令和3年9月17日発行

神奈川県衛生研究所

神奈川県 新型コロナウイルス感染症情報(77)

神奈川県では、政府による緊急事態宣言を受け、現在緊急事態措置を実施しています。適用期間は再度延長され、9月30日までとなっています。(詳細は神奈川県ホームページ
直近の第36週(9月6日~9月12日)の報告数は5,971例と前週より減少しており、7日間移動平均線も下降傾向となっています。一方、東京都の移動平均線も下降傾向が認められます。しかし東京都、神奈川県の陽性者数は依然として多く注意が必要です。
【微生物部長から一言】
衛生研究所では県域各所から定期的に検体を収集し、新型コロナウイルスの変異株モニタリングを実施しています。病原性等で注目を浴びているミュー株が検疫で見つかっていますが、これまでに県域では確認されていません。モニタリングではPCRの他にゲノム解析も導入して新規変異株の検知にも努めており、県民の健康・安全の維持に貢献して参ります。
現在の流行の主流はデルタ株です。流行株が変わっても、基本的な感染対策は十分に有効です。今後も三密を避け、手洗い・マスク着用といった従来の行動維持を心がけてください。

〇 新型コロナウイルス感染症患者の日別報告数と移動平均線(7days)
(2021年7月22日~2021年9月15日 神奈川県)

移動平均(7days)は、6日前から当日までの7日間の報告数の平均値を示しています。
月曜日は、全体的に患者報告数が少ない傾向にあります。
これは、週末に医療機関が休業することなどの人為的な問題により、PCR検査数が減少するためです。
移動平均では、そうした影響を除外することができるため、全体の感染動向が分かり易くなります。

〇 新型コロナウイルス感染症患者の日別報告数と移動平均線(1month)
  (2020年4月11日~2021年9月15日 神奈川県)

〇 移動平均(7days) 東京都との比較
(2020年3月21日~2021年9月15日)

【神奈川県の新型コロナウイルス感染症】

※患者情報の変更により、前週と数字が異なる場合があります。

(1)新型コロナウイルス感染症の週別報告数

(2)新型コロナウイルス感染症の保健所別報告数

(3)新型コロナウイルス感染症の年齢別報告数

☆新型コロナウイルスとは
新型コロナウイルスは2019年11月頃に中国湖北省武漢市で発生し、世界中に感染が拡大しました。ウイルスはSARS-CoV-2と名付けられ、このウイルスによる疾患はCOVID-19と呼ばれます。国内では2020年1月に初めて感染者が確認されています。2021年2月13日に感染症法が一部改正され、「新型コロナウイルス感染症」は指定感染症から新型インフルエンザ等感染症に位置付けが変わりました。
症状は発熱、咳、倦怠感のほか、下痢、味覚障害、嗅覚障害などがあります。無症状や軽症例が多い一方、高齢者や持病のある方では肺炎や血栓症を起こして重症化し、死亡する場合もあります。

新型コロナウイルス感染症の予防
新型コロナウイルスは、感染している人の咳やくしゃみに含まれるウイルスを直接吸い込んだり(飛沫感染)、ウイルスが付着した手で鼻、口を触れたりすることによって感染します(接触感染)。マスクの着用、石鹸を使った手洗い(できない場合にはアルコール消毒)、3密(密閉、密集、密接)を避ける、などの感染対策を徹底しましょう。
ウイルス除去には、家庭用洗剤(有効な界面活性剤を含むもの)、アルコール(70%以上)、塩素系漂白剤の希釈液(次亜塩素酸ナトリウム0.05%希釈液)、加熱(80℃で10分以上)が有効です。

新型コロナウイルス感染症を疑う症状があったら
新型コロナウイルス感染症専用ダイヤル
☎0570-056774(一部IP電話などつながらない場合は045-285-0536)
注意:保健所設置市(横浜市・川崎市・相模原市・横須賀市・藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町)にお住まいの方は、各市のコールセンターにお電話ください。

【新型コロナウイルス関連情報】

神奈川県

厚生労働省

国立感染症研究所