平成27年10月30日発行
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神奈川県 インフルエンザ情報(1)
第43週(10月19日~10月25日)は神奈川県の定点当たり報告数が0.22(前週0.04)と増加しており、茅ヶ崎保健福祉事務所管内(1.38)、藤沢市(1.08)で流行開始の目安となる1を超えました。インフルエンザは、感染している人の咳やくしゃみに含まれるウイルスを直接吸い込んだり、ウイルスが付着した手で目、鼻、口を触れたりすることによって感染します。一般的な風邪より症状が重くなります。特に小児や高齢者の重症化や合併症を防ぐため、インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンの接種が有効です。接種希望の方は、お早めにかかりつけの医療機関にご相談ください。また、手洗い・うがい、くしゃみ・咳エチケットを心がけましょう。
インフルエンザは、県内346ヶ所のインフルエンザ定点の医療機関から毎週報告されています。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりのインフルエンザの報告数をあらわしています。
- 神奈川県のインフルエンザ報告数
2011/12シーズンは第2週、2012/13および2013/14シーズンは第51週、2014/15シーズンは第47週で流行開始なりました。
今シーズンは第43週時点で、流行開始の早かった2014/15シーズンよりも定点当たりの報告数が多くなっています。インフルエンザの予防接種をご希望の方は、お早めにかかりつけの医療機関にご相談ください。
- 保健所別報告数
第43週において、インフルエンザの定点当たりの報告数は、茅ヶ崎保健福祉事務所管内(1.38)、藤沢市(1.08)で流行開始の目安となる1を超えています。
第42週(10/12~10/18)第43週(10/19~10/25) - 年齢群別の報告状況
第43週の年齢群別の報告では、5~9歳が46%、0~4歳が32%となり、9歳以下で約78%を占めています。
- 神奈川県におけるインフルエンザウイルスの検出状況(2015年36週~43週)
今シーズンはAH1pdm09、AH3型の報告がみられています。(2015年10月30日現在) - 神奈川県衛生研究所におけるインフルエンザウイルスの検出状況(微生物部)