第3号(令和4年8月15日発行)
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神奈川県 手足口病情報(3)
手足口病は、口の中や手、足などに現れる水疱(水ぶくれ)性の発疹が特徴の急性ウイルス感染症で、主に夏に乳幼児の間で流行します。神奈川県では、6月から増加し、8月上旬の第31週では神奈川県全県注で警報レベルとなりました。
飛沫感染、接触感染、経口感染(便中に出たウイルスが口に入って感染)で広がりますので、適切な排泄物の処理、石けんを使った手洗いを心がけて感染を予防しましょう。消毒には次亜塩素酸ナトリウム希釈液が有効です。治療は対症療法のみで、ほとんどは軽症で治りますが、まれに髄膜炎などの合併症を起こす場合があります。頭痛、嘔吐、高熱がみられる場合は、速やかに医師の診察を受けてください。
手足口病の報告数は、小児科定点として定められた医療機関(神奈川県内234ヵ所)からの報告をもとに毎週集計しています。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりの手足口病の報告数をあらわします。
【神奈川県の年別・週別報告状況】
注:神奈川県全県とは、横浜市・川崎市・相模原市を含む神奈川県全域のことを指します。
【保健所別報告数】
第30週(7/25~7/31) | 第31週(8/1~8/7) | |