平成27年1月15日発行
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神奈川県 インフルエンザ情報(8)
第2週(1/5~1/11)は、患者報告数が8997人、定点当たり報告数が27.68でした。第52週で警報レベルを超え、流行が継続しているため、引き続き今後の発生動向に注意しましょう。
インフルエンザは、感染している人の咳やくしゃみに含まれるウイルスを直接吸い込んだり、ウイルスが付着した手で目、鼻、口を触れたりすることによって感染します。一般的な風邪より症状が強く、小児や高齢者では重症化したり、合併症を起こす可能性が高くなります。
ウイルスを体の中に取り込まないように、毎日の手洗いとうがいをしっかりと行いましょう。
インフルエンザは、県内346ヶ所のインフルエンザ定点の医療機関から毎週報告されています。今週報告のあった医療機関は、神奈川県325ヶ所(県域115ヶ所、横浜市133ヶ所、川崎市54ヶ所、相模原市23ヶ所)でした。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりのインフルエンザの報告数をあらわしています。
- 神奈川県のインフルエンザ報告数
第2週(1/5~1/11)の患者報告数は8997人、定点当たり報告数は27.68でした。今年は例年より流行時期が早くなっており、今後も報告数が増加することが予想されますので、十分注意しましょう。
- 保健所別報告数
第2週は定点当たり報告数が、厚木保健福祉事務所管内(49.29)、茅ヶ崎保健福祉事務所管内(36.64)、小田原保健福祉事務所管内(33.70)、厚木保健福祉事務所大和センター管内(32.36)、 相模原市(31.22)で、警報レベル(30)を超えています。
第1週(12/29~1/4)
第2週(1/5~1/11) - 年齢群別の報告状況
第2週の年齢群別の報告では、0~4歳が20%、5~9歳が17%、10~14歳が11%となり、14歳以下で約48%を占めています。
- 神奈川県におけるインフルエンザウイルスの検出状況(2014年第36週~2015年第2週)
今シーズンの初めはAH1pdm09が検出されましたが、その後AH3型が報告数の大半を占めています。(2015年1月15日現在) - 神奈川県衛生研究所におけるインフルエンザウイルスの検出状況(微生物部)