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第359号

令和4年11月29日発行
病原体検出は令和4年9月分

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表1 病原体検出状況(保健所等別)-令和4年9月

<検出状況>

  • 9月の病原体検出数は182件、細菌は6件、ウイルス・リケッチアは176件であった。
  • 病原体定点等の医療機関からの検査では、小児科定点からウイルスが11件検出された。
  • 保健所等別の病原体検出状況は表1のとおりである。

表2 病原細菌検出状況(臨床診断別)―令和4年9月

  • 腸管出血性大腸菌感染症患者届出に伴う検査で、33検体中1検体から腸管出血性大腸菌(EHEC) O157(VT1、VT2)が、2検体からO111(VT1、VT2)が検出された。
  • A群溶血性レンサ球菌咽頭炎患者由来1検体からA群溶血レンサ球菌が検出され、その血清型はTB3264であった。
  • 依頼検査1418検体のうち1検体からサルモネラ 04群が、1検体からサルモネラ 08群が検出された。

表3 病原細菌検出状況(月別)―令和3年9月~令和4年9月

 

表4 ウイルス・リケッチア検出状況(臨床診断別)―令和4年9月

  • 手足口病患者13例中11例からウイルスが検出された。その内訳は、コクサッキーウイルス A6型が10例、コクサッキーウイルス A6型とパレコウイルス A1型の同時検出が1例であった。
  • 無菌性髄膜炎患者6例19検体中4例4検体からウイルスが検出された。その内訳は、1例目は髄液から水痘・帯状疱疹ウイルス、2例目は咽頭ぬぐい液からヒトヘルペスウイルス 7、3例目と4例目は咽頭ぬぐい液から新型コロナウイルスであった。
  • 急性弛緩性麻痺患者1例6検体中1検体(咽頭ぬぐい液)からコクサッキーウイルス A6型が検出された。

【新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)について】

  • 神奈川県
    新型コロナウイルス感染症疑い例1検体について検査を実施したが、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は検出されなかった。
    医療機関で検出されたSARS-CoV-2陽性126検体について全ゲノム解析を実施したところ、オミクロン BA.2系統が4検体、BA.5系統が114検体、判定不能が8検体であった。
  • 横須賀市
    新型コロナウイルス疑い例の調査では、8検体中6検体からSARS-CoV-2が検出された。
    SARS-CoV-2陽性4検体についてスクリーニング検査(変異株PCR)を実施したところ、オミクロン株疑いが4検体であった。
  • 藤沢市
    新型コロナウイルス感染症疑い例調査では、690検体中29検体からSARS-CoV-2が検出された。(新規27、経過者2)

表5 ウイルス・リケッチア検出状況(月別)―令和3年9月~令和4年9月

 

表6 食品・環境由来の病原細菌検出状況―令和4年9月


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