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わが国では人口の3分の1を超える人々が何らかのアレルギー症状を持っていると言われています。また、若年者のアレルギー性疾患が増加していることも大きな問題となっております。厚生労働省の調査(1996~1999年度)によれば、成人では、全体のおよそ9.3%が食物アレルギーに罹患していると報告されています。原因食品も多岐にわたっており、乳幼児期では、卵、牛乳が中心となっていますが、成人では甲殻類が最も多く、さらに魚類、果物などについても発症頻度が高くなっており、食物アレルギーは、決して軽視することができない問題となっています。 |
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