更新日:2025年1月9日

ここから本文です。

道路施設の維持管理等

道路維持課の業務案内

 

トップ画像(新)

お知らせ

道路維持課

平塚土木事務所が所管する3市2町(平塚市、伊勢原市、秦野市、大磯町、二宮町)は、南の湘南海岸をはじめ、北西には丹沢大山国定公園の一部である表丹沢、中央部は金目川水系を中心とした相模平野を有するなど、豊かな自然環境と伝統ある文化に恵まれた地域です。
 このような環境の中で道路維持課は、国道134号や国道129号の2路線、県道31路線の計33路線、総延長約170キロメートルの道路について、安全・安心な道路環境を確保するため、道路施設の整備や補修、維持管理を行っています。

 

道路維持課の主な仕事と事務分担

主な仕事

道路維持課では、県民の皆様に安全で快適な道路をご利用いただくため、定期的にパトロールを行い、道路等の損傷箇所を発見し、速やかな補修に努めています。
 維持防災班では、道路や橋りょうの計画的な補修を行うとともに、大地震などの災害時に緊急物資の輸送路となる道路の機能を確保するため、橋りょうの耐震補強や道路に面した斜面の防災工事などにも取り組んでいます。
 安全施設班では、交通安全やバリアフリーの観点から、歩道の設置や拡幅、歩道の段差解消、交差点の改良等を行っています。また、交通安全施設(道路照明灯や道路案内標識、ガードレール等)の整備や補修を行っています。
 道路施設図についてはこちら(令和4年3月更新)(PDF:269KB)をご覧ください。

事務分担

維持防災班

道路(路面、排水施設等)の補修
橋りょうの補修
道路法面などの防災対策
電線類の地中化
街路樹の維持管理

安全施設班

歩道・歩道橋・地下道の整備管理
通学路の安全対策
道路照明灯の設置管理
区画線、防護柵等の設置管理

スマートフォンを使った道路損傷通報システム

「舗装に穴が開いている」などの道路の損傷等について、道路利用者の皆様から県に通報をいただき、道路の異常をより早く把握し、解決するためのシステムとして、スマートフォンアプリ(道路損傷通報システム)を運用をしています。

 詳細はこちら(道路管理課ページに移動します)

日常の維持管理

路面清掃、側溝清掃、除草など、日常的な道路の維持管理を定期的に行うほか、職員が行う週8回の道路パトロールでは、道路の損傷個所をスマートフォンアプリを通じて自動で判定し、速やかな補修に努めています。
 
道路パトロールカー(新) ロードマネージャー(PC画面)
道路パトロールカー 損傷個所をアプリで判定(ロードマネージャー)

異常気象時の維持管理

台風や大雨、降雪などの異常気象時には、通行止めや除雪作業等を行っています。

大雨による通行止め 除雪作業
大雨による通行止め 除雪作業

道路監視員による維持管理

小規模な補修等については、職員(道路監視員)が直接作業を行っています。

道路監視員による枝木剪定 道路監視員による小規模補修
剪定作業 補修作業

道路(路面、排水施設等)の補修

安全で快適な道路交通を確保するため、舗装の修繕や道路側溝の補修等を行っています。


[舗装修繕の実施例]

国道608号(平塚停車場袖ヶ浜) 平塚市代官町地内
舗装を切削し、景観に配慮したロールドアスファルトで舗装し直しました。(令和4年度)

国道608号平塚停車場袖ヶ浜(前) 矢印マーク 国道608号平塚停車場袖ヶ浜(後)
舗装前   舗装後

 

地下道への冠水表示

日常の注意喚起及び大雨等による冠水時におけるアンダーパス等への進入の回避を目的として、平塚土木事務所管内の排水施設のある地下道全7ヶ所すべてに水位の表示等を行っています。

神奈川県道路冠水箇所マップについてはこちら(PDF:1,211KB)をご覧ください。

[冠水表示の実施例]

県道63号(相模原大磯) 大磯町国府新宿地内(国府地下道)

国府地下道(冠水時2)
冠水時の国府地下道

 

kokuhutikadou2 kokuhutikadou
路面標示「冠水注意」 路面標示「水深20cm」

 

橋りょうの補修

橋りょうを健全に保ちつつ、長期的な補修費用の軽減等を図るため、「神奈川県道路施設長寿命化計画(別ウィンドウで開きます)」に基づき、橋りょうの点検・補修工事を計画的に行っています。また、地震が発生しても、橋脚が倒壊しないようにコンクリート等で巻き立てる橋脚補強や、橋桁が落ちないようにする落橋防止装置などの耐震補強対策(別ウィンドウで開きます)を行っています。

[長寿命化工事の実施例]

県道71号 浜端歩道橋
塗装塗替え工事を実施しました。(令和5年度)

浜端歩道橋-1 矢印マーク 浜端歩道橋-2
塗装前(外装)  

