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イベントレポート
朝市
主催:下大槻団地自治会
日程:2021年3月19日(金)8時から10時
場所:下大槻団地内広場(秦野市下大槻410)
参加:社会福祉法人同愛会「ブナの森」
朝市でつながる、身近な福祉と人々の笑顔
秦野市にある下大槻団地内広場では、毎週金曜日に「朝市」が開催されています。3月19日に行われた朝市には、社会福祉法人同愛会が運営する「ブナの森」が参加。家族や知人に食べてもらおうと、多くの人が「ブナの森」の商品を購入していました。
地域の暮らしを支える朝市
40年前に建設された下大槻団地には、1400世帯以上の住民が暮らしています。多くの住民がこの団地に長年住んでいることもあり、年齢層は高齢世帯に。そんな中、団地の暮らしを支えていた近所のスーパーマーケットが2年前に閉店。「買い物をする場所が近くに無くなり、距離が遠くなって不便」「荷物が重くて、一度にまとまった買い物ができない」など住民側からの不安の声を受け、閉店から1週間後に地元自治会が主催となり開催したのが、朝市の始まりです。
その後、スーパーマーケットの跡地にはディスカウントストアが開業。これに伴い、一時、朝市は終了しましたが、住民から「朝市開催の要望」が数多くあがり、地元の青果物卸売業者などの協力のもと、復活しました。
3月19日に開催された朝市には、天然酵母を使用した焼き菓子やパンを作る障害福祉サービス事業所「ブナの森」が参加しました。この日、ブナの森では、パウンドケーキやマドレーヌ、ラスク、クッキーを販売。味の種類も豊富で、複数個まとめて購入する人の姿が多くみられました。
イベント主催者のコメント
この日も朝市は盛況で300人近い人が来場してくれました。「ブナの森」さんの出店について、障害福祉サービス事業所の出店は初めてでしたが、商品にバリエーションが増えることは来場者も楽しめますし、「障がい者の為にできること」を考える上で、主催者側にとっても良い機会になりました。
出店者からのコメント
予想を超える人出があり、朝市の人気に驚きました。今回は商品の価格設定を100円前後に設定し、なるべく多くの方に買っていただけるよう工夫をしました。クッキーやマドレーヌなど複数の種類の商品を持っていきましたが、「こういうのがあったら良いね」など、提案もいただき、商品開発の参考になりました。
来場者のコメント
「障がい者が作ったお菓子」という話を聞いて、思わず購入しました。私が商品を購入することで、少しでも障がい者の支援につながるのであれば、是非とも協力したいと思いました。こうした協力が、地域で身近にできるのは良いですね。
- 焼き菓子やパンの販売
- ブナの森