[2012.1.11 掲載]

平成22年度加工食品のアレルゲン検査

特定のアレルギー体質を持つ方の健康被害の発生を防止する観点から過去の健康被害等の程度、頻度を考慮し、容器包装された加工食品へ特定原材料を使用した旨の表示を義務づけています。表示制度の趣旨として「表示によって食物アレルギー患者が食べることができる食品を選択できるようになること」を目的に、食品衛生法において規定され、平成13年4月に施行されました。これは、食物アレルギー患者の誤食によるアレルギー発症の防止と加工食品の利用を意味しています。現在、「えび・かに」を含め7品目※1が表示義務、18品目※2が表示奨励となっています。
平成22年度は、加工食品の乳アレルギー検査20検体、卵アレルギー検査20検体、計40検体について特定原材料(乳、卵)のスクリーニング検査を2種類の検査キットを用いて実施し、特定原材料のタンパクが検出された場合は、2種類のタンパク質の確認を行いました。
陽性判定となる検体は卵・乳ともにありませんでした。

平成22年度 加工食品のアレルギー物質(乳、卵)の検査結果

※1 : 7品目; 卵・牛乳・小麦・そば・落花生・えび・かに
※2 :18品目; あわび・いか・いくら・オレンジ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン・バナナ