更新日:2023年3月31日

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かながわ自殺対策計画

かながわ自殺対策計画についてご紹介します。

自殺対策キャラクター

自殺の原因は様々であり、総合的な対策が必要であることから、県では、平成18年度に自殺対策に係る庁内会議を設置し、平成19年度に、様々な分野の関係機関・団体により構成される「かながわ自殺対策会議」を政令指定都市と共同で設置して、自殺対策に取り組んできました。

また、平成23年3月に「かながわ自殺総合対策指針」を策定し、平成30年3月には同指針に代わって、自殺対策基本法に基づく都道府県自殺対策計画として、「かながわ自殺対策計画(第1期)」を策定し、地域の多様な機関・団体等との連携・協力を確保しつつ、県民一人ひとりが主体となって取り組めるよう働きかけ、県全体で自殺対策を推進してきました。

このたび県では、「かながわ自殺対策計画(第1期)」の計画期間が満了することから、こうした自殺対策に関する状況や動向、自殺対策基本法や新たな大綱の趣旨を踏まえ、「誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現」をめざし、県の自殺対策を引き続き総合的かつ効果的に進めていくために、「かながわ自殺対策計画」を改定しました。

かながわ自殺対策計画について

概要版

本文

全体版

分割版

計画の性格

  • 自殺対策基本法に基づく法定計画である「都道府県自殺対策計画」とし、県の総合計画を支える個別計画として位置づける計画
  • 県が策定した他の計画等との整合を図った計画

計画の期間

  • 令和5年度から令和9年度までの5年間

計画の対象区域

  • 県内全市町村

計画の基本理念

【基本理念】

  • 「健康で生きがいを持って暮らすことのできる社会の実現」をめざします。
  • 「孤立しない地域づくり」を進めます。

【基本的認識】

  • 「自殺はその多くが追い込まれた末の死」
  • 「年間自殺者数は減少傾向にあるが、自殺者数を減らすための社会的な取組みを継続する」
  • 「新型コロナウイルス感染症拡大の影響を踏まえた対策を推進する」
  • 「地域レベルの実践的な取組みを、PDCAサイクルを通じて推進する」

計画の基本方針

(1)生きることの包括的な支援として推進する

(2)関連施策との有機的な連携を強化して総合的に取り組む

(3)対応の段階に応じてレベルごとの対策を効果的に連動させる

(4)実践と啓発を両輪として推進する

(5)中長期的視点に立って、継続的に進める

(6)自殺者等の名誉及び生活の平穏へ配慮する

全体目標

  • 自殺を考えている人を、一人でも多く救うことをめざします。
  • 数値目標:自殺死亡率(人口動態統計)を平成28年の14.6から、10年間で、30%以上減少させ、令和8年に10.2以下にします。

内容構成

第1章 はじめに

  1. 計画改定の趣旨
  2. 計画の性格
  3. 計画期間
  4. 計画の対象区域

第2章 計画改定の背景

  1. 自殺をめぐる現状
  2. かながわ自殺対策計画の分析・評価(平成30年度~令和4年度)

第3章 取組みの方向性

  1. 計画の基本理念
  2. 計画の基本方針
  3. 全体目標
  4. 施策体系

第4章 施策展開

  1. 地域レベルの実践的な取組への支援を強化する
  2. 県民一人ひとりの気付きと見守りを促す
  3. 自殺対策に係る人材の確保、養成及び資質の向上を図る
  4. 心の健康を支援する環境の整備と心の健康づくりを推進する
  5. 適切な精神保健医療福祉サービスを受けられるようにする
  6. 社会全体の自殺リスクを低下させる
  7. 自殺未遂者の再度の自殺企図を防ぐ
  8. 遺された人への支援を充実する
  9. 民間団体との連携を強化する
  10. 子ども・若者の自殺対策を更に推進する
  11. 勤務問題による自殺対策を更に推進する
  12. 女性の自殺対策を更に推進する

第5章 推進体制及び進行管理

  1. 推進体制
  2. 進行管理
  3. 計画の目標値

資料編

かながわ自殺対策会議

本計画を推進するため、県内の司法、報道、保健、医療、労働、経済、福祉、教育等の様々な関係機関や民間団体、行政機関で構成された「かながわ自殺対策会議」により、情報共有、連携強化を図り、自殺対策を総合的に推進します。

関係リンク等

このページの所管所属は健康医療局 保健医療部がん・疾病対策課です。