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神奈川県微生物検査情報

神奈川県衛生研究所

第250

平成25年10月31日発行
病原体検出は平成25年8月分



表1 病原体検出状況(保健所等別)―平成25年8月


<検出状況>
  • 8月の病原体検出数は合計35件、細菌は4件、ウイルス・リケッチアは31件であった。
       
  • 感染症および食中毒発生に伴う行政検査等では、細菌が4件検出された。
  • 病原体定点等の医療機関からの検査では、小児科定点からウイルスが27件、眼科定点が2件、基幹定点からウイルスが2件検出された。
  • 保健所管内別の病原体検出状況は表1のとおりである。

表2 病原細菌検出状況(臨床診断別)―平成25年8月

  • 腸管出血性大腸菌感染症患者届出に伴う検査で、2事例2検体から腸管出血性大腸菌が検出された。血清型はO157(VT1&VT2)が1検体、O26:H11(VT1)が1検体であった。
  • 有症苦情(関連調査)1事例1検体からカンピロバクター・ジェジュニ(PennerC)が検出された。
  • 依頼検査1事例1検体からサルモネラO7群が検出された。血清型はS. Infantisであった。

表3 病原細菌検出状況(月別)―平成25年8月

 

 



表4 ウイルス・リケッチア検出状況(臨床診断名別)―平成25年8月

  • 咽頭結膜熱患者2例中1例からアデノウイルス1型が検出された。
  • 感染性胃腸炎患者4例中1例から下痢症の原因となるサポウイルスが検出された。
  • 手足口病患者32例中20例からウイルスが検出された。その内訳は、コクサッキーウイルスA6型12例、コクサッキーウイルスA16型3例、エンテロウイルス71型4例、ライノウイルス1例であった。
  • ヘルパンギーナ患者9例中4例からウイルスが検出された。その内訳は、コクサッキーウイルスA6型1例、コクサッキーウイルスA10型1例、エンテロウイルス71型1例、コクサッキーウイルスA6型とコクサッキ―ウイルスB5型の同時検出1例であった。
  • 流行性角結膜炎患者5例中2例からウイルスが検出された。その内訳は、アデノウイルス4型が1例、アデノウイルス19型1例であった。
  • 無菌性髄膜炎患者2例中2例からコクサッキーウイルス B3 型が検出された。

表5 ウイルス・リケッチア検出状況(月別)―平成25年8月

 

表6 食品・環境由来の病原細菌検出状況―平成25年8月

 

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