防脱臭対策

掲載日:2019年8月9日

「におい」は、臭気物質が嗅覚細胞を刺激することにより感じられます。空気中の臭気物質濃度が高くなれば、それだけ「におい」も強く感じられます。強い「におい」は、悪臭となり、私たちに不快を感じさせ生活環境を悪化させます。

日々のこまめな清掃の実施などで、「におい」は大きく軽減します。「におい」を出さない工夫を心がけましょう。

事業場(工場、飲食店など)で、「におい」が気になる場合は、できることから改善していきましょう。


においの原因をつきとめましょう

悪臭対策は、「においの原因」・「においの質」を確かめることから始まります。

現場に行って状況確認(においの出所を探しましょう)

  • 今する「においの状況」を確認してみましょう。
  • 事業場のまわりを歩いてみましょう。
  • 排出口の向き、高さに注意しましょう。
  • 近隣住居との距離を再確認してみましょう。

悪臭発生源の特定

  • においがする場所には、何度も足を運びましょう。(一度だけでは分からないこともあります。)
  • においが発生する時間帯、においの強さ、においの質を特定しましょう。
  • 4人から6人で周辺の臭気強度を6段階で判定してみましょう。
  • 臭気簡易測定(簡易臭気指数、においセンサー、検知管)で「におい」を調べてみましょう。

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できることから改善しましょう(簡単な対策)

「におい」は、簡単な対策をするだけでも大きく軽減されることがあります。できることから改善していきましょう。

  • こまめな清掃の実施
  • 作業工程(作業内容)の見直し
  • においがでる原材料等の変更又は、搬入・搬出、保管方法の改善
  • 排出方法の変更(排出口の位置・高さ・方向等の改善)
  • 施設の密閉化など構造の改善

脱臭装置の設置を検討しましょう

できることから改善しても「におい」が軽減しない場合は、脱臭装置の導入を検討しましょう。

事業場の状況によって、有効な脱臭装置は変わってきます。参考までに、業種別脱臭方式を例示しますが、脱臭装置の導入にあたっては、イニシャルコスト(導入経費)、ランニングコスト(維持・メンテナンス経費)及び設置スペース等を考慮する必要があります。装置メーカーと脱臭効果について、十分な確認・打ち合わせを行ってください。

業種別脱臭方式の一覧(参考)

各業種で主に適用される脱臭方式です。しかし、脱臭には、複数の脱臭方式を組み合わせて適用する場合が多いので、脱臭方式の選定については、脱臭装置メーカーと念入りな打ち合わせを行ってください。

脱臭方式 主な対応業種(例)
燃焼法 直接燃焼法 化製場、塗装、印刷、パルプなどで臭気指数の高いもの
蓄熱式燃焼法 塗装、印刷、化学工場、ラミネートなどで臭気指数中程度のもの
触媒燃焼法 印刷、塗料、インキ製造、医薬品、食品加工
洗浄法 水(前処理や温湿度調整として) 下水処理場、し尿処理場、ごみ処理場、食品製造業、化学工場、畜産農業、と畜場、ビルピット(「酸・アルカリ」と「酸化剤」は、組み合わせて使用する例が多い。)
酸・アルカリ
酸化剤
吸着法 固定床回収装置 塗装、印刷、接着、塗料、インキ、テープ製造、クリーニング業
流動式回収装置 固定床方式と同じであるが、風量が多いほど、溶剤濃度が低いほど有効
ハニカム式濃縮装置 塗装、各種印刷、接着、テープ工業、FRP加工、ドライクリーニング
交換式吸着装置 下水処理場、ごみ処理場、食品加工、調理食品、ペットショップ、ゴム工場、プラスチック製造
生物脱臭法 土壌脱臭装置 下水処理場、し尿処理場、堆肥、化製場、浄化槽、動物飼育
腐植質脱臭装置 下水処理場、し尿処理場、ごみ処理場、農村集落排水処理場、畜産農業、浄化槽、化学工場、ビルピット
充てん塔式脱臭装置 腐食質脱臭装置と同じ。単体としてピート、ゼオライト、セラミック、樹脂加工、もみ殻など
スクラバ式脱臭装置 塗装工場、鋳造工場、有機肥料製造施設(堆肥化施設を含む)※廃水処理装置がない場合
ばっ気脱臭装置(エアレーション法) し尿処理場、塗装工場、化学工場など活性汚泥処理装置があり、悪臭風量がばっ気風量より小さい場合に有効
消臭・脱臭剤法 噴霧法 畜産農業、ごみ処理場、食品製造業、下水処理
中和法 印刷工場、食品加工工場、下水処理、ペット店
散布法 ごみ置場、廃棄物処理場、汚物室、ビルピット、堆肥
オゾン脱臭法(酸化法) 下水処理場、農村集落排水処理施設、し尿処理場など
プラズマ脱臭法 食品製造工場、下水処理場、コンポスト施設、ごみピット、アミノ酸製造工場など
光触媒脱臭法 空気洗浄機、防臭効果付きの製品(タイル、シート)など
 

※「悪臭防止技術改善普及推進調査結果報告書(総集編)-平成11年3月 環境庁-」等を参考に作成しています。

※その他の脱臭技術も現在、開発・研究が進んでいます。

ひと目で分かる「脱臭装置」選択ガイド

環境省では、脱臭装置の選択ガイドを作成しています。

この選択ガイドは、脱臭装置を設置する際の選定手順や注意事項等が確認できます。ぜひ、ご活用ください。

環境省

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本文ここまで
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