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イベントレポート
鎌倉大仏前マルシェ
主催:鎌倉大仏前マルシェ実行委員会
日程:2022年3月15日(火)11時から16時
場所:鎌倉観光会館(鎌倉市長谷3丁目1−3)
参加:(一社)りっしん洞
みんながつながり、地域に賑わいを
人気観光スポット「鎌倉の大仏」がある高徳院付近で、地域の活性化を目的にしたイベント「鎌倉大仏前マルシェ」が毎月行われています。3月15日に開催されたマルシェに、鎌倉市梶原にある障がい福祉サービス事業所「りっしん洞」が参加しました。
コロナ禍で生まれた地域活性イベント「鎌倉大仏前マルシェ」
発起人でマルシェの実行委員長を務める井出朋子さんは、鎌倉観光会館で鎌倉土産や全国の食品を販売するお店「WALK&FIND鎌倉」を2021年9月に開業。普段であれば、若者からお年寄りまで、県内外多くの人が訪れる「鎌倉の大仏」ですが、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、観光客は激減し、地域一体に閑古鳥が鳴くようなほど、人通りが少ない時期がありました。
「まずは地域に足を運んでもらおう」。そう考え、始めたのが「鎌倉大仏前マルシェ」です。鎌倉市内外の生産者にマルシェ企画を提案したところ、この思いに応えるように続々と出店者が集まってきました。
就労継続支援B型事業所「りっしん洞」が参加
身体や精神、発達障がい者らが利用している「りっしん洞」。理事長を務める神藤優子さんは、長年にわたり障がい福祉サービス事業所で勤めていた経験をもとに「珈琲でつながる事業所づくり」をコンセプトに事業所を立ち上げました。
スタッフ全員が珈琲好きという「りっしん洞」では、自家焙煎珈琲豆やスペシャルティコーヒーを軸に、企業や学校とのコラボレーション、鎌倉市のふるさと納税の返礼品など、さまざまなつながりを作っています。
初出店の結果は「ほぼ完売」
鎌倉大仏前マルシェに初出店となった3月15日は、地元の手作り焼き菓子やパンのほか、新鮮野菜や農家生産の加工食品など、「おいしいものに出会える火曜日」をテーマにさまざまな商品が陳列。りっしん洞は、珈琲豆やドリップパックを販売し、試飲用に作る珈琲で、香り豊かな会場を演出してくれました。
イベント主催者のコメント
「マーケット」という場を通していろんな人が関わり、それぞれが夢に向かって一歩を踏み出すような場となり、多様性を認め合い、いろんな年代の人にとってのコミュニティの場となってきています。
月に一度の開催だからこそ、特別感やちょっとした非日常を味わえる場なのかもしれません。美味しくて身体にいいものに出会える場。そして多様な地域のニーズに応える受け皿としても、多様な効果をもたらし、今後は地域の活性化を担える場として、地域住民の生活に寄り添った地域コミュニティの場であることを大切にしていきたいと思っています。いずれは子どもも大人も高齢者も障がいがある方も、一人ひとりが輝き、地域の中でお金が流れる循環や仕事の創出にもつながるような活動になればいいなと期待しています。
参加者からのコメント
地元で開催されているイベントとつながれたことに感謝です。他の出店者さんとも交流を図れて良い機会になりましたし、ビギナーズラックかも知れませんが、持参した商品がほぼ完売になったことも良かったです。参加したメンバーの特性など、課題も把握できましたので、次の開催に活かしていきたいと思います。
来場者のコメント
初めて来ましたが、珍しい商品やカラダに良さそうなモノが並んでいて目を惹かれました。「りっしん洞」さんの珈琲も香りに誘われて、思わず購入しました。家に帰ってからが楽しみです。
- 自家焙煎珈琲とスペシャルティ珈琲の販売
- りっしん洞