塗装後(外装)

浜端歩道橋階段(前)

矢印マーク 浜端歩道橋階段(後)
塗装前(階段)   塗装後(階段)

[耐震補強工事の実施例]

国道134号 湘南大橋
コンクリート巻き立てによる橋脚補強を実施しています。

湘南大橋1/4(最新) 矢印マーク 湘南大橋2/4
①工事用の仮桟橋を設置   ②作業空間を確保する仮締切
    矢印(下)
湘南大橋(補強後)
矢印(左2) 湘南大橋3/4
④完成   ③ポリマーセメントモルタルを吹付け

道路法面などの防災対策

道路に面した斜面が崩落しないように擁壁や落石防止網の設置などを行っています。また、トンネル本体やトンネル内にある照明などの附属物を点検し、不具合が確認された箇所の補修工事等に取り組んでいます。

[斜面崩落対策の実施例]

県道63号(平相模原大磯)伊勢原市板戸地内
道路斜面の崩落を防ぐため、斜面に法枠工事等を行いました。(令和5年度)

県道61号斜面法枠工事(前) 矢印マーク 県道61号斜面法枠工事(後)
工事前   工事後

電線の地中化

安全で快適な都市空間を形成するため、電線類の地中化工事を行っています。
電力会社やガス会社、上下水道などの占用者と調整し、歩道の下に電線共同溝を整備し、その中に電線類を収納することで、都市景観の向上を図れるとともに、台風・地震などの災害時に電柱が倒れるといった危険がなくなります。
また、歩行者や障害者の方々に歩きやすいバリアフリー歩行空間が確保されます。


[電線類の地中化工事の実施例]

県道607号(平塚港平塚停車場)
平塚市札場町・幸町地内 L=約440m(両側)
 歩道を4.0mから5.5mに拡幅し、電線類を歩道下の電線共同溝に収納する工事等を平成17年度から平成21年にかけて実施しました。

電線類の地中化(県道607号平塚港)前 矢印マーク 電線類の地中化(県道607号平塚港)後 
工事前   工事後

 

県道61号(平塚伊勢原)
平塚市 追分交差点から六本交差点まで L=約490m(両側)

[事業中の箇所]

県道61号(平塚伊勢原)第一工区
伊勢原市 武道館入口交差点から伊勢原交差点(国道246号)まで L=約500m(両側)

県道61号(平塚市伊勢原)第二工区 
伊勢原市 小田急線踏切から武道館入口交差点まで L=約460m(両側)

小田急踏切前
     
伊勢原交差点(国道246号)
小田急線踏切   伊勢原交差点(国道246号)

県道71号(秦野二宮)
二宮町二宮 元町郵便局前交差点から二宮交差点(国道1号)まで L=約830m(両側)

元町郵便局前交差点。      
二宮交差点
元町郵便局前交差点   二宮交差点付近(国道1号)

街路樹の維持管理

道路や沿道の良好な景観の形成を図るため、街路樹(高木、中低木)の剪定や除草、枯木した箇所には補植等を行っています。

 

県道62号(平塚秦野)
秦野市平沢地内他6.2kmにわたって約700本もの桜が咲き誇る、県内で1番長い桜並木

秦野桜みち2/2

 

     
秦野桜みち
はだの桜みち   満開時

歩道・交通安全施設の整備補修

通学児童や歩行者等の通行の安全を確保するため、歩道のない道路に新たに歩道を整備したり、歩行者が多い箇所では歩道の拡幅や段差のない歩道の整備等を行っています。 
 交通事故が多い箇所については、警察と連携して減速マークや追突注意等の路面表示を設置するなど、交通事故対策に取り組んでいます。
 また、通学路の安全対策として、学校関係者や警察、市町等と連携して路側のカラー化や防護柵等の設置を行っています。このほかに、省エネルギー化や環境負荷の低減に資するLED道路照明灯への転換を進めています。

[通学路の安全対策の実施例]

県道605号(下糟屋平塚) 平塚市小鍋島地内
交差点のカーブが急であり危険なため、車両防護柵等を設置しました。(令和2年度)

県道605号車両防護柵(前)

矢印マーク 県道605号車両防護柵(後)
設置前   設置後

県道611号(大山板戸) 伊勢原市大山地内
道路が狭く危険なため、路側をカラー化しました。

県道611号(大山板戸)グリーンベルト(前)  矢印マーク(右) 県道611号(大山板戸)グリーンベルト(後) 
工事前   工事後

[交通事故対策の実施例]

県道708号(秦野大井) 秦野市渋沢地内
交差点の安全対策のため、路面表示と注意喚起看板を設置しました。(令和5年度)

渋沢小学校前交差点(前) 矢印マーク 渋沢小学校前交差点(後)
工事前   工事後

県道62号(平塚秦野) 平塚市撫子原地内
中央分離帯への衝突等の事故を防ぐため、ブリンカーライトを設置しました。(令和3年度)

