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更新日:2024年2月20日

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農産物の上手な利用法(荒粉(コンニャク)の作り方)

「農産物の上手な利用法」のページでは、オープンラボで実験された農産加工実験や神奈川県農業技術センターの過去の研究成果を紹介しています。

作り方

 

(1)コンニャク芋を洗う。

写真:コンニャク芋を洗う写真:コンニャク芋

(2)コンニャク芋の芽の部分をえぐり取る。

写真:コンニャク芋の芽の部分をえぐり取る写真:コンニャク芋

(3)コンニャクを5mm幅に切る。

写真:コンニャクを5mm幅に切る

(4)切ったコンニャクを串に刺す。

写真:切ったコンニャク写真:串に刺す

(5)串に刺したコンニャクを天日に干す。

写真:串に刺したコンニャク写真:天日に干す

(6)十分に乾燥したら串からはずし、保存する。

写真1:十分に乾燥写真2:十分に乾燥

写真:串からはず写真:保存する


作り方のアドバイス

★コンニャクの切り方

コンニャク芋は5mmくらいの厚さに切りますが、縦方向に切ってください。横切りにすると串に刺すときに割れ易くなります。また、大きなものはあらかじめ半分に切ったり、四つ割にしておくと切りやすくなります。
写真:コンニャクの切り方

★干し方・干し加減

串に刺したら、コンニャクの切片がくっつかない程度の間隔にしてください。生イモは重量があるので、ひもで一連にしたり、干し枠にのせると串が曲がって、コンニャクイモがくっ付くことがあるので注意してください。
写真:干し方写真:干し加減
串に刺したら日当たり、風とおしの好いところへだして乾燥してください。指ではじくとカンカンと乾いた音がするまで、良く乾かしてください。
大量に加工の現場では、効率的に乾燥するため、火力乾燥が行われています。

★荒粉の保存

荒粉は吸湿しやすいので、厚手のプラスチック袋やフタのしっかりできる容器に入れてください。また、温かいところに長くおくのも、品質が低下する原因となります。冷暗所においてください。
写真:荒粉の保存写真:冷暗所におく

★荒粉の加工

荒粉は一度粉砕してから、コンニャク加工に用います。荒粉のままだと表面は水が吸えても、荒粉の内部は水を吸うことができません。細かく砕いてからコンニャク加工原料としてください。
家庭で粉砕するにはミキサー使ってください。ミキサーにかけたらフルイにかけ大きなものを取り分け、再度ミキサーにかけて粉砕してください。
写真:家庭で粉砕するにはミキサー使う写真:フルイにかける
粉砕したものは吸湿しやすいので、水分を吸わないようにして、冷暗所に保存してください。
写真:水分を吸わないようにする
大量に粉砕加工するには臼と杵による搗臼式、ロールによる粉砕機研磨式などがあります。
また、荒粉からマンナン粒子だけをとりだしたものを精粉といいます。コンニャク製造業界ではこの精粉を主な原料としています。
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