第17回県民会議(審議結果)

掲載日:2019年5月17日

審議(会議)結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

第17回神奈川県バリアフリー街づくり推進県民会議

開催日時

平成31年3月29日(金曜日)14時00分から16時00分

開催場所

シルクセンター地下1階 大会議室

出席者【会長・副会長等】

斉藤進【座長】、今井朝子、大原一興、小木曽正子、小堤健司、須藤亮二(金子修司代理出席)、河原雅浩、桑波田謙、滝澤広明、塚田操六、西川和朗、野口富美子、久保田貢(三上弘良代理出席)、吉富多美

(敬称略、50音順)

次回開催予定日

未定

所属名、担当者名

福祉部 地域福祉課 調整グループ

電話番号 045-210-4804(直通)

ファックス番号 045-210-8859

掲載形式

議事録

審議(会議)経過

(事務局)
定刻となりましたので、ただいまから第17回神奈川県バリアフリー街づくり推進県民会議を開会いたします。私は本日の進行担当させていただきます、神奈川県地域福祉課の鳥井と申します。どうぞよろしくお願いいたします。それでは初めに、県を代表いたしまして、福祉部長の川名からご挨拶を申し上げます。

(川名福祉部長)
皆さんこんにちは。福祉部長の川名でございます。年度末の押し迫った最後のこのような日に設定いたしまして申し訳ございません。お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。今年度2回目のこの県民会議でございます。議題をいくつか用意させていただいておりますが、この中のメインの議題は調整部会の方でご議論いただいてきました提案書「みんなで創るバリアフリーの街づくり-県民会議からの提案-」、こちらの案を皆さんに見ていただいてご審議いただくというところが本日のメインとなっております。
これまでいろいろと直接部会含めてご議論いただいたことにつきまして、お礼を申し上げます。また本日もご意見をいただきながらまとめ上げていきたいと考えております。また、来年度に向けての事業の方向性等も本日議題とさせていただいております。バリアフリーフェスタの内容等、前回の会議でもご意見いただいておりますので、そういった点についてまたご意見をいただければと考えております。そういった中、来年度以降取り組みをさらに強化をして進めて参りたいと考えております。よろしくお願いいたします。
また、お手元に毎回配らせていただいておりますが、ともに生きる社会かながわ憲章をまた入れさせていただいております。この「バリアフリーの街づくり」はまさに憲章の理念をしっかりと浸透させていただいて、街づくりに生かしていこうということに繋がってくると思っております。どうぞこちらにつきましても普及とともに、ぜひこういう観点からいろいろ街づくりの改善に繋げていけるような提案をしていただければと考えております。それでは限られた時間でございますが、どうぞよろしくお願いいたします。以上でございます。

(事務局)
本日のこの会議の出席者ですが、出席者名簿を皆さんの資料にお付けしておりますので、ご覧いただければと思います。そのうち、本日、猪俣委員、鈴木治郎委員、鈴木孝幸委員が欠席ということでご連絡をいただいております。本日の出席委員は14名であり、設置要綱第5条第2項で定めている定足数に達しておりますので、本日の会議につきましては有効に成立しております。
この県民会議の事務局は地域福祉課及び建築指導課の両課で担当をさせていただいております。
また、本日、各委員の皆様の前にマイクが置いてありますが、このマイクは会議録を効率的に作成するための録音機器でございますので、ご承知おきいただければと思います。なお、この会議の記録について、委員等の氏名を記載させていただき、会議の内容を要約した形で会議終了後に県のホームページに掲載をすることとしておりますので、あらかじめご了承いただければと思います。それではここからの進行は斉藤座長にお願いしたいと思います。

(斉藤座長)
皆さんこんにちは。県民会議を進めていきたいと思います。まず、議事に入る前にご出席の皆様方に一つお諮りしたいことがございます。本日、代理出席の方が二名いらっしゃいますが、委員ご本人の代理ということですので、発言権を付与したいと思いますが、よろしいでしょうか。

〔異議なし〕

(斉藤座長)
ありがとうございます。ご異議がないということで了承されました。よろしくお願いいたします。それでは、次第をご覧いただきたいと思います。議題が今日、その他を含めて5件あります。議題に従って進めていきたいと思います。まず、議題の(1)ですが、提案書の見直しについてということで、バリアフリーの街づくりに対する県民会議の提案が、改めて内容を見直していただくということで調整部会の方で内容の検討を進めていただいて、それをまとめていただきました。調整部会を代表しまして、大原部会長の方から内容のご説明をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

(大原部会長)
大原です。よろしくお願いします。調整部会ということで、今日、お手元の資料もありますが、平成24年に出ている提案を5年後の社会情勢に沿った形で見直していくという作業を行ってきました。そのご報告を今から簡単にしたいと思います。資料でいうと、参考資料も含めて資料1の幾つというのが今回の検討に関する資料です。
まずは資料1-1で検討経過や委員の意見の概要を示してあり、それから、資料1-2が今回平成31年3月付けで出しております今回の提案です。これを中心に説明していきたいと思います。前回のものが参考資料1-1、1-2というところにつけてあるかと思います。それでは、まず検討経緯について、資料1-1の最初の紙に記載がありますが、昨年の6月に1回目の調整部会を開いて、都合3回ほど調整部会を開いて検討してきました。
まず今回、検討するということで、全体のその方向性について議論するというようなことと、その具体的な提案の内容について一つ一つ見ていくということを行ったのですが、アンケートも実施していただきました。部会での議論プラス、そのアンケートの県民の人たちのご意見をどう考えるかというようなことがこの1年弱の検討の内容です。その委員会での議論の内容というのが次のページとその次のページの2枚に、項目別に書いてありますが、これは後で見ていただいて、これらの内容を踏まえて、改訂をしたという結果をお話ししたいと思っています。それからアンケートに関しても、参考資料1-4ということで、アンケートの結果が沢山ありますので、後でご興味に応じて見ていただければと思います。アンケートに関してなぜやったかということを言いますと、この5年間で県民の評価を知りたかったということがあります。どれぐらい進んでいると感じられているのかということが大変気になっておりましたので、いろいろと進めてきた様々な活動が成果を上げているのかということを把握するということが目的としては大きかったわけです。結果的には、色々な点で進んでいるという実感を得られている部分がかなりありました。
新旧比較も資料1-1の別添のA3に入っていますが、資料1-2の本体を基に説明したいと思います。まずは、全体でどういう見直しをしたかということなのですが、目次から見ていただくと、目次の構成の一番というのがバリアフリーを取り巻く状況ということで、平成24年に提案書が出てから色々な社会情勢の変化があるということですので、それをまず背景としてここに記述しています。これが前回に加わった部分として当然のことですがあります。そのあとの2番というのが県民会議とか提案書そのものの意義ですが、これはほとんど変わっていません。それから、提案書の見直しに当たってどんな事をしたのかというのが3番目でして、4番目では再検討して改定をした提案内容を記載している構成になっています。
まず、表紙の裏というページの一番の前のところが、「提案にあたって」ということで、もともと表紙をめくって左側のページは、バリアフリーの街づくりやユニバーサルデザインの概要の記載があり、これらは前回と同じ記載なのですが、その下に心のバリアフリーということを今回加えております。バリアフリー、ユニバーサルデザインもそうですが、さらに非常に重要な概念になるということで、心のバリアフリーということをここで加え、この概念を取り込んだ形で進めていこうということが今回の改訂の一つのポイントでした。
それで、次の1ページから、ご存知だと思いますが社会情勢で色々なことがあるということで、障害者権利条約や差別解消法、それからオリンピック・パラリンピック対応というような流れを書いてあるということです。ここの説明は割愛させていただきます。
それから体裁について、13ページから具体的な提案内容の詳細、提案内容の各論に入ってくるのですが、ここで前回と少し変えた構成としているのは、前回は提案内容と取組み、支援事業というようなものを見開きで記載していたものを今回はそうではなく、読み物として構成を少し変えたということがあります。体裁の話で、内容ではないので、詳細は割愛いたします。
全体について、私の印象としては、基本的な考え方は変えようがないといいますか、バリアフリーに対する考え方、ユニバーサルデザインももちろんそうですが、考え方自体、また、我々の目的としているところに関してはゆるがない、最初から崇高な目的を掲げていたということで、そういった点はほとんど変わらないでいいだろうというような結果になっています。内容で修正したことは、よりわかりやすく、より伝わりやすく、それから新しく試みられてきた取組みなどを入れていくというような形で、この具体的な提案内容というのは、配置換えをしているような形で構成し直しましたということです。
また、各論に入る前に、体裁に関する話の一つかと思いますが、取組みテーマごとに見直しの視点という囲みを作っています。例えば14ページの最初のところも、「バリアフリー教育の充実」のすぐ下に四角い枠で見直しの視点ということで、まず考え方がどうなのか、目標として我々が考えている方向性は何なのかという、まさに視点を入れ、それによって、具体的な取組み提案はこんなことがあるというような位置付けにしているという、この見直しの視点というものを入れたというのが編集上、今回少し工夫した点の一つです。
それから、前回は、例えば行政の役割、県民の役割、事業者の役割というように役割分担をはっきり書いているようなところがあったのですが、今回の調整部会の中でのご意見では、とにかく全員で取り組むということが大事なのではないかということで、個別に取り組んでいくという書き方ではなく、そういうことはあえてあまり書かずに、とにかくこれは全員一致で、みんなで協働して取り組んでいくべきなのだという基本姿勢で書いてあります。ですから、それぞれの役割というようなことは、記述からは大分薄れてきているのではないかと思います。
それでは、各論を簡単に見ますが、最初が普及啓発・県民運動として重点化を図るものとして、「(1)バリアフリー教育の充実」、「(2)多様な人が住まう街への気づきと理解」です。これも前回の提案を踏襲しております。先ほど見直しの視点をご紹介しましたが、そこには例えば障がいの社会モデルという障がいを持つ人に原因があると考えるのではなく、社会に色々な不都合を起こす原因があるということをまず謳った社会モデルということははっきりと書いてあります。それから、インクルーシブという考え方、教育の中でもバリアフリー教育ということで、個別のものというよりは、インクルーシブな社会を作っていくために皆で取り組んでいくということに向けた教育の姿勢のようなものを意識して書いてあると思います。
前回の提案が大変完成度の高いものでしたので、それほど大きな変更はなく、修正あるいは解説、補足するというような形での修正を行ってきたという感じです。
(2)の「多様な人が住まう街への気づきと理解」という中では、できるだけここのあたりでもその多様な人という表現の仕方、以前には障がい者というような言い方が中心になってた時代があったかと思いますが、多様な人ということで、共生社会に向けた書き方に少しずつ変えてきたかなと思います。
それから「(3)安心して暮らし、出かけられる「街」の実現を目指して」では、暮らしという言葉を前回の提案から加えています。
それから、かいつまんで説明いたしますが、「(4)条例適合率・遵守率向上に向けた取組み」では、ウの内容にあるように改修改築の事例というのが大変増えてきていますので、そのことについて加えたというようなことがあります。
それから、「(5)施設の計画段階における関係者の参画」ということで、計画段階での参加、参画ということです。今気が付いたのですが、ここの見直しの視点の「適切な工程」の、工程は行程でなくてよかったのか、言葉を確認していただければと思います。また今気づいたのですが、「適切な工程での障がい当事者の参画を推進する」のここの表現も訂正するのでしたでしょうか。

