平成27年12月17日発行
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神奈川県 インフルエンザ情報(8)
第50週(12月6日~12月13日)は神奈川県の定点当たり報告数が0.20(前週0.09)ですが、例年これから流行し、1月から2月にピークを迎えるため、今後の発生動向にご注意ください。
インフルエンザは、感染している人の咳やくしゃみに含まれるウイルスを直接吸い込んだり、ウイルスが付着した手で目、鼻、口を触れたりすることによって感染し、一般的な風邪より症状が重くなります。小児や高齢者の重症化や合併症を防ぐためには、インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンの接種が有効です。接種希望の方は、お早めにかかりつけの医療機関にご相談ください。また、手洗い・うがい、くしゃみ・咳エチケットを心がけましょう。
インフルエンザは、県内346ヶ所のインフルエンザ定点の医療機関から毎週報告されています。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりのインフルエンザの報告数をあらわしています。
- 神奈川県のインフルエンザ報告数
- 保健所別報告数
第50週において、インフルエンザの定点当たりの報告数が流行開始の目安となる1を超えるところはありませんでした。
第49週(11/30~12/6)第50週(12/7~12/13) - 年齢群別の報告状況
第50週の年齢群別の報告では、0~4歳が16%、5~9歳が35%、10~14歳が9%となり、14歳以下で60%を占めています。
- 神奈川県におけるインフルエンザウイルスの検出状況(2015年第36週~50週)
AH1pdm09 17件、AH3型 10件、B型(山形系統) 2件の報告がありました。 - 神奈川県衛生研究所におけるインフルエンザウイルスの検出状況(微生物部)
12月現在までにAH1pdm09 6件、AH3型 11件、B型 2件が検出されています。