野生動物を見つけたときの対応

掲載日:2014年7月6日

野生動物を見つけたときの対応

一見傷ついているように見えても実は違っていたり、人が手を出さないほうがよい場合があります。
動物の状況を冷静に判断することが大切です。
下記をご参考に、わからないことや判断に迷った場合はご相談ください。

※野生動物に近づく場合は、攻撃されてケガなどをしないように気をつけてください

野鳥を見つけた場合

羽は生えそろっていますか?

羽が生えそろっている

ツバメの幼鳥

赤裸、地肌が見えている

巣立ち前のツバメ

成鳥か、巣立ったばかりの
「ヒナ」です。
巣立ちビナ

巣立ち前のヒナです。
巣から落ちた可能性があります。
巣立ち前のヒナ

  

羽が生えそろっている場合の対応

  • 元気そう
     よく鳴く、動ける、エサをねだるなど。
     巣立ちビナの可能性があります。親鳥が近くにいますので、そっとしておきましょう。
     拾ってしまっても、数日以内ならば親鳥はヒナを探しています。元いた場所に戻して、親鳥が面倒を見るか、遠くから見守ってください。

 巣立ちビナとは?

  • ケガをしている
     出血や内出血、骨折して翼が下がっている、きれいにたためないなど。
     保護して持ち込んでいただければ、受け付けします。

 

  • 元気がない、意識がない
     元気がなく羽毛を膨らませている時は、体温が下がっています。保温して様子を見てください。
     意識がない場合は、衝突による脳震盪(のうしんとう)を起こしていることなどが考えられます。
     その場合、数分から2、3時間で元気になることがあります。観察しても良くならない場合は、
     保護して保護施設へ運んでください。

 

保温の仕方
 鳥の体温は40から42度くらいが平熱です。鳥を触って、暖かくないと感じたら、保温してみてください。
 鳥を箱に入れて、ペットボトルなどに熱いお湯を入れて布や新聞紙でくるんだ物を横においてください。
 ただし、ペットボトルなどが、鳥に直接触れないようにしてください。
※カイロは熱すぎるので、使わないでください。

巣立ち前のヒナの対応

  • 元気で、巣の場所がわかる
     ヒナが元気そうで、巣に戻せるようであれば戻してください。人間が触っても親鳥は気にしません。
      ※触った後は、よく手洗いをしてください。
      ※高い木の上など、危険がある場合は無理をしないで下さい。

 

  • 元気だけれど、巣に戻せない
     代わりの巣を設置すると、親鳥が子育てを続けてくれます。1時間ほどたったら様子をみてください。
     代わりの巣は、カップ麺の容器を半分に切って壁に貼りつけたり、ザルなどを紐で吊つるします。
      ※無理せず、安全に取り付けられる場所に設置してください。
      
    ※ティッシュペーパーなどを中に敷いてください。
      ※元の巣から多少離れていても親鳥はヒナの鳴き声を聞いてエサを運んでくれます。
      ※雨のかかる場所であれば、容器の底に水抜き穴をあけてください。
      ※様子を見るときは、遠くから見守ってください。
代わりの巣
ヒモでつるした巣
紐でつるした巣
壁につけた巣
壁に取り付けた巣

 

  • ケガをしている
     明らかにケガをしている場合、持ち込んでいただければ受け付けします。

 

  • 元気がない
     体温が下がっているようであれば、成鳥と同じように保温してください。
     からだが温まり、鳴くようになったら巣に戻してあげましょう。
      ※赤裸のヒナの場合はお湯を入れたビニール袋を箱の下に入れ、ヒナの座る場所が38から40度くらいを
      保つようにしてください。
     巣に戻したり、保護できない場合、そのままにしておくのもひとつの方法です。
     もともと、ふ化したヒナがすべて成鳥になれるわけではありません。
     ヘビなどに食べられることもありますし、巣から落ちたとき内臓を傷めて死んでしまうこともあります。
     私たちが巣に戻しても、弱いヒナは生存競争のなかで再び親鳥や兄弟に落とされてしまうこともあります。
     そうしたヒナの命が無駄になることはありません。他の生き物に受け継がれていきます。

成鳥になるヒナは少ない

食う食われる関係も自然の営み
スズメは1シーズンに15個ほど卵を産み、
成鳥になれるのは2羽程度といわれています。
ヒナを食べる動物もいれば、
鳥もたくさんの生き物を食べています。
こうして自然のバランスは保たれています。

そのほか、鳥についてのよくある相談はこちら 

受け入れられない動物はこちら

哺乳類を見つけた場合

幼獣(子ども)が一頭でいる

  • 哺乳類は授乳の回数が非常に少なく、1日1回ということもあります。
    それ以外の時間は親は食事に出かけ、幼獣は目につきにくいところでじっと親の帰りを待っています。
  • 人間が近くでずっと見ていると、親は警戒して近づかないので、心配でもその場を離れましょう。 
    数日たっても同じ場所にいるようであればご相談ください。

写真_タヌキの幼獣 タヌキの幼獣

毛が抜けて皮膚がガサガサの動物がいる

疥癬症(かいせんしょう)という皮膚病にかかっている可能性があります。
保護して持ち込んでいただければ、受け付けします。 

カイセン症のタヌキ疥癬症(かいせんしょう)で毛が抜けてしまったタヌキ

木を伐採したら、ムササビ巣があった

ムササビは複数の巣があります。別の巣穴があれば、ムササビを戻してください。
場所がわからない場合やケガをしている場合、保護して持ち込めるようであれば受け付けします。

コウモリがいる、部屋に迷い込んできた

  • 冬の場合
     冬は冬眠していますが、暖かい日があると起きて外に出ることがあります。
     寒い時は一旦室内で温めて、動くようになったら外に出してください。
  • 夏の場合
     100円玉から500円玉くらいの大きさで、毛が生えそろっていれば成獣です。
     ケガがないようであれば元に戻すか外に出してください。
     小指の爪くらいの大きさで、毛が生えそろっていない(地肌が見えている)場合は幼獣です。
     ケガがないようであれば、夕方に小さい箱に入れて外に出してください。親が迎えに来ることがあります。

 ケガをしていたり、親が見当たらない場合、持ち込んでいただければ、受け付けします。

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