(事務局)
部会長からの報告の途中で大変恐縮なのですが、22ページのウのタイトルの箇所は「障がい者など当事者」という表現に修正されているのですが、21ページの見直しの視点の箇所が修正前のままですので、こちらは修正させていただきます。失礼いたしました。

(大原部会長)
たった今気が付いて申し訳ないです。21ページの方の見直しの視点の中の言葉、「適切な工程での障がい当事者の参画」ですが、これは次のページにもありますように、「障がい者など当事者を含む関係者の参画」という表現がいいだろうという議論がありましたので、そちらに変わると思います。
全体の説明は以上かと思います。長い時間かけた割にはあまり変わっていないのではないかと言われるかもしれませんが、一つずつ議論をし、非常に重要かつ、まだ取り組まなくてはいけないというようなものに関してはそのまま残っておりますので、全体としては前回からあまり変わらないというのが、検討の結果になっているかと思います。
また、今回議論の中で他にもやらなくてはいけないということで出てきたものが、事例集をやはり作る必要があるということです。具体的にこういったことに取り組んでみようと思う人たちにとって、どうすればいいのかというテキストがないと、なかなかその取り組みに、まず、一歩踏み込めないというようなことで、事例集を作成したらいいのではないかという意見がありました。それから、多くの人に提案を知ってもらうために、わかりやすい言葉での概要版、パンフレットみたいなものも作っていくということが補足的に意見として出てきたかと思います。
1つ1つの中身は特に詳しく今ご説明できなかったのですが、このような流れで改訂版を考えてきましたということのご報告です。

(斉藤座長)
ありがとうございました。部会長からこれまでの検討の経緯を踏まえて、改めて「みんなで作るバリアフリーの街づくり-県民会議への提案-」について、現時点では案という形になると思いますが、提案ということでまとめていただきました。基本的な考え方は踏襲しているのですが、今ご説明いただいて、それぞれの基本的な取組みテーマのところでは、見直しの視点ということをこれまでの7年間の社会的な変化、状況の進展、そういうことを踏まえて、見直しの視点を明確にしながら、内容を見直して提言ということでまとめていただいたと思います。
内容についてご意見等ございましたらぜひお願いしたいと思います。先ほど司会の方がいいましたように、お名前を最初に言っていただいて、ご意見をいただければと思います。よろしくお願いします。今井委員どうぞ。

(今井委員)
フリーランサーの今井と申します。提案内容のすべての項目はよく網羅されていて、ここの項目については何も言うことはないのですが、学校の現場において少し社会的に変化が見られるので、この詳細のところで今後検討に入れていったほうがいいということを1点ご紹介させていただきます。
内閣府の方で情報化社会の中で子どもたちに生きる力を備えてもらおうということで、小中学校にタブレットパソコンが配布されるようになってきています。そのため、例えば14ページの「地域や学校におけるバリアフリー教育の充実」の中で、情報のユニバーサルデザイン、あるいは情報のバリアフリーを具体的に授業の中に取り入れていくということを推進していく必要があるのではないかと思います。特に神奈川県はカラーユニバーサルデザインについては大変進んでいるのですが、実際の現場の中で先生たちが資料の中に、それを具体的に使っていらっしゃるかというと、色々難しいところもあると思いますので、具体的に資料づくりのときには、こうしたらいいであるとか、今後ソフトウェアがどんどん小中学校の現場に入っていくと思うのですが、その時に、どういうソフトウェアを選んでいったらいいのか、色覚の状態が他の人と違う子でも使えるようなものを選定していける、あるいは音を必要としている生徒には、音として情報を与える、視覚情報が欲しい人には視覚情報で提示するというような授業づくりをユニバーサルデザイン、バリアフリーにしていくような具体的な事例ということも紹介していく必要が今後あるのではないかと思います。ですので、具体的な事例などの項目の中に付け加えていただければと思います。以上です。

(斉藤座長)
そういう動きが全国的に始まっているということなので、今後の取組みの一つのテーマとして、情報のバリアフリーデザイン化に対応したような学校教育現場での内容の充実といったものについても、取り組んでいくといいかと私も聞いていて思いました。
ぜひ今のご意見を参考にしていただければと思います。ありがとうございます。他にいかがでしょうか。
全体的には問題ないといいますか、よくまとめていただいたと思います。わかりやすくまとめていただいて、内容についてもこれからの県民会議でどう取り組み、あるいは県民会議が県民に対して発信するバリアフリーに対する考え方、提言としてよく内容が吟味されていると思います。なお1点ずっとこれに関わっていて、いつも思っているのですが、行政の方々にぜひお願いしたいことは、既存の制度の見直し、特に条例の遵守率のところです。毎回こういう形で出してはいるのですが、なかなか遵守率が上がらないという現実があるかと思います。そのため県民会議の方では色々提案をするのですが、現場のところで、いかにして適合率と遵守率を上げていけばいいのか。あるいは上げていくだけではなく内容を充実させていくといったことを、改めて、どのように既存制度のなかでできるのかご検討いただくとありがたいと思っております。回答は結構ですので、毎年こういう課題が出てきておりますので、ぜひ今後のテーマとして位置付けられたらと思いました。
また、先ほど大原委員が言われた事例集について、つくられると非常によろしいと思います。やはり提案というものは知ってもらわないといけないと思います。先ほども県の方からともに生きる社会かながわ憲章のチラシをいただきましたが、知ってもらうという点ではこの憲章もまだまだ努力が必要だと思います。それはそれとして、こちらの提案の方もどうやって多くの方にこういった提言を理解して知ってもらうのか、その知らせ方について考えていく必要があると思います。これは県民を対象としていますから、かなり大ざっぱな形になると思いますが、どのように知らしていけばいいのかというようなことについても、知ってもらう工夫、知らせる工夫について、具体的に検討していただくとありがたいかと思っております。
それも次期の方々への課題として、検討していただければ大変うれしく思います。

