第7号(令和4年7月1日発行)
神奈川県 感染性胃腸炎情報(7)
さまざまなウイルスや細菌などによって嘔吐や下痢等をおこす感染症です。ノロウイルスなどのウイルスによる胃腸炎が代表的ですが細菌や寄生虫も原因となり、1年を通して報告があります。感染経路には、病原体の付着した手で口に触れることによる接触感染と、汚染された食品を食べることによる経口感染があります。夏季にはキャンプなど、屋外での食事の機会が増えるため注意が必要です。予防のために、トイレ後・調理前・食事前、外出後には、よく手洗いをしましょう。
感染性胃腸炎の報告数は、小児科定点として定められた医療機関からの報告をもとに毎週集計しています。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりの感染性胃腸炎の報告数をあらわしています。
2022年第25週(6月20日~6月26日)の神奈川県の定点当たり報告数は(5.97)で、先週(6.42)より減少しています。
保健所別定点当たり報告数が警報レベルとなっている地域はありませんが、神奈川県内の一部地域で定点当たり報告数が多くなっていますので、ご注意ください。
*警報レベルは当該保健所における定点当たり報告数が20以上で始まり、12未満で終息します。
【シーズン別報告状況】
【保健所別報告状況】
2022年第24週(6/13~6/19) |
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2022年第25週(6/20~6/26) |
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