平成27年11月19日発行
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神奈川県 インフルエンザ情報(4)
第46週(11月9日~11月15日)は神奈川県の定点当たり報告数が0.11(前週0.19)と前週に比べてやや減少し、また、前週(第45週)は県内で学級閉鎖の報告はありませんでしたが、例年これから流行し、1月から2月にピークを迎えるため、今後の発生動向にご注意ください。
インフルエンザは、感染している人の咳やくしゃみに含まれるウイルスを直接吸い込んだり、ウイルスが付着した手で目、鼻、口を触れたりすることによって感染し、一般的な風邪より症状が重くなります。小児や高齢者の重症化や合併症を防ぐためには、インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンの接種が有効です。接種希望の方は、お早めにかかりつけの医療機関にご相談ください。また、手洗い・うがい、くしゃみ・咳エチケットを心がけましょう。
インフルエンザは、県内346ヶ所のインフルエンザ定点の医療機関から毎週報告されています。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりのインフルエンザの報告数をあらわしています。
- 神奈川県のインフルエンザ報告数
- 保健所別報告数
第46週において、インフルエンザの定点当たりの報告数は、小田原保健福祉事務所管内0.40(前週0.10)、小田原保健福祉事務所足柄上センター管内0.20(前週0.00)と増加しています。
第45週(11/2~11/8)第46週(11/9~11/15) - 年齢群別の報告状況
第46週の年齢群別の報告では、0~4歳が14%、5~9歳が25%、10~14歳が11%となり、14歳以下で半数を占めています。
- 神奈川県におけるインフルエンザウイルスの検出状況(2015年36週~46週)
AH1pdm09 13件、AH3型 4件、B型(山形系統) 1件の報告がありました。 - 神奈川県衛生研究所におけるインフルエンザウイルスの検出状況(微生物部)