(小木曽委員)
公募委員の小木曽です。資料1-2の今回見直した提案書の7ページに県民ニーズ調査の考察が記載されています。ここの「高齢者や障がい者がくらしやすい住宅の整備やまちづくりがされていること」の満足度について、平成24年度と平成29年度を比較すると平成29年度の方が低いという結果になっています。どんどんハード面ではバリアフリー化が進んでいると思うのですが、皆さんに分かってもらえてないことがたくさんあると思っています。このような県民会議を開いて、提案書も作っていますが、これを県民全員が知っているということはまずないと思います。そうでしたらまず、学校、教育の方は進んでいると思いますが、大人たち、もっと成人の方達がわかるような周知の仕方、例えばこれを企業の方に知っていただくとか、そういう形で色々な方にバリアフリーとは何ぞやということをもっと知らしめていただきたいと思います。以上です。

(斉藤座長)
ありがとうございました。具体的にその方法をこのように考えたらというご意見いただきましたが、事務局からもコメントをいただければと思います。

(事務局)
事務局です。見直しが始まった際にも、見直した後も周知方法を考えていかなければいけないというご意見もいただいていたと思いますし、今回の見直しの中でもご意見にもありまして、今まで学校教育現場への周知・バリアフリー教育という内容が多かったと思いますが、そういう意味では資料1-2の15ページでは、「皆が相互に尊重し合える地域づくり」といったことも今回新たに追加させていただいております。これはまさに今おっしゃったような教育現場以外への周知をしていくことが重要であり、それを考えていこうという提案の一つでもありますので、今いただいたご意見も踏まえて、次期に向けた取組みに取り引き継いでいきたいと考えております。

(斉藤座長)
ありがとうございます。ぜひ、様々な可能性を探るといいますか、きめ細かく対応をしていただくとありがたいかと思います。
それからこの会議も、メンバーのリストを見ていただくとわかると思いますが、それぞれの団体から出席していただいております。むしろ、出席していただいている委員の皆様方の団体でも、積極的に説明、情報提供をお願いしていただくとよろしいかと思っていますので、ぜひ、そういった機会がありましたら、ご説明、情報提供をお願いしたいと思います。
ほかにいかがでしょう。

(桑波田委員)
公募委員の桑波田です。私もこちらの調整部会の方に参加させていただいて、資料がまとまりましたが、印象として感じるのが、いくら知識でバリアフリーを運用していこうとしても、なかなか難しいのではないかと感じています。それはどういうことかというと、今後、この提案書にも書かれていますが、どんどん高齢化が進んでいく状況にあって、当然障がい者の割合も増えていきます。それだけではなく、高齢化が進むということは、実は1人の人が様々な障がいを抱えていくということに繋がる話だと思います。ともすると障がい者対応ということで、個別な障がいの積み上げで今のまちづくりは進んでいますが、1人の人が様々な障がいを抱えた状態にあるということで考えると、個別な障がいの対応では決して解決できないはずです。一つの障がい者対応が別な障がいのバリアになっていくということが散見されますし、行政がバリアフリー対応を推進するということで、ある種過剰になっていくということもあろうかと思います。この提案書の中にも、公共空間が整理されない状態になり、必要な情報を入手できないということへの対策についても、今回、新たに書き込まれていますが、公共空間をどう作り出していくかということを、やはりその知識ではなく、知恵で考える必要があるのではないかと感じています。
その考え方の一つは、バリアフリー教育のところで、インクルーシブ教育というのが新たに今回書き込まれましたが、これはまさにバリアフリーを知識として伝えるというよりは、インクルーシブ教育によって知恵をつけていきたいという考え方であると思います。ですから、非常に素晴らしい提案内容だとは思いますが、知識で終わらすのではなく、まさにこの今の超高齢化時代をどう乗り切っていくのかということを、しっかり知恵で考えて解決していく必要があるのではないかと、今回関わらせていただいて、そういう印象を持っています。

(斉藤座長)
ありがとうございました。先ほど、大原先生のご説明の中にも、多様な人がということで、障がい者等ではなく、多様なという視点を入れたというお話がありました。バリアフリーの質を上げるという時代、あるいは、制度でそれを整備していくということから、いかにして社会生活に対応していくべきか。そうすると当然のように特定の人ではなく、あらゆる人たちが、ここでいうと安全安心して暮らせる、移動できる街や施設を考えていかなくてはいけない。恐らく技術的なバリアフリーの水準を上げるのと同時に、それを使いこなす意識をきちんと持って対応していくことが大事ではないかと私も思います。
そういう意味では、ここにある多様な人が住まうということはそういうことも入っているかと思います。バリアフリー社会というのは議論しながら、より制度を高めていく社会づくりだと思いますので、そういった視点を取り込んでいく必要があるというご意見であったと思います。
他にいかがでしょう。よろしいですか。
それでは、調整部会の方でまとめていただいたこの内容を、改めて県民会議からの提案ということで出させていただきますが、ご了承いただけますでしょうか。

〔異議なし〕

(斉藤座長)
よろしいですか。ありがとうございました。
今後、「できるだけ」ではなく、これを本当に県民の方々にきめ細かく伝えていく。理解していく。それを使ってバリアフリー社会に向けての実践・行動をしていただくといった取組みにつなげていただければと思います。
重ねて出席している皆様方、各団体を代表してご出席いただいていますので、ぜひ、各団体においても、機会がありましたら、説明、情報提供等をお願いできればと思います。よろしくお願いいたします。
それでは次に資料2の「モニタリングについて」という議題に入りたいと思います。
資料2をご覧いただきたいと思います。モニタリングということで、ハードだけではなく、ソフト部門も含めて先進的な活動をしている団体に我々委員が何名かお伺いし、具体的にその現場を見て、その取組みがどのような形でより広く県民の方、我々自身に活用できるのかを現場に行って視察を行っています。資料2をご覧いただけばわかるのですが、年度末の3月22日に行って参りました。当日は鈴木孝幸委員と公募委員の小木曽委員、桑波田委員、そして私の4名で行って参りました。概略を私からご説明しますが、そのあと、小木曽委員、桑波田委員から、ぜひ追加のご意見をいただければと思います。
資料2を読み上げながら説明していきたいと思います。対象の事業は、化粧品の会社である、株式会社ファンケルが行っているメイクセミナーということで、こちらに視察に行きました。3月21日金曜日の10時から11時半、メンバーは資料に記載の通りです。モニタリングにあたりましては、5項目と所見というまとめが資料にありますが、この項目に従って視察した結果をまとめています。先進的な事例ですので、非常に学ぶところが多く、ぜひそれを普及させたいということで視察検証しております。ファンケルという化粧品会社が、今回はヘレンケラー協会において、目のご不自由な方々が化粧を自分でしたり、ファンケルの方からアドバイスもらいながら化粧を行っています。ここではメイクセミナーということで実施されております。
我々が見た結果をかいつまんでご説明しますと、まず、先進性についてです。視覚障がい者が対象ですが、特別に対応しているのではないということがまず1点あります。一般のメイクセミナーと同じような考え方で取り組んでいます。しかしただ使ってくださいではわかりませんので、指導はきめ細かいのですが何しろ特別にしていない。一般的な方々と同じように対応しているということを強く感じました。バリアを感じない進め方がそこでは見られたということです。具体的には化粧品の判別に独自のシールを用意する。そうしたことで、当たり前にできるように多くの工夫、配慮をしているというのが先進的な取り組みとして考えられていました。
それから共感性についてですが、失礼な言い方になってしまっているかもしれませんが、視覚障がい者であっても当たり前に質の高い化粧ができる。文章での書き方が難しく、ここで差別ではないかと言われるかもしれませんが、そういう意味ではありません。読み取って欲しいのですが、これまでの視覚障がい者だからできない、難しいといった概念を取り除いているということです。そしてメイクをすることで、これは本当に感じたのですが、対象者に自信がついて街に出ることが楽しくなるといった内面のバリアフリーにも繋がっているのではないかと思います。それはなぜ思ったかというと、化粧が終わった後の参加者全員の笑顔が印象的であったということ、そこに共感性を持ったということです。
それから、利用者の視点と県民ニーズの反映度ということで、セミナー運営者側は非常に説明がきめ細かく具体的でわかりやすく、参加者の立場に立った対応がなされていました。例えば化粧品を出して量を計るといったときに、そういう時には見えませんから、それをチェックできる目安を音で提供していました。つまり紫外線の対策やスキンケアとか、私は具体的に詳しくはわからなかったのですが、きめ細かな情報を織り込みながら、運営者も参加者も本当に楽しみながら取組んでいました。
また波及効果についてですが、この株式会社ファンケル自体が視覚障がい者団体、福祉系の大学、専門学校などで、継続的にこういったセミナーをしているということです。そういった意味では、社会的な理解や広がりが進んでいると言えます。繰り返しになりますが、そこで点字シート、ボトルのデザインなど、ユニバーサルな製品開発にも繋がっており、先ほど触れましたが、化粧品の量を音で判断できるといった仕組みは、今後一般的な活用が大いに期待されます。
その他ということで、当日の参加者は全盲の方が1名でロービジョンの方が4名、指導者としてファンケルの方が3名、東京ヘレンケラー協会の方が1名ということで、スタッフが充実していました。そのため視覚障がい者の特性を理解した上での指導が行われていたということがあります。その際、視覚障がい者は見えない、あるいは見にくいということがあるので、できない部分は支援しつつも、ご自身が化粧をするその範囲を広げようということを応援するような説明や方法を行っていたということが印象に残っております。
全体の所見ということで、私の所見ですが、美容(メイクセミナー)を通してセミナー運営者が視覚障がい者に対し、楽しく、わかりやすく化粧手順を説明し、実演していました。また、参加した視覚障がい者は改めて化粧をする楽しさを感じているようで、セミナー中も笑い声が聞かれ、研修が終わってセミナーに参加した皆さん、そういうことが分かる表情になっていたことが強く印象に残っています。
続いて小木曽委員、お気づきの点になりましたらどうぞ。

