届出者住所 | 神奈川県厚木市下荻野1005 | |
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届出者氏名 | リコーインダストリー株式会社 代表取締役 社長執行役員 加藤 栄一 | |
主たる業種 | 製造業 | 中分類;業務用機械器具製造業 | |
特定大規模事業者の区分 | ■ | 年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者 |
□ | 連鎖化事業者のうち、年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者 | |
□ | 対象自動車を100台以上使用する事業者 |
平成 26 年度〜平成 28 年度 |
基準年度 | 平成 25 年度 |
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実排出係数ベース | 調整後排出係数ベース | |
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基準排出量の合計量 | 9,940 tCO2 | 8,080 tCO2 |
計画初年度の排出量の合計量 | 10,300 tCO2 | 8,400 tCO2 |
計画2年度目の排出量の合計量 | 11,100 tCO2 | 9,120 tCO2 |
計画3年度目の排出量の合計量 | 12,700 tCO2 | 10,400 tCO2 |
目標とした最終年度の排出量の合計量 | 9,640 tCO2 | 7,838 tCO2 |
削減率 | -27.77 % | -28.71 % |
CO2削減に向けて効率的な運用を心掛け、施策を進めてきたが、平成26年度は主要なキーパーツ部品の増産で空調稼働率が高く、これがガス使用量の増加につながった。また、増産対策として新規に加熱炉、焼結炉、評価装置等を導入したため、27年度の電力消費量が増大した。さらに、28年度は、弊社勝田事業所で生産しているインクジェット部品の増産が急務となり、厚木事業所でも生産することとなったため、本社事業所M棟2階クリーンルームにて生産の垂直立上げを行った。M棟2階は従来、省エネ施策等を進める中で、生産エリアの統合・間締めにより稼働停止していたエリアであったが、上記増産のため再使用(再稼働)することになり、それに伴い休日夜間の電気使用量が増加した。また、再稼働したM棟2階クリーンルームの加熱エネルギーは蒸気を使用しているため、LNGの使用量も増加した。更に、当事業所はマザー拠点として位置付けられており、新たな生産設備の導入頻度が高く、また、最先端技術の開発・実験等の業務の増加と共に人員数も増えてきている。 以上の状況で今期は急激なエネルギー消費量、二酸化炭素排出量の増加に十分対応することが出来なかった。次期計画ではこれらの状況を考慮し、二酸化炭素排出量の削減にむけ一層努力していく所存である。 |
計画 | 実施の結果 |
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◇蒸気圧力の見直し(低減)による蒸気供給量の最適化(3301) ◇冷却塔の充填材の定期的な清掃(3305) ◇冷却水ポンプへの回転数制御装置の導入による動力の削減(3305) ◇省エネ型空調設備の導入(3306) ◇換気期間、換気時間、換気回数等の適正な把握と管理(3801) ◇照明の間引きによる使用電力量の削減(3809) ◇LEDなど高効率照明への変更(3809) ◇温室効果ガス排出削減に関する基本方針、エネルギー管理組織及び原単位管理基準の作成(3102) ◇配管の管理 スチームトラップ設置位置の見直しおよび適正化(3601) |
◇蒸気圧力の見直し:(3301) A棟1Fクリーンルームの空調に使用している加熱エネルギー(蒸気)の供給圧力を計画とは逆に0.1MPから0.2MPに上げ、加熱コイルへの蒸気通過を適正化した。 ◇冷却塔の充填材の定期的な清掃:(3305) 1回/3か月の点検を行い、またスケール生成防止・藻発生防止のための薬剤注入により、熱交換器汚れの未然防止を行った。 ◇冷却水ポンプへの回転数制御装置の導入による動力の削減:(3305) インバーター化を検討したが、対象生産設備の故障リスク回避のため実施を見送った。 ◇省エネ型空調設備の導入:(3306) 予定通り実施した。 ◇換気期間、換気時間、換気回数等の適正な把握と管理:(3801) ・未稼働であったM棟2階を再稼働する際、適正なファンを導入し、無駄なエネルギーのロスを防止した。 ・D棟のスティンガー現像ローラーラインを統合することにより、稼働する局所排気設備を削減した。 ◇照明の間引きによる使用電力量の削減:(3809) レイアウト変更時に実施。 ◇LEDなど高効率照明への変更:(3809) 従来より計画的に実施してきたが、遊休エリア再活用にあたり天井照明をLED化した。 ◇温室効果ガス排出削減に関する基本方針、エネルギー管理組織及び原単位管理基準の作成:(3102) 2014年度の事業活動温暖化対策計画書作成にあたり、基本方針の決定、管理組織の立ち上げ、および原単位管理基準の作成を行った。 ◇配管の管理:(3601) 蒸気圧の見直しにより、本施策は不要となった。 |
計画 | 実施の結果 |
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− | − |
計画 | 実施の結果 |
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◇株式会社リコー 厚木事業所の環境保全活動に従った活動展開実施 |
◇継続実施中 ・森林の保全(秦野市震生湖の雑木林の手入れ等) ・厚木事業所内の緑地の手入れ ・定時退社日のマイカー通勤の抑制 ・厚木事業所とテクノロジーセンター間の移動手段としてシャトルバスを利用(社有車および私有車での移動を禁止) |
計画 | 実施の結果 |
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◇本社事業所では、リコー独自の低環境負荷洗浄「ドライ洗浄技術」を開発し、実用化展開中。 ◇同、リコー独自の省エネ型塗装方法「デジタル塗装技術」を開発。 ◇リコーインダストリー株式会社は、東北事業所、勝田事業所、埼玉事業所、本社事業所(厚木市)等と拠点が離れているので、移動によるエネルギーの増加を防ぐために、テレビ会議を推奨している。 |
◇「ドライ洗浄技術」の開発、実用化: リコーグループ内での展開を実施中。 ◇独自の省エネ型塗装方法「デジタル塗装技術」の開発: 2016年度に量産化した。 ◇テレビ会議の推奨: 移動式会議システム(UCS)の共用化および貸出ツールの利用により、全事業所において、テレビ会議が定着した。 |
指定の区分 | 工場等の名称 | 所在地 | 産業分類 | 事業内容 |
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第1種 | 本社事業所 | 神奈川県厚木市下荻野1005 | 2711 | 複写機製造 |