結果報告書 (日本飛行機株式会社)

事業者の名称等

届出者住所 神奈川県横浜市金沢区昭和町3175番地
届出者氏名 日本飛行機株式会社  代表取締役社長 小島 俊文
主たる業種 製造業  |  中分類;輸送用機械器具製造業
特定大規模事業者の区分年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者
連鎖化事業者のうち、年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者
対象自動車を100台以上使用する事業者

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計画期間

平成 27 年度~平成 29 年度

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エネルギー起源二酸化炭素の排出の削減の目標等
《年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者》

基準年度平成 26 年度

排出量の状況

実排出係数ベース調整後排出係数ベース
基準排出量の合計量 5,150 tCO2 5,090 tCO2
計画初年度の排出量の合計量 4,120 tCO2 4,060 tCO2
計画2年度目の排出量の合計量 3,890 tCO2 3,840 tCO2
計画3年度目の排出量の合計量 3,660 tCO2 3,600 tCO2
目標とした最終年度の排出量の合計量 7,150 tCO2 7,060 tCO2
削減率 28.93 % 29.27 %

排出量原単位の状況

実排出係数ベース調整後排出係数ベース
基準年度の排出量原単位 0.146 tCO2/m2 0.144 tCO2/m2
計画初年度の排出量原単位 0.117 tCO2/m2 0.115 tCO2/m2
計画2年度目の排出量原単位 0.110 tCO2/m2 0.109 tCO2/m2
計画3年度目の排出量原単位 0.071 tCO2/m2 0.070 tCO2/m2
目標とした最終年度の排出量原単位 0.153 tCO2/m2 0.151 tCO2/m2
削減率 51.37 % 51.39 %
原単位の指標の種類 延床面積

排出の状況に関する説明

計画最終年度である平成29年度のCO2排出量は、基準年度に対して28.93%の削減を達成しました。また、CO2排出量原単位は基準年度に対して51.37%と大幅な削減を達成することができました。
CO2排出量が大幅に削減できた要因は、事業所全体のエネルギーのうち50%程度を使用する塗装ハンガーの運用の改善です。この設備は航空機の塗装等を実施する大空間の温湿度を制御するため、空調のための電力、および湿度管理とVOC対策のための都市ガスを多く消費します。設備の稼働初期は多くのエネルギーを使用しましたが、製品の品質に影響しないような省エネのポイントを検討し、温湿度の管理手法を改善した結果、エネルギー使用量を大きく削減することができCO2排出量の削減につながりました。
他にも建て替えを行っていた主力工場が平成29年度に竣工しましたが、照明のLED化など省エネ設計の効果により当初予想したよりもエネルギー使用量が増加せず、排出量原単位の削減に寄与しました。
省エネ型コンプレッサーへの設備更新等に加えて、エネルギー見える化システムを導入したことにより社員全員参加による省エネ意識の浸透も効果を上げ、全体としてCO2排出量を大きく削減することができました。

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エネルギー起源二酸化炭素の排出の削減の目標を達成するための措置の内容

工場等における措置

計画実施の結果
○推進体制の整備(3101)
社員への省エネの啓蒙活動として、事業部のエネルギー使用状況に関する情報・実績・評価結果を周知する。


○エネルギー使用量の管理(3105)
エネルギー見える化システムを導入することにより計測点を細分化して、使用状況の監視および省エネ方法の分析の強化を図る。

○受変電設備(3701)
複数変電設備の統合および高効率変圧器を導入することにより、負荷配分の適切化と効率の改善を図る。

○コンプレッサー(3805)
設備のインバーター化。エアー漏れ・運転時間の運用管理を徹底する。
○照明設備(3809)
老朽化照明設備の更新(LED照明、Hf照明等の省エネ機器の導入)
スイッチの細分化及び人感センサーの導入
○推進体制の整備(3101)
社員への省エネ意識を向上させるため、月毎にエネルギー使用量の状況を社内グループウェア(Notes)上で共有化。環境会議での実績・評価結果によりエネルギー使用状況の周知を図った。
○エネルギー使用量の管理(3105)
エネルギー見える化システムを導入。ネットワークにて社内のPCから使用状況を観覧できる様にした。また、リアルタイムの使用状況をグラフ化デジタルサイネージによる表示設備の導入を図った。
○受変電設備(3701)
変電設備2ヶ所を1ヶ所に統合して、変圧器台数を削減すると伴に高効率トップランナー変圧器を採用して効率改善を図った。
○コンプレッサー(3805)
コンプレッサーの更新に合わせ台数(削減)及び電動機容量の見直しと伴にインバータ機器を採用を実施した。
○照明設備(3809)
老朽化更新に合わせLED器具の採用及びスイッチ回路の細分化によって節電を行い易い環境を構築した。

再生可能エネルギー等の導入その他の具体的な措置

計画実施の結果

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地域の地球温暖化対策の推進への貢献

計画実施の結果
 社外の地域環境保全団体に役員として参画し、温暖化対策をはじめとした環境保全全般に関する活動に参加しています。活動の中で得られた有益な情報を社内に展開し、社内の温暖化対策の改善や向上に役立てています。
 また事業部敷地内の私有林を維持・管理して森林保全を行うことにより、地域の温暖化対策に貢献します。
 「大和の環境をよくする会」に大和市に事業所を持つ役員会社として参画し、市民向けの親子環境教室、および環境保全講習会等を主催し、省エネをはじめとした温暖化対策の啓蒙活動を実施しました。
 事業所内の私有林を縮小することなく維持管理し、森林保全による地域の温暖化対策に貢献しました。

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エネルギー管理指定工場等の一覧

指定の区分工場等の名称所在地産業分類事業内容
第2種 厚木工場(本工場、南工場、中央ビル) 神奈川県大和市草柳2-28 3141 航空機 製造業

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