(小木曽委員)
今回一緒にモニタリングさせていただいて、まず補足として、利用者の視点と県民ニーズの反映度の中に化粧品の量をだす際の音による目安とあるのですが、これを具体的に申しますと、女性の方はわかりやすいと思いますが、化粧品の下地クリームを出すときに、よく10円玉の大きさぐらいという表現をされると思います。これでは視覚障がいの方はわかりにくいので、下地クリームの出す際カウントを1、2で止めてくださいというような、音でわかりやすくお伝えしていたことがあり、これは高齢者の方や他の障がいのある方にも通じますが、音に限らず、別の言い方があるということをすごく感じました。
私の方の所見の方にも書かせていただいたのですが、アイシャドーを瞼につけるときに薬指で2往復してくださいという、手で触って化粧をするということが、すごくご本人にとってわかりやすいかと思ったことと、皆様お化粧された後の表情がすごく明るくなっていました。本当にこれは女性としてすごくわかることなのですが、こういうことが視覚障がい者にかかわらず、高齢者の方も同じようなことがよくありますので、こういう広がりがより一般の方にもわかっていただけたらと思っております。以上です。

(斉藤座長)
ありがとうございました。では、桑波田委員よろしいですか。

(桑波田委員)
公募委員の桑波田です。私もモニタリングに参加させていただきました。ここにも書いていますが、とても雰囲気がよく、皆さん楽しそうにやられていました。こういう化粧セミナーのことをよくわかりませんが、健常者の方のセミナーであってもおそらく同じような雰囲気だったのではないかと想像します。とても自然な感じでセミナーが行われていたというのが印象的でした。
それから、例えば紫外線対策など、細かなスキンケアに関する情報が、セミナーの中で、うまく提供されていました。報告書には小話と書いてしまいましたが、全体の中でうまい感じで提供されていたので、とても慣れているといいますか、上手いと思いました。
それから、小木曽委員からもありましたが、手で触れて、ここからここまでとか、手を添えてこういう感じでなど、スキンシップのあるセミナーで、これはただ言葉やスライドで説明するのとは違う、すごくいいコミュニケーションだなと感じました。
もう一つ、来年度から男性向けの身だしなみセミナーも実施するとおっしゃっていました。確か視覚障がいの男性の方ということだったと思います。そういう形で、ファンケルさんとしては、企業の社会貢献として取り組まれてはいますが、先ほどのボトルの話や色々なものが実際のものとしてフィードバックされているということから、CSRが企業の商品開発などにも繋がっているというのは、言い換えると、商品がよりバリアフリーになっていくということですから、こういう企業の取組みというのはとても素晴らしく、面白いと感じました。
とても面白かったということと、あと特に化粧を見るというのが普段ありませんので、とても勉強になる有意義なセミナーでした。ありがとうございました。

(斉藤座長)
今回、視覚障がいの方の表情が明るくなったということがよくわかりました。初めてファンデーションから最後まで、こういうふうに時間かけてやってみると、明るくなる理由が良くわかりました。
こういった形で今回モニタリングを行ってまいりましたが、何かご質問等ありますでしょうか。よろしいでしょうか。
なおこういう形で先進的な取組みを調べ、伝えていくということも重要です。前にも話題になっていたと思いますが、今回対象の株式会社ファンケルはバリアフリー街づくり賞を受賞しているので、このように個別にモニタリングで終わるだけでなく、街づくり賞を受賞した方々の活動を広く紹介するということをぜひ考えていただくとよろしいかと思います。
それでは議題の三番目です。来年度に向けてバリアフリーフェスタについてということで、これは前回バリアフリーフェスタの総括報告がされました。そこで日程等を決めさせていただいたのですが、内容が少し進み、資料提供されておりますので、事務局の方からご説明をお願いしたいと思います。

〔事務局より資料3に基づいて説明〕

(斉藤座長)
ありがとうございました。来年度に向けてバリアフリーフェスタの場所と日程等を前回決定させていただいていますが、改めて課題ということで、集客とテーマ設定の考え方について、この時点でご意見をいただきたいということです。
集客については特に若い世代である子どもたちの参加が少なかったので、どういうふうにすれば、そうした参加に繋がるのか。それからテーマについては、テーマ設定として具体的にどんなテーマをかかげればいいのか。前回と同様でいいのか、或いは、新たに違った形の個別の要素を加えたテーマとするのか。全体を通して、この段階でご意見をいただければと思います。

(今井委員)
フリーランサーの今井です。集客に関しては、高齢者と子どもでは関心の対象が違いますので、ある程度の偏りは仕方がないと考えられます。
テーマについてですが、こちらの県民会議からの提案の中にも社会情勢の変化で高齢化が急速に進むということをご説明されています。
先ほど、桑波田委員からもありましたように、高齢の方というのは、いろいろな障がいを途中から抱えていくということがありまして、それに対してどうしたらいいかという対処方法が身についていません。
ですので、何々したいのだけれども、どこをどうやって通ったらいいのか、どんなサービスを使ったらいいのかということが、なかなか具体的にわかってないということを抱えていらっしゃいます。今回バリアフリーフェスタにはいろいろな障がい者団体の方がいらしていますので、障がいを持ったプロとして、こういうときにはこういうサービスがある、ここを使えばいいというような相談に乗ってあげるようなコーナーを作ってみてはどうかと思います。以上です。

(河原委員)
河原です。今おっしゃったように、介護フェアにお子さんを呼ぶというのは、これは難しいことだと思うのですが、例えば、ステージがあると思います。そこで時間を借りて、バリアフリーの街づくりの内容について説明をすることや、子どもに劇や歌等をやってもらえれば、その子どもを持つ親御さんもいらっしゃるし、お友達も来場すると思うので、前回の音楽コンサートのように子どもさんたちで、ステージを使ってバリアフリーに関する何か、例えば、特別支援学校のお子さん等が何かをやるといったような、子ども関係のことを考えるといいと思います。
とにかく子どもがステージに立つとなると、親も集まりますし、その子どもの友達も集まります。その関係で子どもも集まるのではないかと思います。
それから、テーマですが、これを読むと、やはり硬く感じます。もっとやわらかく、例えば、みんなで「学ぶ」ではなくて、「学ぼう」という言葉にすることや、「ともに生きる社会」という言葉は、子どもたちが読んでもわからないと思うので、「色々な人と一緒に暮らす社会」というような子どもにもわかりやすいテーマを考えたらどうかと思いました。以上です。

