平成30年12月28日発行
神奈川県 水痘情報
水痘(みずぼうそう)の注意報を発令します!
神奈川県では、第51週(12月17日~12月23日)に水痘の定点医療機関当たり報告数が「1.13」となり、注意報レベル(定点当たり1)を超えました。これからの発生動向に注意が必要です。
水痘(みずぼうそう)は、水痘帯状疱疹ウイルスの感染により、発熱、発疹の症状が出る病気です。発疹は紅斑(赤い皮疹)から水疱(みずぶくれ)を経て痂疲(かさぶた)になります。まれに、肺炎や脳炎を合併し、重症化することがあります。ウイルスは患者の咳やくしゃみ、水疱の液に含まれ、それを吸い込んだり、手に付けて鼻、口を触れたりすることで感染します(空気感染、飛沫感染、接触感染)。感染してから発症するまでの潜伏期間は、2週間程度です。水痘を疑う症状がみられたら、早めに医療機関を受診しましょう。
予防にはワクチン接種が有効で、1歳以上3歳未満の小児は定期予防接種の対象です。また、患者と接触後72時間以内に水痘ワクチンを接種すると発病を抑える可能性があると言われています。
水痘は、県内215か所の小児科定点の医療機関から毎週報告されています。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりの水痘の報告数をあらわしています。