オンラインセミナー「ネイチャーポジティブの実現に向けて」

令和８年１月28日（水曜日）にＺＯＯＭによるオンラインセミナー「ネイチャーポジティブの実現にむけて」を神奈川県及び公益財団法人地球環境戦略研究機関（ＩＧＥＳ）の共催で開催します。

本セミナーでは、ネイチャーポジティブの目標達成に向けて公益財団法人地球環境戦略研究機関（以下IGES）が実施している研究成果や実践的な経験に加え、神奈川県での取組について共有し、関係するステークホルダーとともに具体的な方策を議論します。

開催期間

2026年1月28日
18時00分から19時45分まで

内容

（1）プレゼンテーション
■　ネイチャーポジティブの実現に向けて私たちができること
・齊藤　修　氏　IGES生物多様性と生態系サービスユニット　プログラムディレクター

■　神奈川県の生物多様性への取組
・神奈川県　環境農政局　緑政部　自然環境保全課

■　ネイチャーポジティブに向けた　「GREEN×EXPO　2027」　の活用
・千田　純子　氏　GREEN×EXPO協会(公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会)サステナビリティ推進課長

■　＜事例紹介1＞都市に創られた里山が示すネイチャーポジティブ―自然と便益の“見える化”から考える回復と共生
・矢ケ崎　朋樹　氏　IGES国際生態学センター　上級主幹研究員

■　＜事例紹介2＞ネイチャーポジティブに向けた日本企業の動向
・高橋　康夫　氏　IGES生物多様性と生態系サービスユニット　副ディレクター／シニアリサーチマネージャー

（2）まとめ
・齊藤　修　氏　IGES　生物多様性と生態系サービスユニット　プログラムディレクター

≪用語説明≫
ネイチャーポジティブ：

「ネイチャーポジティブ（自然再興）」とは、2030年までに生物多様性の損失を止め、回復軌道に乗せることで、2050年までに完全な自然回復および自然と共生する社会を実現することを目指す国際的な目標です。この目標は、昆明・モントリオール生物多様性枠組に基づいており、2023年に発表されたネイチャーポジティブイニシアティブに沿ったものです。

ネイチャーポジティブを実現するためには、種や生態系、自然のプロセスにおける豊かさ、多様性、健全性、回復力（レジリエンス）を高めることが必要です。これにより、生物多様性の純増を達成し、持続可能な未来に向けて前進します。また、ネイチャーポジティブを実現するためには、生物多様性の損失や劣化を引き起こすさまざま要因（経済的、人口的、制度的、文化的、技術的、価値観や行動の変化）に対応するための革新的な取組が求められます。