令和5年11月6日発行
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神奈川県 インフルエンザ情報(8)43週
神奈川県では、第39週(9月25日~10月1日)のインフルエンザの定点当たり報告数1 は全県15.05、県域12.78と注意報レベルの基準「10」を超え、10月5日に記者発表しました。第43週(10月23日~10月29日)は全県22.80、県域22.03でした。
感染予防と感染拡大の防止のため、こまめに手を洗い、せきが出るときはマスクをするなどの、せきエチケットを徹底しましょう。
[1] 年別・週別報告数の状況(全国2023年以外は、神奈川県全県。2023年は棒グラフ、過去は折れ線グラフ)
5週前 | 4週前 | 3週前 | 2週前 | 1週前 | 今週 | |
38週 | 39週 | 40週 | 41週 | 42週 | 43週 | |
9月18日 ~9月24日 |
9月25日 ~10月1日 |
10月2日 ~10月8日 |
10月9日 ~10月15日 |
10月16日 ~10月22日 |
10月23日 ~10月29日 |
|
全国 | 7.09 | 9.57 | 9.99 | 11.07 | 16.41 | 19.68 |
全県 | 8.85 | 15.05 | 15.84 | 16.59 | 22.47 | 22.80 |
県域 | 7.96 | 12.78 | 12.98 | 14.19 | 21.47 | 22.03 |
1 | インフルエンザは、県内約380か所のインフルエンザ/COVID-19定点の医療機関から毎週報告されています。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりのインフルエンザの報告数をあらわしています。 注意報レベルは定点当たり報告数10以上、警報レベルは30以上となっています。 |
[2]年齢・年齢群別の全県定点当たり報告数(神奈川県全県 2023年第41週~第43週)
7歳、10~14歳の年齢・年齢群別では減少していますが、幅広い年齢・年齢群別で増加しています。基幹定点12病院のインフルエンザ入院者サーベイランスでは24例:年齢群は10歳未満10例、10歳代4例、20歳代1例、40歳代1例、50歳代1例、60歳代3例、70歳代3例、80歳以上1例が報告されています。
(9歳以下 全県 再掲)
[3]定点当たり報告数の保健所別推移(神奈川県 2023年第41週~第43週)
インフルエンザの定点当たり報告数が警報レベル30を新たに超えたのは、厚木保健福祉事務所31.37です。引き続き平塚保健福祉事務所49.91で警報レベルです。三崎センター7.67と足柄上センター3.80を除く各保健福祉事務所・センター・保健所で注意報レベル10を上回っています。
[4] インフルエンザ様疾患発生報告2(神奈川県全県 2023年第36週~第43週)
第43週に学級閉鎖等3のあった保育所・学校等は271施設、患者数は5183名でした。
2 | インフルエンザ様疾患発生報告は保育所や学校等の閉鎖数や欠席者数等を計上する報告です。 |
3 | 学級閉鎖等とは、休校、学年閉鎖学校数、学級閉鎖学校数の合計を示します。 |
[5]インフルエンザウイルス検出状況(神奈川県衛生研究所実施分)
2022/2023シーズンはAH3亜型が多く報告されていました。2023/2024シーズンは10月20日時点ではAH3亜型55件(前期174件)が多いですが、AH1亜型も24件(2022/2023シーズン11件)検出されています。
参考ページ
<全国のインフルエンザ情報>
- 2023/24シーズンのインフルエンザワクチンの供給等について
厚生科学審議会(予防接種・ワクチン分科会 研究開発及び生産・流通部会) 第33回(令和5年8月28日) - インフルエンザ(総合ページ)(厚生労働省)
<インフルエンザに関すること>
- インフルエンザとは(国立感染症研究所感染症疫学センター)
- インフルエンザ様疾患発生報告(学校欠席者数)(国立感染症研究所感染症疫学センター)
- インフルエンザ脳症の治療戦略(「新型インフルエンザ等への対応に関する研究」班)
<神奈川県の感染症の発生状況>