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第375号

令和6年3月25日発行
病原体検出は令和6年1月分

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表1 病原体検出状況(保健所等別)-令和6年1月

<検出状況>

  • 1月の病原体検出数は163件、細菌は10件、ウイルス・リケッチアは153件であった。
  • 病原体定点の医療機関からの検査では、小児科定点から細菌が3件、ウイルスが38件、インフルエンザ定点からウイルスが3件、基幹定点からウイルスが8件検出された。
  • 保健所等別の病原体検出状況は表1のとおりである。

表2 病原細菌検出状況(臨床診断別)―令和6年1月

  • A群溶血性レンサ球菌咽頭炎患者由来の12検体中6検体からA群溶血性レンサ球菌が検出された。その血清型別内訳はT12型 が5検体、T1型が1検体であった。
  • 食中毒様事例(有症苦情含む)調査では、11検体中1検体からカンピロバクター ジェジュニが検出された。
  • 依頼検査では、3検体からクラミジア トラコマティスが検出された。

表3 病原細菌検出状況(月別)―令和5年1月~令和6年1月

 

表4 ウイルス・リケッチア検出状況(臨床診断別)―令和6年1月

  • つつが虫病疑い患者1例(2検体)中1例(1検体)からリケッチア ジャポニカが検出された。
  • 咽頭結膜熱患者3例中2例からアデノウイルス 3型が検出された。
  • 感染性胃腸炎患者6例中2例からノロウイルス GⅡが検出された。
  • 食中毒様事例(有症苦情含む)調査では、52検体中35検体からノロウイルスが検出された。

【インフルエンザについて】

  • 神奈川県
    インフルエンザ患者57例中9例からインフルエンザウイルス AH1が、30例からインフルエンザウイルス AH3が、12例からインフルエンザウイルス Bが検出された。

【新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)について】

  • 神奈川県
    医療機関で検出されたSARS-CoV-2陽性62検体について全ゲノム解析を実施したところ、オミクロン BA.2系統が24検体(Clade23I:24、うちJN.1系統:17)、XBB系統が32検体(Clade23A:1、Clade23D:2、Clade23F:14、Clade23G:1、Clade23H:14)、判定不能6検体であった。

表5 ウイルス・リケッチア検出状況(月別)―令和5年1月~令和6年1月

 

表6 食品・環境由来の病原細菌検出状況―令和6年1月

  • 環境 浴槽水等検査48検体中、6検体よりレジオネラ ニューモフィラが検出された。血清群は、SG1 2検体、SG2 1検体、SG5 1検体、SG6 2検体であった。

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