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令和7年12月12日発行
令和7年12月17日更新

前号

神奈川県 ARI情報 2025年49週

急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection: ARI)は、急性の上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎)又は下気道炎(気管支炎、細気管支炎、肺炎)を呈する病原体による症候群の総称です。インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナなどが含まれ、飛沫感染等により周囲の方にうつしやすいことが特徴です。

詳しくはARIサーベイランスが始まりました!をご覧ください。

*15週時点の情報から掲載を開始しました。
*集計時点が異なるため、各保健福祉事務所からの報告と一致しないことがあります。

[1] 週別・定点当たり報告数の状況(神奈川県、2025年15週~49週)

49週(12月1日~12月7日)は、全国83.42、全県90.64、県域94.04でした。

5週前 4週前 3週前 2週前 1週前 今週
44週 45週 46週 47週 48週 49週
10月27日
~11月2日
11月3日
~11月9日
11月10日
~11月16日
11月17日
~11月23日
11月24日
~11月30日
12月1日
~12月7日
全国 80.02 78.35 94.77 103.38 88.80 83.42
全県 107.36 104.46 120.60 128.21 98.38 90.64
県域 96.19 92.29 109.20 127.20 102.19 94.04

*県域とは、神奈川県内の市町村のうち横浜市、川崎市、相模原市を除いた地域です

また、県内のCOVID-19、インフルエンザ及びARIの動向は以下のとおりです。

[2] 年齢階級別・定点当たり報告数(神奈川県、2025年47週~49週)

49週(12月1日~12月7日)は、1-4歳及び60-69歳を除く全ての年齢で、前週に比べて定点当たり報告数が減少しました。

[3] 保健所別・定点当たり報告数(神奈川県、2025年47週~49週)

49週(12月1日~12月7日)は、相模原市、平塚保健福祉事務所秦野センター及び小田原保健福祉事務所を除く全ての保健福祉事務所及びセンターで、前週に比べて定点当たり報告数が減少しました。

[4] 病原体検出状況(神奈川県衛生研究所実施分)

*病原体検出や集計等に時間を要するため、[1]~[3]より遅れての掲載となります。

(1)年代別検出結果(2025年49週検体採取分)

49週は28検体から、A型インフルエンザウイルスが14件、RSウイルスA型が1件、ヒトパラインフルエンザウイルス1が1件、ライノウイルス/エンテロウイルスが4件検出されました。

(2)検出結果の週別推移(2025年15週~49週検体採取分)

注:各週の病原体情報をご参照ください。

[参考リンク]

厚生労働省

国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト