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第184号

平成20年5月29日発行
病原体検出は平成20年2月分

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病原体検出

表1 病原体検出状況(保健所等別)―平成20年2月


<検出状況>

  • 2月の病原体検出数は合計87件、細菌7件、ウイルス・リケッチアは80件であった。
    前月に比べて検出数が細菌は6件が7件と横ばいであり、ウイルス・リケッチアは155件から80件と減少した。
  • 感染症および食中毒発生に伴う行政検査等では細菌は2件、ウイルスが43件検出された。1月と同様に95%がノロウイルスの検出であった。
  • 病原体定点等の医療機関からの検査では、小児科定点から細菌が5件、ウイルスが23件、インフルエンザ定点からウイルスが13件、眼科定点からウイルスが1件検出された。
  • 保健所管内別の病原体検出状況は表1のとおりである。

表2 病原細菌検出状況(臨床診断別)―平成20年2月


<検出状況>

  • A群溶血レンサ球菌が4件小児科定点から検出された。
  • カンピロバクター・ジェジュニが感染性胃腸炎患者および有症苦情(食品媒介)者から各1件検出された。
  • サルモネラO8群が、健常者より1件検出された。

表3 病原細菌検出状況(月別)―平成20年2月


<検出状況>

  • A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が1月は増加傾向であるが、A群溶血レンサ球菌が昨年同月に比して4件検出された。
  • カンピロバクター・ジェジュニは、再び1月に検出された。

表4 ウイルス・リケッチア検出状況(臨床診断名別)―平成20年2月


<検出状況>

  • インフルエンザウイルスAH1型が16件、同AH3型が3件、同B型が2件、インフルエンザ様患者から検出された。
  • アデノウイルス4型が流行性角結膜炎患者から1件検出された。
  • ノロウイルスが食中毒様事例から30件、感染性胃腸炎の集団発生および小児科定点から15件検出された。
  • ロタウイルス1件およびサポウイルス1件が食中毒様事例から検出された。また、ロタウイルス5件およびサポウイルス4件が感染性胃腸炎患者から検出された。


表5 ウイルス・リケッチア検出状況(月別)―平成20年2月


<検出状況>

  • 1月に引き続き、インフルエンザウイルスAH1型が16件、同AH3型が3件、同B型が2件検出された。
  • ノロウイルスが47件、サポウイルスが5件、1月に引き続き検出された。


表6 食品・環境由来の病原細菌検出状況―平成20年2月


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