(斉藤座長)
はい、ありがとうございました。他にあれば、ぜひどうぞ。

(小木曽委員)
はい。公募委員の小木曽です。このバリアフリーフェスタのところで、参加される団体で、例えば、次年度は無理だとしてもその次から、街づくり賞のソフト部分を受賞された方のコーナーを設けてはいかがかと思います。
例えば、前々回のソフト部分を受賞されたミュージックオブマインドさんはステージで発表という形をされています。また、前回のファンケルさんは私たちもモニタリングに行って、すごくいい活動だと思ったので、もっと広く知ってもらうためにファンケルさんのブースを持つとか、今年度はバリアフリーツアーセンターが受賞されましたけれども、あの活動もとてもいい活動ですし、それこそ高齢者の方が喜ぶ内容でもあると思います。なので、そういうブースを設けたらどうかと思っております。以上です。

(斉藤座長)
ありがとうございます。他にどうでしょうか。ご提案、或いはお考えがあればどうぞ。
最初の今井さんの相談コーナーについて、私も大賛成で、前回開催していた時にそういう問い合わせが何度かありました。ただ、対応する場所がありませんでした。
ですから、例えば障がい者の方から、そういった問題であればこういった制度とか、方法があるといった情報を伝えられる相談コーナーをぜひご検討されるといいのではないかと思います。高齢者が増え、様々なことを聞かれることが多いので、相談コーナーをぜひ考えてもいいのではないかと思います。
それから、子どもの集客につきまして、あらゆる世代に来ていただきたいのですが、高齢者を対象としたイベントと同時開催といったこともあり、子どもを来場してもらうというのはなかなか難しいとは思います。
そういう中でも、今、河原さんが言われたように、子ども向けにステージでのイベントの演出内容を考えていくことは一つの方法であるので、ぜひ、検討していただいたらどうかと思います。
それから、テーマにつきまして、「学ぶ」から「学ぼう」であったり、「ともに生きる」を「いろいろな人と一緒に」とするとわかりやすいので、そういう言葉を使って呼びかけをしていく必要もあると思いました。
それから、小木曽さんのご意見もその通りでして、先ほどのモニタリングのところでお話しましたけれど、先進的な取り組みをされているので、それを見ることによって、皆さんの発想が変わっていくと思います。ぜひ街づくり賞を受賞したソフト部分のコーナーを設けるといった検討もぜひ進めていただければと思います。ありがとうございました。他にありますでしょうか。

(桑波田委員)
公募委員の桑波田です。今の話の中で、河原委員それから斉藤先生の方からありました子ども達に関わってもらうという部分で、例えば、先ほどの提案資料の中でもありましたけれども、インクルーシブな形で、何かできたらいいなというふうに思います。
障がいのある子どもと健常の子どもが何かしらの形で交流しあえるようなことができたらいいなと思います。初めての取り組みになると思いますし、時間もかかるようなことだと思いますので、あえてこの場でちょっとお話をして検討をしてみていただけたらと思います。
もう一つなのですけれども、出展される団体さんの件で、もっと積極的に民間の方々に出展していただけたら良いのではないかと思いました。モニタリングを実施したファンケルさんも民間企業ですけれども、バリアフリー賞も受賞し、やっていることも非常に素晴らしいので、来ていただく方々へ有意義な情報提供ができると思います。
県内にはファンケルさんだけでなく、様々な企業がこういう分野で活躍されていますし、先進的な取り組みをしている企業というのはたくさんあると思います。ぜひそういう企業に出展していただければ、さらにこのフェスタのクオリティが高くなっていくのではないかと思いました。よろしくお願いします。

(斉藤座長)
ありがとうございました。障がいの有無にかかわらず、インクルーシブな交流ができる機会をぜひここで考えたらどうかということでしたので、そういうことができると、バリアフリー社会への実現がより可能と思います。ぜひ検討を進めていただきたいと思います。それから、2点目にありましたが、多様な企業の取り組みがたくさんありますので、これも改めて視点とか発想を変えて、その多様な企業へ協力、出展をお願いしてはいかがでしょうか。これも検討課題として、明記していただければと思います。他にいかがでしょうか。

(大原部会長)
大原です。実現可能性は薄いかなというちょっとした思いつきで申し訳ないのですが、まずは子どもということで、これも民間企業になってしまうかもしれませんが、就学前の子どもを対象とするならばいろいろなおもちゃだとか絵本だとかそういうもので、障がいを持つ子ども向けにいろいろおもちゃ開発しているようなところに出展をしてもらうことが考えられると思います。
また、それを考えると、せっかくそういう場所を作るのであれば、今回、開催場所がそごうなので、お母さんたちが買い物している間に子どもを預かる託児所のような子どもの遊べるコーナーを置いておくと、一般の子も来るといったように、にぎやかな感じになるかなとそんなことも思いつきました。
それからあと、小学生以上ぐらいになってくると、やはりある程度何かしらのテーマが欲しいということで、前にもボッチャを紹介していただいたとありましたけど、今回は、オリパラがあるので、パラリンピック関係等で、室内でうまく紹介できるような競技であったり、スポーツ競技そのものの紹介パネル展示、ビデオ上映等が今年は盛り上がるのではないかなと思います。何かそういう積極的な団体がいれば、加わってもらえるといいと思いました。

(斉藤座長)
ありがとうございます。具体的に就学前の障がいを持っているお子さん達向けのものを作られている会社等がございますので、ぜひそういったところへ呼びかけ、検討していただきたいと思います。それから、お子さんを預かりながら、そこで遊ばせて買い物をしてもらう託児所的なスペースも考えたらといいのではないかとのことでした。
少し大きいお子さんに対しては、オリンピック、パラリンピックがありますから、パラリンピック関係で、室内でできる競技のようなことも対応してはどうかとのご提案だと思います。
加えて、テーマとしてご検討をしていただければと思います。他にいかがでしょうか。よろしければ、後でお話がある通り、我々の任期は今年度で終わるのですけれども、改めて、次期のメンバー委員の方々へ、お伝えさせていただいて、次期の委員の方々にこれらを踏まえて、バリアフリーフェスタに取り組んでいただきたいと思っております。よろしいでしょうか。
それでは、次期の委員の方々に、ぜひこういったことを検討して、バリアフリーフェスタの内容の充実をお願いをしたいと思います。ありがとうございました。
それでは、議題の(4)の今後の取り組みについてということで、事務局の方から、ご説明をお願いいたします。

(事務局より資料4の説明)

(斉藤座長)
ありがとうございました。今後の取り組みとして、改めて提言書まとめました。
それから、バリアフリーフェスタも行いました。いろいろな実践の中で思いがあると思いますのでぜひ、次期の県民会議に向けては、こういった視点で取り組みをお願いしたい、重点的な対応をしていただきたいといったようなことがありましたら、ご意見いただきたいと思います。実践、普及、検証で考えている事務局の案を、今、ご説明いただきましたが、読んでいただいて、具体的にこういうことをしたらどうか。或いはそれ以外でも結構です。ぜひご意見をいただきたいと思います。

(桑波田委員)
公募委員の桑波田です。今回、県民会議の公募委員をやらせていただいての印象なのですが、例えばバリアフリーフェスタにしても、時々に情報提供、或いは情報発信はされてはいるのですけれども、それがアクセスしづらかったり、或いはその過去のバリアフリーフェスタの情報を見ようと思っても、なかなかたどり着けないと感じました。
なので、その情報提供はされるのですが、よりアクセスしやすい形での情報提供をぜひ目指していただきたいなと思います。
それから、例えば提案書につきましても、概要版を作るという話ですけれども、わかりやすく伝えるための概要版ですから、そこにはやはりデザインがかなり重要になると思います。ともすると、文言をシンプルにして、情報量を削ることで終わってしまう可能性もあるので、ぜひ提案書の内容をしっかり伝えるための概要版ということで、デザインを意識していただいて作成していただければと思います。以上です。

(斉藤座長)
情報提供と情報アクセスのわかりやすさ、しやすさといったことでした。
それから、読みやすくてわかりやすい構造、デザイン、編集といったことを心に置いて、概要版の作成等していただければと私も思います。他にどうでしょうか。

