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イベントレポート
YOKOHAMA Star Light Festival 2023
主催:星空を見上げよう推進委員会、有限会社月渚
日程:2023年11月3日
場所:パシフィコ横浜 臨港パーク
参加:就労継続支援B型事業所nanala
初開催の「すたふぇす」にnanalaがハンドメイド作品で初出店
星好きの星好きによる星好きのためのイベント、「YOKOHAMA Star Light Festival 2023」がパシフィコ横浜の臨港パークで開催され、横浜市の就労継続支援B型事業所nanalaが出店しました。
グッズ、グルメ、音楽、星空観察会など、星づくしの一日
今年初めて開催された「YOKOHAMA Star Light Festival 2023」。テーマはタイトル通り、星です。キッチンカーや縁日コーナーが設けられたほか、星や宇宙に関するショップ、メーカーの出店があり、野外ライブも開催されました。日中には太陽観望会や宇宙クイズ大会、日が落ちてからは星空観察会も開催され、秋晴れの空のもと、多くの人が訪れました。
nanalaはプリザーブドフラワーのアレンジメントやミニブーケ、刺しゅう雑貨、ヘアゴムやピアスといったアクセサリーなど、利用者が心をこめて制作したハンドメイド作品を販売。天候にも恵まれ、イベント開始から女性客、子ども連れを中心に人気を集めました。
このイベントのために星モチーフの新アイテムを制作
実はこのイベント、販売するものの中に「星や宇宙に関係するもの」が必要でした。そのため、「出店が決まってから利用者さんと相談して、こういうものはどうだろう? これで星を作ったらいいんじゃないか、と頑張って用意したんです」と話してくれたのは、nanala代表の今井久美子さん。通常制作している作品だけでなく、このイベントのために新作を用意しなければならず、大変だったそうですが、「こういう機会はありがたいですね。利用者さんも喜んでいましたし、楽しんで取り組んでいました」。
イベント参加が「知ってもらうキッカケ」になる
主催した星空を見上げよう推進委員会の会長、阿部めぐみさんによると、このイベントのスタッフは星空案内人の資格を持ち、星が好きなひとばかり。ボランティアでスタッフとして活動している中には、障がいのある人もいるそうです。そのような背景もあり、今回のnanala出店に際しては、通常は出店料が必要なところ、「障害福祉出店」枠として無料で出店スペースを提供してくれました。
nanala副代表の今井健太さんは「こういう一般のイベントに入ると、障がい者が身近にいない人たちに、私たちのことを知ってもらうキッカケになるので、ありがたいです」と話します。「知らない」、「無関心」だったところから、存在を知り、さらには共通点や課題などを考える段階へと進めるのだと。
「地域でももっとこういうイベントがあると嬉しいです」と話してくれました。
イベント主催者のコメント
今回はnanalaさんに出店していただき、来場した皆さんに喜んでいただいてよかったです。障害福祉サービス事業所さんの出店は大歓迎です。私たちボランティアスタッフの中にも障がいがあるスタッフもいますし、出店していただく事業所さんも一緒にイベントを盛り上げてくれる仲間だと思っています。
参加者のコメント
今回、出店の機会をいただいて、ありがたいです。「こういうイベントに出るよ」と伝えると利用者さんも喜んで励みになりますし、イベント後に「こんなに売れました」と伝えると、利用者さんだけでなく、ご家族の方々も喜んでくださいます。このイベントでは準備段階から楽しめました。地域でこういうイベントがもっとあると嬉しいなと思います。
来場者のコメント
とても細かい作業が必要な作品を、障がいがある人が作っているとお聞きして驚きました。私にはこんな細かな作業はできないかも(笑)。身近に障害がある人がいるのですが、鶴見区にこうした福祉事業所があることを知らなかったので、今度行ってみたいと思います。