更新日:2024年1月26日

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傷病鳥獣救護

ケガや病気の野生動物をみつけたら…

 

1.野生動物に対する基本の考え方

野生動物はペットとは違います。自然の中で成り立っている命のつながりに人間がむやみに介入することは、必ずしも野生動物のためにはなりません。野生動物を見つけても基本は手を出さず、自然の営みに任せましょう。

2.救護対象の動物

上記の基本の考え方を踏まえたうえで、神奈川県では人間のために傷ついた野生動物を救護施設で受け入れています。

救護対象となる動物(4項目すべて満たすもの)

  1. 人為的な要因で負傷したり、病気となったもの
  2. 神奈川県内で保護されたもの
  3. もともと神奈川県に生息する在来種
  4. 鳥類もしくは中型以下の陸生哺乳類

受け入れできない動物

詳しい種類等はこちらでご確認ください。
受け入れできない動物(PDF:488KB)

外来種

(もともと県内に生息していない動物)

被害防除等については最寄の市町村または管轄の地域県政総合センター(別ウィンドウで開きます)へご相談ください。

カラス、
大型哺乳類
ペット、
家畜・家禽

迷子のペットと思われる場合は、動物愛護センターや最寄の警察署、保健所等へご相談ください。

県外で保護された動物 保護した場所の都道府県庁等へご相談ください。

 

死体
  • 同じ場所でたくさんの鳥が死んでいる
  • 猛禽類(ワシ、タカ、フクロウ等)
  • 水鳥(カモ・カイツブリ等)

外傷なく死んでいる場合は感染症等の疑いがあるため、管轄の地域県政総合センターへご相談ください。

詳しくは「死亡した野鳥を見つけたら」をご確認ください。

  • 上記以外の野鳥
  • 哺乳類
発見場所の管理者もしくは市町村へご相談ください。

こんなときはどうしたら?

  • 建物の中に鳥が入ってきた
  • 鳥が巣を作ってしまったので撤去したい
  • 野生動物を駆除してほしい

などについては「野生動物に関するよくあるご質問」をご覧ください。

3.保護する前に

野生動物は保護する必要がない場合も多くあります。まずはよく観察してください。

詳しい対応方法は「野生動物の対応方法フローチャート(PDF:775KB)」を参考にしてください。

鳥のヒナ

自然に任せ、基本はそのままにしてください。

  • 巣から落ちたヒナは巣に戻すか代用の巣をつくることで親鳥のもとに返せることがあります。
  • 巣立ちビナは親鳥が世話をしています。人間がいると親鳥が近寄れないので、そのままにして立ち去ってください。
意識がない鳥 衝突による脳震とうをを起こしている可能性があります。しばらくすると回復することがあるので、様子をみてください。
哺乳類の子ども

親が戻ってくる可能性が高いです。人間がいると親が近寄れないので、そのままにして立ち去ってください。

※人間や人工物のにおいが付くと親が育児放棄してしまうことがあるので、絶対に触るのはやめましょう!

皮膚病の動物 疥癬(かいせん)という感染症が原因と考えられます。動けるようならそのままにしてください。
軽微なケガ

捕獲することで大きなストレスを与えます。動けるようならそのままにしてください。

4.持ち込むときは

上記の「2.救護対象の動物」、「3.保護する前に」をご確認の上、救護施設に持ち込むときは必ず事前に電話でご相談ください。

保護の流れや救護施設の連絡先については捕獲の仕方、運搬方法、県内の救護施設(PDF:673KB)をお読みください。(令和5年度より受付場所が変わりました)

  • 救護施設の職員が動物を引き取りに行くことはできません。
  • お持ちいただいても、動物の種類や状態を確認した結果、受け入れできない場合があります。
  • 動物の収容状況や感染症の発生により受け入れを休止する場合があります。

5.傷つく野生動物を減らすためにできること

野生動物は私たちの身近に生息しています。そのため、人間のくらしの影響を受けて傷つくことがあります。何が原因で野生動物が傷ついているかを知り、ひとりひとりが少しの配慮をすることで防げる場合があります。

傷つく野生動物を減らすために私たちにできること(PDF:464KB)

6.データ・資料

傷病鳥獣救護実績  当センターで受け入れた傷病鳥獣の救護実績を掲載しています。
かわせみ通信
自然環境保全センター自然保護課だより「かわせみ通信」では持ち込まれた野生動物の「救護原因」や「リハビリ状況」などの情報を掲載しています。

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