(河原委員)
河原です。前にもお話したと思うのですけれども、この提案書の手話版を作るということ、また視覚障害の方のための点字版を作る、また、子どもにもわかりやすいような子ども版を作るといったこともぜひやっていただきたいと思います。
それから、神奈川県でインターネットの動画があり、いろいろなテーマの動画が発信されています。その中にバリアフリーの街づくりが発信されているのかどうか、私はわからないのですけれども、もしそれがない場合は、ぜひバリアフリーの街づくりというテーマで動画を発信していただけたらどうかと思います。以上です。

(斉藤座長)
関係する動画はあるんでしょうか。

(川名福祉部長)
福祉部長川名です。ありがとうございます。動画は確認しますが、TVKとかで時々カナフルTVとか、神奈川県からの発信をしてます。そういう中で、確かやったという記憶はあるのですが、確認します。県で、かなチャンTVという動画を配信してますので、確認もしますし、お話をしていきたいと思います。
また、先ほど、バリアフリーフェスタへのサイトのアクセスが悪いというのは、そこでバリアがあるというようなことになので、これはもうお恥ずかしい話で申し訳ございません。至急改善をしたいと思っております。

(斉藤座長)
一番大事なところですので、知りたいけどなかなか探せないという点は、ぜひご検討いただければと思います。他にいかがでしょうか。
第5期の県民会議の方々に対しての申送り事項ということも含めてですが、事務局に対してもぜひご意見、重点的なテーマということで、頭に置いていただいて、次期の県民会議での運営をしていただければと思います。よろしくお願いいたします。それでは、よろしいでしょうか。最後の議題、その他ということでお願いします。

(事務局より資料5、6の説明)

(斉藤座長)
ありがとうございます。資料5の方で平成31年度のバリアフリーの街づくりで県が中心になって行う取組みについてご説明いただきました。それから、神奈川県みんなのバリアフリー街づくり条例の見直しということを予定しているということで、その内容についてご説明いただきました。何かご確認したいことやご質問があればお願いしたいと思います。よろしいですか。こういう形で県の方で新年度にバリアフリーに関しては、事業、あるいは、条例の見直しを行っていくということです。よろしいでしょうか。

(桑波田委員)
公募委員の桑波田です。公共空間づくりに関わる、この条例かと思います。福祉の視点、バリアフリーの視点でいくと、いろいろな障がい者対応ということで、条例に様々な規定が盛り込まれているわけですけれども、最近の公共空間というのが、例えば企業の広告であるとか、様々なものが、どんどん公共に進出し、にぎわいを目指していろんなものが入ってきている中で、バリアフリーの視点でいくと、情報入手しづらい状況が起こっていると思います。
例えば、ポスターがたくさん含まれている中にいくらわかりやすい案内サインを設置しても、周りの方に目が行ってしまいます。企業の広告が非常に強いその光で案内を打ったりしている横にいくらサインを設置してもわかりづらいです。つまり、バリアフリー対策というのが、実は、視覚的にも音であっても周りの環境の中で成り立っているということです。例えば、点字ブロックであっても周りがガタガタしているのではわからないとか、周りが黄色であったら黄色で敷いても見えないと思います。結局、個別の対策というのは、周りの環境との比較で成り立っているということがありますから、何とか公共空間で、バリアフリーが生かされるようなまちづくりをするためには、周りの環境をいかにして、制御していくかという視点が非常に重要だと思います。
何かそういうところまで踏み込んで検討をしていけると、よりバリアフリーの部分が、効果的に活用できるようになるのではないかと思って、発言させていただきました。

(斉藤座長)
何か県の方でコメントありますか。

(川名福祉部長)
福祉部長川名です。ありがとうございます。確かに公共的空間、公共的施設といったそういう視点でのバリアフリーで今まで成り立ってきていますけれども、確かにそれを取り巻く環境も含めて、いろいろな形でというご意見であったかと思います。条例の中なのか、それともその運用の中でどのような基準を設けていくのか、そのようなことも含めて検討課題と考えております。以上でございます。

(斉藤座長)
バリアフリーだけではないのですけども、公共空間のあり方というのは、時代に応じて、社会の変化に応じてどんどん変わってくると思います。情報化社会ですから、多様な情報を出すわけですが、それをコントロールするという考えはなかなか出てこないと思います。
ただし、必要な情報を的確に受けたいということもあります。
周辺環境のお話がありましたけれど、商業的な競争もある中で、周辺環境を整合させ、必要な情報を明確にするような、そういったバリアフリーの取組みが新たなテーマとして起きているのではないか。今後それらも含めて考えていただければと思います。

(桑波田委員)
それを制御できるのは行政しかないので、ぜひ検討していただければなと思います。

(斉藤座長)
次なるテーマということで認識していただければと思います。他にいかがでしょうか。

(田熊地域福祉課長)
今日は本当にいろいろなご意見いただきましてありがとうございました。こちらの資料5と資料6のところはご報告ということでお話させていただきましたが、いろいろな意見をいただきましたので、それらを含めた形で、また改めて検討したいと思います。
それから、バリアフリーフェスタについては、実行委員会という形でやらせていただいておりますので、今日の意見もまた併せて実行委員会の中でどのように実現できるかというのは、一緒に検討して行きたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

(斉藤座長)
どうぞよろしくお願いいたします。それでは、よろしいでしょうか。以上で予定された議題は、終了いたしました。
先ほど事務局よりありましたが、我々第4期はこの3月をもって、この県民会議の委員としての職務は終了します。
特に、今井委員は、今期を最後にご自身のご都合で委員をご辞退されると伺っております。
それから公募委員の小木曽委員、桑波田委員は任期満了ということで終了ということになります。ということで、今井委員から順番に、この2年間活動を通して感じたこと、それからバリアフリー社会に向けての問題提起や感じたことをお話ししていただいて、それからまだ時間がありますので、ご出席されている皆さんにも、ぜひ一言これまでのやり方や今後の取り組み、或いは重要な視点はこういうことなのではないかというお話をいただきたいと思います。一言ずつで結構ですので、今期を締めくくる意味でご発言をお願いできればと思います。では、今井委員からどうぞ。

(今井委員)
僭越ながら最初に、ご挨拶させいただきます。
フリーランサーとして、バリアフリー、ユニバーサルデザインに関して、コンサルテーションを行っております今井と申します。この会議には大変長い間お世話になっておりまして、県民の方にどういう内容の活動をしたら役に立つことができるのかということを考えながらいろいろご提案させていただきました。
バリアフリー公共空間に関しては、かなり進んできたと感じております。県の方でも、日々努力されておりまして、大変すばらしいことだと思います。
ただ、それ以上に高齢化が進みまして、障がいを持っている方というのも増えております。そういった意味で、一般的なインフラはかなり整備されてきているのですが、ある日突然障がいを負ったときにどうしたらいいかという個別の対応というのが今後必要になってくるのではないかと思います。
自分が例えばどういう障がいを将来持つかということに関しては、全く想定ができないわけで、ある日突然自分が障がいを持ったときに、どういう助けが必要になるかということを考えると、自分がやりたいことを相談できる場所、そういうものが一つワンストップであると。介助する人にしても、本人にしても、大変心強いのではないかなと思いました。
それで、バリアフリーフェスタの時にも相談所があったらいいのではないかということをご提案させていただきました。
もしもこれが好評でしたら、県民会議の方で、事務局を恒常的に設置して、ある程度ご要望いただいて、具体的なアドバイスを発信できるような、具体的に何か役に立つような情報を出していけるようなものができたら、将来良いのではないかなという気がしております。
ただ、作業量が多くなってしまうので、実施するのが、この事務局であるのか、ここの団体になるのか、他の部署になるのかということはわからないのですけれども、そういう具体的な問題を解決することによって、あまり進んでないっていう原因は何にあるのか、次はどういう改善をしていけばいいのかということも見えてくるのではないかと思っております。
皆様の今後のご発展を心からお祈りしております。お世話になりましてありがとうございました。

(小木曽委員)
公募委員の小木曽です。2年間公募委員を務めさせていただきましてありがとうございました。学識のある方たちの様々な意見や、また県の方の意見等、いろいろ一緒に考えながら言ったことが自分の見識をすごく広げられたことだと思います。
先ほどもいろいろお話出ましたけども、高齢化がどんどん進んでおります。皆さん高齢になる自分のことは想像できると思うのですけれども、障がいを負ってしまう自分というのは皆さんあまり想像できていないと思います。
ただ、この先高齢による障害もあります。また、他に脳卒中とか成人病等で、中途障がいのある方も今すごく増えています。
今回のこのバリアフリー街づくりということをどんどん広めて、自分が障がいを負ったとしても安心できる社会を作る、そういうことが必要だと思いますので、この活動がどんどん一般の人に広がっていけたらいいなと思っております。今までありがとうございました。

