令和元年10月17日発行
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神奈川県 手足口病情報(15)
手足口病は、口の中や手、足などに現れる水疱(水ぶくれ)性の発疹が特徴の急性ウイルス感染症で、主に夏に乳幼児の間で流行します。神奈川県では、第26週(6月24日~6月30日)に「警報レベル(5)」を超え、第30週(7月22日~7月28日)をピークに減少傾向です。今週、第41週(10月7日~10月13日)の神奈川県の定点当たり報告数は2.54人となり、先週(2.63人)より報告数は減少しましたが、まだ終息レベル(2)に至っていません。全国の定点当たりの報告数は1.80人で、先週(1.82人)より報告数は減少しています。
飛沫感染、接触感染、糞口感染(便中に出たウイルスが口に入って感染)で広がりますので、適切な排泄物の処理、石けんを使った手洗いを心がけて感染を予防しましょう。消毒には次亜塩素酸ナトリウム希釈液が有効です。治療は対症療法のみで、ほとんどは軽症で治りますが、まれに髄膜炎など重篤な合併症を起こす場合があります。頭痛、嘔吐、高熱がみられる場合は、速やかに医師の診察を受けてください。
手足口病の報告数は、小児科定点として定められた医療機関(神奈川県内215ヵ所)からの報告をもとに毎週集計しています。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりの手足口病の報告数をあらわします。
【神奈川県の年別・週別報告状況】
【保健所別報告数】
第40週(9/30~10/6) | 第41週(10/70~10/13) | |
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