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令和7年10月30日発行
令和7年11月17日更新

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神奈川県 ARI情報 2025年43週

急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection: ARI)は、急性の上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎)又は下気道炎(気管支炎、細気管支炎、肺炎)を呈する病原体による症候群の総称です。インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナなどが含まれ、飛沫感染等により周囲の方にうつしやすいことが特徴です。

詳しくはARIサーベイランスが始まりました!をご覧ください。

*15週時点の情報から掲載を開始しました。
*集計時点が異なるため、各保健福祉事務所からの報告と一致しないことがあります。

[1] 週別・定点当たり報告数の状況(神奈川県、2025年15週~43週)

43週(10月20日~10月26日)は、全国63.74、全県83.10、県域74.21でした。

5週前 4週前 3週前 2週前 1週前 今週
38週 39週 40週 41週 42週 43週
9月15日
~9月21日
9月22日
~9月28日
9月29日
~10月5日
10月6日
~10月12日
10月13日
~10月19日
10月20日
~10月26日
全国 53.05 54.70 58.86 60.20 52.48 63.74
全県 58.33 63.28 70.47 74.15 62.83 83.10
県域 51.35 59.10 67.71 71.54 54.96 74.21

*県域とは、神奈川県内の市町村のうち横浜市、川崎市、相模原市を除いた地域です

また、県内のCOVID-19、インフルエンザ及びARIの動向は以下のとおりです。

[2] 年齢階級別・定点当たり報告数(神奈川県、2025年41週~43週)

43週(10月20日~10月26日)は、全ての年齢で、前週に比べて定点当たり報告数が増加しました。

[3] 保健所別・定点当たり報告数(神奈川県、2025年41週~43週)

43週(10月20日~10月26日)は、鎌倉保健福祉事務所三崎センターを除いた全ての保健福祉事務所及びセンターで、前週に比べて定点当たり報告数が増加しました。

[4] 病原体検出状況(神奈川県衛生研究所実施分)

*病原体検出や集計等に時間を要するため、[1]~[3]より遅れての掲載となります。

(1)年代別検出結果(2025年43週検体採取分)

43週は26検体から、A型インフルエンザウイルスが4件、SARSコロナウイルス2が1件、RSウイルスB型が1件、ヒトパラインフルエンザウイルス2が1件、ライノウイルス/エンテロウイルスが3件検出されました。

1症例(1~4歳) ライノウイルス/エンテロウイルス・ヒトアデノウイルスが同時検出。
1症例(5~9歳) ヒトパラインフルエンザウイルス4・ライノウイルス/エンテロウイルスが同時検出。

(2)検出結果の週別推移(2025年15週~43週検体採取分)

注:各週の病原体情報をご参照ください。

[参考リンク]

厚生労働省

国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト