB) |
松浦 謙一(まつうら けんいち)さん | ・65歳・横須賀市在住 ・61歳頃レビー小体型認知症と診断される。 ・NHKラジオ深夜便で自らの認知症体験と音楽活動などを語るほか、茅ヶ崎市や横須賀市、関東学院大学、介護専門学校で、認知症本人の気持ちを伝える講演活動をしている。また、認知症があっても楽しめる人生があるというテーマのもとオリジナル曲を中心としたライブ活動中。 ・「認知症でも楽しめる人生があるということを多くの方に知っていただきたい」 |
写真(PDF:720KB) |
柳田 誠(やなぎだ まこと)さん | ・69歳・三浦市在住 ・55歳頃血管性認知症と診断される。 ・脳卒中フェスティバル実行委員。音楽療法士。オレンジリング絆フェスの支援者向け講義等で、認知症当事者として登壇している。 ・「認知症の既成概念を壊したいという想いで認知症の可能性を様々な活動を通して発信していきたい」 |
写真(PDF:185KB) |
非公表 | ・65歳 ・62歳頃アルツハイマー型認知症と診断される。 ・本人ミーティングではミーティング中の司会を担当。就労継続支援B型の作業所に通所している。 ・「認知症だと何もできないのではなく、一人の人間として社会参加・社会貢献していることを広めたい」 |
写真(PDF:325KB) |
非公表 | ・62歳・横浜市在住 ・60歳頃アルツハイマー型認知症と診断される。 ・「本人ミーティングに参加し、皆さんと活動したい」 |
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非公表 | ・40歳・川崎市麻生区在住 ・39歳頃アルツハイマー型認知症と診断される。 ・障害者の地域定着支援の相談を担当。 ・「認知症の初期の状態で診断がおりているため、自分の現在の生活から、今後の生活を定期的にモニタリングしてもらうことで、正しい情報を世の中に発信したい」 |
写真(PDF:142KB) |
かながわオレンジ大使の皆さんが自らの活動等について検討する企画運営会議で、ふだんの生活で困っていることやその解決方法について、話し合いました。日ごろ、認知症の人が困っていることを県民の皆さんに知ってもらいたい。ほかの当事者の皆さんに参考にしていただきたい。そんな気持ちをこめて、大使から発信します。
「かながわオレンジ大使」からのメッセージを発信する動画を制作しました。
【動画概要】
(1)かながわオレンジ大使の活動の様子
いきいきと「楽しむ」「活躍する」「伝える」
(2)大使が思いを語るインタビュー
・「認知症は自分にとって特別なことではない」
・「認知症は不便だけれど、不幸ではない」
・「できないことを嘆くよりも、できること」
・「子供達と一緒にヨガをすることが面白い」
SNSやイベント、研修などで発信します。
かながわオレンジ大使の皆さんが、この事業の企画・運営について話し合う、企画運営会議を開催しています。
<令和3年度>
<令和4年度>
本県には、既に活動されている認知症の方ご本人が多くいらっしゃることから、神奈川らしい大使のあり方について、そうした認知症の方ご本人やご家族、支援者の皆様からご意見を伺ってきました。
「国の本人大使は特別な人という感じ。認知症の人はそういう人ばかりではないということを分かってほしい。」「1人で活動するのは難しい。複数ならできるかもしれない。」「失敗したときに傷つきたくない。」「これまで活動してきた人以外にもやりたい人がいるかもしれないので、公募にするのがよい。」「選考はなじまない。登録制のようにするのがよい。」といったご意見を踏まえ、本県では、「大使」の人数は定めず、なるべく応募された方全員に、ご本人の希望や体調に合わせ、参加・協力が可能な活動を行っていただくことにしました。
名称は、これまで本県が独自に取り組んできた「オレンジパートナー」等にちなみ、「かながわオレンジ大使」とします。
認知症本人大使
「認知症施策推進大綱」(令和元年6月18日認知症施策推進関係閣僚会議決定)において、認知症の人ができる限り住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる地域共生社会を実現するため、認知症の人本人からの発信の機会が増えるよう「認知症本人大使」を国が創設しました。国は令和2年1月に5人の認知症本人大使を任命しました。大綱には、都道府県ごとに設置することが目標として掲げられています。
このページに関するお問い合わせ先
高齢福祉グループ
電話 045-210-4846
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