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初期公開日:2025年10月2日更新日:2025年10月2日

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インフルエンザの流行が始まりました!

2025年10月02日
記者発表資料

神奈川県内では第39週(9月22日から9月28日まで)のインフルエンザの定点当たり報告数が「1.24」となり、流行開始の基準(注1)である「1.0」を超えました。インフルエンザの感染予防と感染拡大防止のため、手洗い、咳エチケットを徹底するとともに、インフルエンザワクチンの接種を検討しましょう。

第39週(9月22日から9月28日まで)における保健所単位の地域別定点当たり報告数
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注記1(参考)流行開始の基準について

インフルエンザについては、県が指定した約240の定点医療機関から週1回患者数が報告されますが、令和7年第15週(4月7日から4月13日)からの定点医療機関の減少等に伴い、「流行開始」「注意報」「警報」について、従前の基準値を直ちに当てはめることが出来なくなりました。そのため、国が取扱いを検討することとしています。取扱いが示されるまでの間、本県では、まず「流行開始」について、従前の基準値(1.0以上)で運用することとします。

 
(参考)神奈川県における近年の発生動向

神奈川県内では、2024/2025シーズン(注2)は、第44週(10月28日から11月3日まで)に報告数が「1.11」になり流行開始となり、第50週(12月9日から12月15日まで)に報告数が「19.98」になり従来の流行注意報の基準を超え、第51週(12月16日から12月22日まで)に報告数が「48.56」となり、従来の流行警報の基準を超えました。

報告数のグラフ

注記2(参考)インフルエンザシーズンについて

インフルエンザの流行状況を把握し、情報提供を行うための区切りであるインフルエンザシーズンは、毎年第36週から翌年第35週までを1年としています。

県民の皆様へ

  • インフルエンザの予防のためには

手洗いは、感染予防の基本です。外から帰った時など、流水・石鹸でこまめに手洗いをしましょう。

インフルエンザワクチンの接種は、感染後に発症する可能性を下げる効果と、インフルエンザにかかった場合の重症化を防止する効果があると報告されています。
ワクチン接種による効果が現れるまでに2週間程度要することから、接種を希望する方はこの期間を考慮してください。

乾燥を避けて、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。

十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を心がけましょう。

人混みへの外出の際はマスクの着用や手指衛生を心がけましょう。

  • 他の人へうつさないために

せきやくしゃみが出る時はマスクをするなどの、咳エチケットを徹底しましょう。

  • インフルエンザにかかったら

早めに医療機関を受診しましょう。

安静にして休養をとり、十分に水分補給をしましょう。

 

【参考ホームページ】

疾患別情報 インフルエンザ(神奈川県衛生研究所 感染症情報センター)

https://www.pref.kanagawa.jp/sys/eiken/003_center/0006_disease/0006_influenza.html

インフルエンザ施設別発生状況(健康危機・感染症対策課)
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ga4/cnt/f500373/index.html

インフルエンザについて(健康危機・感染症対策課)
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ga4/cnt/f430628/index.html

問合せ先

神奈川県健康医療局保健医療部

感染症対策担当課長 由利

電話045-285-0848

健康危機・感染症対策課感染症対策連携グループ 横山

電話045-285-0776

神奈川県衛生研究所

企画情報部長 関戸

電話0467-83-4400(内線2100)

このページの所管所属は健康医療局 保健医療部健康危機・感染症対策課です。