県道62号ブリンカーライト(前) 矢印マーク 県道62号ブリンカーライト(後)
設置前   設置後

県道22号(横浜伊勢原) 伊勢原市下落合地内
区画線を補修しました。(令和5年度)

区画線更新(補修前) 矢印マーク 区画線更新(補修後)
補修前   補修後

[歩道整備・補修の実施例]

国道129号 平塚市堤町地内
歩道のアスファルト舗装を補修しました。(令和6年度)

国道129補修前 矢印マーク 国道129補修後
補修前   補修後

県道62号(平塚秦野)秦野市下大槻地内
歩道を新たに整備しました。(令和6年度)

62号平塚秦野(歩道整備) 矢印マーク 62号平塚秦野(歩道整備)-2
工事前   工事後

[LED道路照明灯の実施例]

県が管理する全ての道路照明灯について、省エネルギー化や環境負荷の低減に資するLED道路照明灯への転換を進めています。LED道路照明灯への転換にあたっては、既設水銀灯や老朽化したナトリウム灯の更新等も行っています。

LED照明
LED道路照明灯(2)
LED道路照明灯(夜間) 拡大

 

県道708号(秦野大井)
峠隧道の照明灯をLED化しました。

秦野大井LED(着工前) 矢印マーク 秦野大井LED(工事前)
工事前   工事後

[道路啓開訓練の実施]

大規模災害発生時には、緊急車両等の通行のため、早急に最低限の瓦礫処理等を行い、救援ルートを確保する道路啓開が必要です。災害発生時に、迅速な道路啓開が可能となるよう、県と管内の協定会社が連携して、道路啓開訓練を実施しました。

 

[令和6年11月28日 道路啓開訓練の様子]

道路啓開訓練① 道路啓開訓練②
作業手順の確認 人力による乗用車の移動訓練

東日本大震災を踏まえて

大津波警報などの情報を道路利用者にいち早く伝えるため、道路情報提供装置を整備しています。
また、海抜表示シールや海抜表示板を設置しています。


[道路情報提供装置] [海抜表示]

国道129号平塚市堤町地内や海岸沿いの国道134号等の道路照明灯に
海抜表示シールを設置しました。(平成24年度実施) 

情報板 海抜シール
国道129号 平塚市堤町地内 国道134号 海岸沿い

地域との連携(ボランティア活動)

きれいな道づくり活動

毎年秋に県が行うイベントとして、土木事務所毎にコースを設定し、ボランティアの方々と一緒に道路清掃を行っています。平塚土木事務所では、平塚駅周辺及び渋沢駅周辺で活動を行っています。

[令和6年10月26日 きれいな道づくり活動の様子]

きれいな道づくり活動写真(平塚) きれいな道づくり活動写真(渋沢)
平塚コース 渋沢コース

 

ボランティア活動への支援

道路の清掃活動などのボランティア活動を行っていただいている方々を支援するため、「道守サポーターズ」という制度をご用意しています。簡単な手続きにより、活動の場所と内容を事前に登録していただくことで、各自のペースで安心して道路の清掃活動などを行います。 「道守サポーターズ」についてはこちらをご覧ください。

[令和5年6月4日 ボランティア活動の様子]

はなうえ はなうえ活動1
県道62号(平塚秦野)河原町交差点付近での活動状況

道路ふれあい月間

毎年8月1日から31日は「道路ふれあい月間」です。この月間は、道路を利用している人々に改めて道路とふれあい、道路の役割を再認識してもらい、さらには道路を常に美しく、安全に利用する機運を高めることを目的としています。

道の日

大正9年8月10日に、わが国最初の近代道路整備についての長期計画である「第一次道路改良計画」が実施されたことを記念して、昭和61年から8月10日を「道の日」に制定しています。

 

情報・資料

関連リンク

県が管理する道路で、次のようなことを発見した場合には、道路維持課までご連絡ください。
道路に段差や穴がある。
道路に土砂が流出している。
道路に水たまりができて通行に支障がある。
街路樹の枝により車や歩行者の通行に危険がある。
ガードレールなどの防護柵が壊れている。
夜間、照明灯が消えている。又は昼間、点灯している。
道路の排水溝の蓋やグレーチングががたついている。
道路の案内標識(行き先案内等)・警戒標識(落石注意等)が壊れている。
ただし、速度規制等の規制標識については管轄する警察署へご連絡ください。
その他、道路の通行上支障がある。

県が管理する道路で、次のようなことがある場合には、許認可指導課までご連絡ください
道路に放置物(自転車、バイク等)がある。
ガードレールや防護柵を壊してしまった。
道路と所有地の境界を知りたい。
自宅車庫に車両を乗り入れるため、道路を切り下げたい。

道路に動物の死骸がある場合は、所管の市役所、町役場へご連絡ください。

このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は 平塚土木事務所です。