(桑波田委員)
公募委員の桑波田です。2年間たくさんのことに参加させていただいて、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。普段、私はインテリアデザインとか建築系のデザインをやっていまして、特に公共的な空間のデザイン等も仕事でやっていたので、そういう興味から公募に応募させていただきました。実際に活動してみると、そういう建築的なところももちろんこのバリアフリーでは議論されますが、特にソフトの面ですとか、建築以外の部分というところに非常に興味を持つことができたのは自分にとってとても有意義だったと思っております。
2年間活動させていただいて感じるのは、この間の県民へのアンケート等の結果を見てもそうなのですけれども、世の中はバリアフリーがかなり進んできたと思うその一方で、自分たちの空間、街はというと進んでないという統計結果が象徴的だと思います。
例えば、こういう整備は何パーセント進んだといった数値的なデータはあるのかもしれませんが、それが実際の住民たちのバリア解消に繋がっているかというと、そういう印象がどうも持たれていないのではないかと思います。おそらく、ハードの整備をいくらやっても、なかなかバリアフリーになったということに繋がっていかないのではないかと感じています。
ですから、こうすればいいという知識の部分よりも、どうやって本質的なバリアを解消するかというのは、知恵で解決する必要があると思います。
今後のバリアのバリアフリーは、知識から知恵にうつっていかないと根本解決していかないのではないかと、委員に参加して、思った次第です。
非常にとても有意義な時間で楽しかったです。どうもありがとうございました。

(吉富委員)
神奈川子ども未来ファンドの吉富と申します。本当にありがとうございました。私どもの神奈川子ども未来ファンドの中では外国籍の子どもたちの言葉や文化のバリアや、それから、発達障がいの子どもたちの学びのバリア等、様々なバリアを持っている子どもたちを支援している団体との関わりがすごく強いので、この場に来て、また違った意味の多様な方々との出会いで、私自身も随分たくさんのことを学ばせていただきました。本当にありがとうございました。
バリアフリーフェスタも、来年も同じ場所でやるのだとすると、8割がたは介護フェアですよね。そのあとの2割のところの外周をどう埋めるかということは、もっとこういろいろ考えて戦略を練らないとなかなか存在価値を外に向けていくことは難しいだろうなと思いながら、皆さんのご意見を伺っておりました。来年、もっと広がるように期待しています。ありがとうございました。

(野口委員)
手をつなぐ育成会の野口と申します。バリアフリーフェスタの実行委員会に参加させていただいて、育成会に関しては、関係団体というか座間のキャラバン隊が賞をいただいたことから、共同で、フェスタにも参加するようになって、会の中でも関わりや協力体制もできてきて、そういう意味でまた実行委員会の中でいろんな他の障がいの関係の方と仲良くさせていただいて、いろいろ経験、個人的にとっても楽しくやらしていただきました。
いろいろ差別解消とか、障がい者の外に出て行く機会が今どんどん増えていて、私たちの子どもたちも、いろいろ今までよりももっともっといろいろなことを経験するようになっています。また或いは、小さいお子さんたちも、今までと違う広い社会の中にいろいろ関わりがあるというようになっています。そういうときの困難、新しい困難というのが、やはりいろいろありますので、私たちが、そういうのを発信しなければいけないなと、いろいろ考えています。
ただ、今吉富さんのお話にも関係がありますけれども、今お子さんたちの虐待っていうことがすごく話題になって私たちもすごく心痛めていますけれども、これはやはり障がい者が、社会参加させていく中でのハードルと繋がっている部分はあると思うので、そういうところを私たちも足元を見つめて、若い世代に協力しながら続けてきたいなと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。

(塚田委員)
住まいまちづくり協会の塚田と申します。先ほどの桑波田委員がおっしゃったように、だんだん施設的なバリアフリーではだんだん改善されてきたというふうに感じておりますが、ただ今度施設の使い方の方で課題が出てきているかと感じています。
というのは、みんなのトイレっていうのがございますが、便利なトイレなので、多少の障がいがあると集中して皆、そこへ行ってしまうという話です。
本当にオストメイトを使う方が順番待ちで、なかなか使いづらいということで、普通のトイレを使える人は使っていただいて、本当にもうそこのみんなトイレしかできない方を優先的にするといった、そのような県民の方の意識の問題といいますか、情報発信ということも書かれてございますが、そこら辺のソフト面の充実もこれから進めていっていただきたいと思います。

(滝澤委員)
日本民営鉄道協会の滝澤と申します。委員をやらせていただき、ありがとうございました。
あまりお役に立てず恐縮ではございますが、感想めいたこと申し上げれば、この提案書の中にもございましたが、オリパラを契機として、社会情勢がかなり変わろうとしていると私は思います。
少子高齢化という社会の背景のもとに、高齢者が増え、また、近年非常に世の中で話題になってきているのは、訪日外国人がすごい数で増えています。昨年すでに3000万人は超えてしまったという勢いでございます。
そういった中で、外国人から高齢者、認知症の方も増えてくるというような状況の中で、益々バリアフリー化というものが求められており、時代の中で当然必要としてきているということを肌で実感をしてきている次第でございます。提案書の中の国の動きの中にもございますようにユニバーサルデザイン2020行動計画であったり、昨年は、バリアフリー法が改正になり、交通事業者等におきましては、毎年度、バリアフリーの計画を立てて公表し、その中で、しっかり検証しなければならない流れになってございます。
またハードは、先ほどいろいろお話ありました通り、かなり進んでおりますが、やはりその個々人の意識の問題というのはまだ非常に残っているわけでございまして、心のバリアフリー化というのも非常に求められております。
そういった中で交通事業者向けのそういった研修プログラムといったものも、国も率先して、各事業者にやるようにというようなことで、動きがございます。
そういったことを踏まえて、民鉄事業者の協会として、引き続きなるべくそういったものにこたえていきたいと考えてございますので、よろしくお願いいたします。

(久保田様)
神奈川県タクシー協会の久保田と申します。本来ならば三上が出席の予定でしたが、本日はありがとうございます。出席させていただきました。数年前のアリオ橋本へ行った時は、ユニバーサルデザインタクシーを展示させていただきまして、この頃は、車両展示できないところですので、グッズ提供のみということで申し訳ございませんけども行わせていただいております。
今現在、トヨタのジャパンタクシーや、日産のNVネットがUDユニバーサルデザインタクシーが増えておりますので、もしまたそういう展示の機会がございましたらぜひご協力させていただければと思います。以上でございます。ありがとうございます。

(須藤様)
神奈川県建築士会の須藤です。会長の金子が出席できず申し訳ございません。神奈川県建築士会の役割は建築士の資質の向上、社員つまり会員の指導ということで、指導は会員だけということになっているのですけれども、いろいろ建築士を詐称して悪いことする、また、うちの会にはおりませんが、資格があってもその資格で悪いことをする。確かにこれから建築士の資質の向上、バリアフリーも含めて、大きな課題であります。
指導まではいきませんが、建築士全体の資質の向上をどうやって図れるのかなと、いろいろ苦慮しております。
今日は本当に金子が出席はできなくて申し訳ないです。金子に代わってお詫びいたします。

(小堤委員)
神奈川県バス協会の小堤と申します。私は、昨年の6月から参画させていただいております。
私は県内の公共交通に関わる会議に出席し、バス交通等の確保対策等の取り組みをしております。運転士さん不足だとか、採算がとれないとか、いろいろな課題がございますけれども、高齢化社会が進んでおりますので、そういった方々の足の確保とともに、こういったバリアフリーの観点からも、バス交通等の確保の取組みをしていきたいと考えております。以上です。

(河原委員)
河原です。1年間いろいろお世話になりました。今までの社会の様子を見ますと、今まではハード面のバリアフリー、そちらに集中していた面が大きかったと思うのですけれども、最近はソフト面の情報バリアフリーについても、考えが行くようになりました。しかし、私も聴覚障がい者として、情報バリアフリーがとても大きいので、そのあたりもまだまだ足りない面が多いので、その辺ももっと考えていただければと思っています。
それからやはり、心のバリアフリーですが、いつも思うのは、見ただけではわからない、障がいがない、或いは障がいが軽いとよそから思われてしまいます。その面で、心ない差別を受けることもしばしばあります。やはり、ともに生きる憲章を作ったのも、津久井やまゆり園の問題が起きて、あれは、法律ができたにもかかわらず、あのようなことが起きてしまったということはやはり、心のバリアフリーがまだまだ足りないということの大きな表れだと思っています。この心のバリアフリーをどうやって進めていくのか、もっともっと私たちも、一緒に考えていきたいと思っています。どうもありがとうございました。

