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更新日:2024年10月2日

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建築物の安全点検をしましょう!

 近年、多発している建物等における痛ましい事故は、建物の正しい使われ方や防災設備、エレベーターなどの適切な維持管理がなされていなかったことが、被害拡大の要因となっています。
 日ごろの建築物の維持管理を適正に実施することは、思わぬ事故を未然に防止し、地震や火災等の災害時の被害を軽減したり、建築物の寿命を長持ちさせることにつながります。

建築物の安全点検をしましょう!

 特に、次のような避難に関連する廊下・階段や防火設備等は、非常時の高い防災効果が期待できます。
 定期的に自主点検を行うことが大切です。

自主点検のポイント

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 一定規模を超える公共性の高い建築物や不特定多数の人が利用する建築物の所有者や管理者は、定期的に建築士などの有資格者に調査・検査させ、その結果を特定行政庁へ報告することが義務づけられています。

木造の屋外階段の維持管理等について

 令和3年4月に東京都八王子市の木造共同住宅において、階段の一部が崩落し1名が亡くなる事故が発生しました。神奈川県では、同様の事故の発生の防止に向け、事故があった共同住宅に類似する建築物の安全性の向上に努めているところです。
 このたび、国土交通省より木造の屋外階段等の防腐措置や支持方法についての内容の明確化や、適切な維持管理のため、「木造の屋外階段等の防腐措置等ガイドライン」「木造の屋外階段等の防腐措置等ガイドライン事例集」「賃貸共同住宅に係る工事監理ガイドライン」がとりまとめられましたので、お知らせいたします。ご参考にしていただき、建物の適切な維持管理に努めていただくようお願いします。


木造の屋外階段等の防腐措置等ガイドライン(PDF:2,945KB)

木造の屋外階段等の防腐措置等ガイドライン事例集(PDF:3,103KB)

賃貸共同住宅に係る工事監理ガイドライン(PDF:106KB)

直通階段が一つの建築物等向けの火災安全改修について

 令和3年12月に大阪市北区で発生したビル火災においては、直通階段が一つの建築物において多数の人的被害が発生しました。

 このたび、国土交通省より直通階段が一つの建築物等向けの火災安全改修のため、「直通階段が一つの建築物等向けの火災安全改修ガイドライン」がとりまとめられましたので、お知らせいたします。ご参考にしていただき、建物の適切な安全改修に努めていただくようお願いします。

 また、事務所その他これに類する用途に供する建築物について、上記の改修のほか、防災等に十分配慮し適切に建築物等の維持管理を行っていただくようお願いします。

 

直通階段が一つの建築物等向けの火災安全改修ガイドライン(PDF:1,460KB)

 

ご自宅が地震に対して安全かどうかチェックしてみましょう!

木造住宅について誰でも簡単に耐震診断できます。

県内市町村の耐震診断・改修補助の状況については、こちらをご覧ください。
 

エレベーターの安全性を確認しましょう!

〇既設エレベーターの安全性を確保する装置の設置状況や事故防止対策について、確認しましょう。
 


〇エレベーターの定格積載量を遵守してください。


 平成25年9月、東京都江東区の倉庫(物流施設)において、荷物用エレベーターのかごが急上昇してかご内2名の身体が浮き上がり、天井部に頭部等を打ちつけ負傷した事故が発生しました。この原因として、フォークリフトの乗り入れが計画されていない荷物用エレベーターへのフォークリフトの乗り入れにより、日常よりエレベーターの定格積載量が守られずに運行されていたと推定されています。
 これまで社会資本整備審議会昇降機等事故調査部会において、事故の原因究明等の検討が行われ、今般、「東京都江東区内エレベーター事故調査報告書」としてとりまとめられました。

 関連書類 東京都江東区内エレベーター事故調査報告書(概要)(PDF:764KB)

 
 建築物の所有者(管理者)様におかれましては、エレベーターの定格積載量を遵守するようお願いします。また、物流施設の所有者(管理者)様等におかれましては、フォークリフトの乗り入れが計画されていない荷物用エレベーターへのフォークリフトの乗り入れは行わないようお願いします。
 
 
 

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