[2010.12.21 掲載]

平成21年度加工食品のアレルゲン検査

特定のアレルギー体質を持つ方の健康被害の発生を防止する観点から過去の健康被害等の程度、頻度を考慮し、容器包装された加工食品へ特定原材料を使用した旨の表示を義務づけています。表示制度の趣旨として「表示によって食物アレルギー患者が食べることができる食品を選択できるようになること」を目的に、食品衛生法において規定され、平成13年4月に施行されました。これは、食物アレルギー患者の誤食によるアレルギー発症の防止と加工食品の利用を意味しています。現在、「えび・かに」を含め7品目※1が表示義務、18品目※2が表示奨励となっています。
平成21年度は、加工食品の乳アレルギー検査20検体、卵アレルギー検査20検体、そばアレルギー検査20検体、計60検体について特定原材料(乳、卵、そば)のスクリーニング検査を2種類の検査キットを用いて実施し、特定原材料のタンパクが検出された場合は、2種類のタンパク質の確認を行いました。

平成21年度 加工食品のアレルギー物質(乳、卵、そば)の検査結果

乳タンパク質をスクリーニング検査で20検体実施しましたが、そのうち1検体から乳タンパク質が検出されたため、ウエスタンブロット法(確認検査)で乳タンパク質であるか確認したところ、乳の混入はありませんでした。
卵タンパク質については、スクリーニング検査を20検体実施しましたが、そのうち2検体から卵タンパク質が検出されました。そのうち注意喚起表示のある1検体は10μg/g以上の陽性判定値を超え、卵の混入が確認されたため、製造所を管轄する自治体に情報提供を行いました。
そばタンパク質については、スクリーニング検査を20検体実施しましたが、いずれも不検出でした。

※1 : 7品目; 卵・牛乳・小麦・そば・落花生・えび・かに
※2 :18品目; あわび・いか・いくら・オレンジ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン・バナナ