(西川委員)
神奈川県身体障害者連合会の西川と申します。よろしくお願いいたします。
私は、けがをして、ちょうど40何年になるのですが、その頃に比べると、全く雲泥の差があるぐらい神奈川県、特に綾瀬市に住んでいますが、非常に住みやすくなっております。綾瀬市役所見ていただいてわかると思うのですが、20年前に建てられました。そのときに初めて神奈川県の街づくり条例というのを建築士さんの方に見せて、そして、綾瀬市の市役所を作ってもらって、私どもでも非常に使いやすい建物になっております。このように神奈川県かなり昔から障がい者に対してはいろいろと施策をやっていただいて、私ども、何処でも動けるような街になってきておりますので、ここに参加させていただいて、皆様の細かいいろいろ本当に小さいところからの意見を聞くことが非常に勉強になっておりました。また来年もやるようなこと言われているので、またよろしくお願いいたします。

(大原委員)
皆さんのお話も聞いていて、今回、私はこの見直しの作業を手伝わせていただいたのですが、アンケートをとったその感触でもやはり、町の中といいますか、全体的な社会基盤としてのバリアフリー化は確かに形の上で進んでいるという評価をもらっていると思います。皆さんからの話もそういう感触は実感していると思います。ただ、それは結局大きなものといいますか、社会基盤的な部分であったり、もちろん道路とか、それから公共交通機関の事業者さんはこの10数年で大きくやはり努力されて大きく変わってきているのは、その交通の部分だと思います。
そういうのが目に見えて変わってきていると皆さん実感持っていると思うのですが、いよいよ、心のバリアフリーの話もありますが、誰かがやってくれるバリアフリーでなくて、それぞれが、個人個人が、或いは、民間やご近所が、いろいろな形でこのバリアフリーをみんなが進めていくというところに移ってきているのだと思います。
現実に暮らそうと思ったときや活動しようと思ったときに、実はバリアフリーになってない建物が山ほどありますし、特に、私も最近関わることの多いのは、既存の建物で、空き家改修をするときに、なかなかそのバリアフリー化は難しい課題になってきていて、そういう個々バラバラの、普遍的なそこら中にあるような建物のバリアフリー化というが、いよいよこれからとりかからなくてはいけないところであることを感じています。
交通機関に関しても、最近そのタクシーさんたちも大変頑張って、大分ここのところ非常に変わってきていますし、まさに大きなものから小さな個々の隅々まで行き届くための整備というのが始まったばかりかなと感じがしていて、これに対して、神奈川県のバリアフリー条例や、県の取組みとして何をやったらいいのかというのはなかなか大変なことかなと実は考えています。
これはやはり地域コミュニティの話であったり、市町村あたりがもう少し力入れてやるような話だったりするのかもしれないので、県としては、やはりそれをどう支援していくのかということですので、その辺の段階に差しかかってきているということもあって、次々と難しい課題がでてきています。皆さんの進んできたという評価に甘んじることなく、隅々まで暮らしやすいということをこれから目標として、さらに先に進まないといけないのかなと思っています。

(斉藤座長)
ありがとうございました。今後の大きな課題をいただきました。できれば、事務局の方も一言いかがでしょうか。

(事務局)
(省略)

(三沢建築指導課長)
建築指導課長の三沢と申します。先ほどの須藤の方からも申し上げましたが、私どもの課では建築基準条例等に関わるものの分野ということで、主に建築の歯止めにつきまして指導しているところでございます。2年間私どもこの会議に出させていただきまして、いろいろ皆さんのご意見を聞きながら、やはり行政としては建築ばかり見つめてちゃいけないというふうに感じております。血の通った行政をこれからも進めていきたいと考えております。2年間どうもありがとうございました。

(田熊地域福祉課長)
地域福祉課長の田熊でございます。私、これまでの仕事の中で介護保険制度立ち上げの仕事をしたことがございまして、また高齢施設課長をやったことがあるということで、高齢福祉の関係はこれまでやってきたのですが、地域福祉課長ということで1年やってきた中で、本当に地域の福祉はすごく守備範囲が広く、これだけではない障がいの方、乳幼児連れの方等、或いは外国籍の方も含めて、地域で暮らすすべての方の福祉を考えていかなければいけないということで、このバリアフリーの取組みについては、まさにそういった取組みだというふうに考えております。
本当にいろいろ勉強になりまして、またこれから検討してやれることを一生懸命やっていきたいと思いますが、やはり皆さんのご協力があって、できることだと思いますので、委員を続けていただける方につきましては、またぜひ皆さんと一緒に取り組んでいきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

(川名福祉部長)
福祉部長川名でございます。今期、2年間本当にありがとうございました。このバリアフリーを考えていく中で、今まで、ご意見としても大分進んできたという意見をいただいてはおりますが、本当にそうなのかなというようなところは、基準には合っていても、実際に使うときに本当に使いやすいか、また、それがなかなか物理的に無理だったりする中で、周りの人がちょっとした配慮するという心のバリアフリーの問題が進んでるのかどうか、なかなかその辺というのは、課題が大きいかと思います。対処療法でなくて、誰もが使いやすい、そういう神奈川を目指して今後、皆さんの意見も参考にしながら、また次回のこの県民会議でもご意見いただきながら、神奈川県としての取組みを進めていきたいと考えておりますので、よりよい神奈川を作るという方向で皆さんのぜひご協力いただきたいと思います。本当にありがとうございました。

(斉藤座長)
ありがとうございました。行政の方から力強いご意見をいただきましたので、ぜひバリアフリー社会づくりを更に展開していただければと思います。
私の方からもちょっとお話させていただきたいと思います。皆さんのお話を聞いていて、これには、多くの方に伝える、知ってもらう、考えてもらう、そして足元から実行していく、これが一番重要だと思います。そのためには、他人言ではなく自分事だとどういうふうに思うこと。それは障がいを持っていないとか、高齢にならないとわからないとかではなく、あらゆる人たちが、伝えて、知って、考えて、気づいて、自分のこととして考えるかどうかが重要だと思います。そこのところを県民会議として、これからも強力な主張と活動を展開していただきたい。
それから、今まで皆さんのお話聞いて 思ったのですが、こういうお話の中によく普及啓発という言葉が出てきます。普及啓発という言葉は響きのいい言葉ですが、どの程度普及しているのか、どのように啓発しているのか、誰もチェックしていないように思います。これは普及啓発しましたではなく、普及啓発の結果、その実効性や成果がどうだったか。そのところはすごく大事なので、ぜひこれは、我々県民一人一人ではできないことなので、行政として、今後、強力に対応していただければと思います。
今期、皆さんにご協力いただいて、本当に様々な活動ができました。それから大原先生には、調整部会で新たな県民会議の提案をまとめていただきました。こうした成果を、ぜひ次期の方々には生かしていただきたいと思います。
それでは時間が少し長くなりましたが、これで今期の我々の県民会議は終了させていただきます。これまでの精力的な活動、本当にありがとうございました。

会議資料

資料1-1 調整部会での検討経過について(ワード:26KB)(別添)提案書構成新旧比較(エクセル:20KB)

資料1-2 みんなで創るバリアフリーの街づくり~県民会議からの提案~(H31.3)(ワード:571KB)

参考資料1-1 みんなで創るバリアフリーの街づくり~県民会議からの提案~(H24.9)(ワード:732KB)

参考資料1-2 県民会議からの提案に関する参考資料(ワード:4,994KB)

参考資料1-3 アンケート概要・趣旨書(ワード:48KB)アンケート本紙(ワード:98KB)

参考資料1-4 アンケート集計一覧(エクセル:167KB)

資料2 モニタリング現地確認結果報告書(ワード:20KB)

参考資料2 第10回神奈川県バリアフリー街づくり賞受賞事例(抜粋)(ワード:162KB)

資料3 来年度に向けたバリアフリーフェスタについて(ワード:20KB)

資料4 今後の取組みについて(ワード:20KB)

資料5 平成31年度バリアフリーの街づくりの県での取組みについて(ワード:22KB)

資料6 神奈川県みんなのバリアフリー街づくり条例の見直しについて(ワード:21KB)