事業活動温暖化対策計画書

事業者の名称等

届出者住所 東京都大田区羽田1-1-3
届出者氏名 ワタミフードサービス株式会社  代表取締役社長 桑原 豊
主たる業種 宿泊業,飲食サービス業  |  中分類;飲食店
特定大規模事業者の区分年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者
連鎖化事業者のうち、年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者
対象自動車を100台以上使用する事業者

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計画期間

平成 26 年度〜平成 30 年度

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事業活動に伴う温室効果ガスの排出の削減を図るための基本方針

 ワタミグループは、『美しい地球を美しいままに、子供たちに残していく』という環境宣言のもと、1999年には外食産業で初めてISO14001の認証を取得し、ワタミグループ環境方針『W−ECOビジョン2020』(2020年までにCO2排出量を50%削減する(売上高あたり))を掲げて取り組んできました。
 2010年には、過去の取組みの評価と今後への期待から環境省から“エコファースト企業”に認定頂き、より外食や介護をはじめとする事業において環境負荷を削減し、ワタミファームやワタミエコロジーなどの環境に貢献する事業においては事業を強化していきます。さらに全ての活動のベースとなる社員一人ひとりの環境意識の向上を図りながら、ワタミの森などの環境活動NPOも支援していきます。
 外食事業会社のワタミフードサービス鰍ノおいては、店舗で出来る運用改善の取組みとして2014年度は環境改善項目を10項目に拡大し、継続実施を徹底しています。また、運用改善をより定着化させるために、全国514店舗にBEMS(ビルエネルギーマネジメントシステム)を導入し、電気の見える化によるムダ電気の削減を実施して参ります。運用改善が出来たうえで、店内照明や看板照明などの設備を省エネタイプに変更し、より環境負荷の少ない店舗づくりをすることを実施して参ります。
 既に2009年4月以降の新店・転換店については、LED照明を標準仕様で採用、2010年には、既存店舗の照明もLED化する取組みとして、ティージーアイ・フライデーズ6店、坐和民188店の照明をLED化してきました。
 貴県における目標値としては、各都道府県による取組みの進み具合など温度差が出てしまうので、安全を見て、最低年1%の原単位の改善に努めて参ります。
 ワタミグループは、将来的にはグループで使用する電気は全てグリーン電力で賄いたいと考えており、手始めに2012年2月竣工の風車建設プロジェクトに融資を行い、そこで発電された電気と環境価値を購入して使用する計画を推進しているところです。
 今後も省エネに留まらず、環境貢献の取組みを推進していきます。

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エネルギー起源二酸化炭素の排出の削減の目標等
《年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者》

基準年度平成 25 年度

排出量の目標

基準排出量の合計量最終年度の排出量の合計量目標削減率
実排出係数ベース 6,520 tCO2 6,194 tCO2 5.00 %
調整後排出係数ベース 5,370 tCO2 5,102 tCO2 5.00 %

排出量原単位の目標

基準年度の排出量原単位最終年度の排出量原単位目標削減率
実排出係数ベース 0.3607 tCO2/u 0.3427 tCO2/u 5.00 %
調整後排出係数ベース 0.2971 tCO2/u 0.2822 tCO2/u 5.00 %
原単位の指標の種類 建物延床面積
原単位の指標の種類が「生産数量」、「建物延床面積」以外の場合、その理由

削減の目標の設定に関する説明

3段階のフェーズで取組みます。
第1フェーズ:運用改善(コストをかけない無駄削減の定着)
第2フェーズ:設備改善(新店・改装店舗におけるLED照明の導入)
第3フェーズ:設備改善(換気設備の適正化)

計画期間内の店舗での取り組みは、運用改善の10項目の徹底を推進していきます。
また、2013年9月より本格稼働し始めたBEMS(ビルエネルギーマネジメントシステム)を活用した、ムダ電気の削減の定着化を推進していきます。

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エネルギー起源二酸化炭素の排出の削減の目標を達成するための措置の内容

工場等における措置

●店舗数(面積)の増減はあるものの、原単位の改善に取り組んで参ります。

●運用改善、設備改善の側面から取り組みます。
1、運用改善
  @空調  適正温度の設定、フィルター清掃、スイッチング (1201A)
  A照明  間引き、スイッチング、省エネ電球への交換(1401A)
  B冷機器 台数の見直し、ジョッキクーラーの営業時間外電源OFF(1801A)
 これらを把握して、改善するためにBEMS(ビルエネルギーマネジメントシステム)を活用します。

2、設備改善
  @照明  省エネ電球への交換(1401B)
         (ダイクロハロゲン⇒LED照明)
         (白熱球・ミニレフ球・ミニクリプトン球⇒蛍光球)

●計画期間内の店舗での取り組みは、下記運用改善の10項目の徹底を推進していきます。
1.エアコンフィルターを月1回必ず清掃する/2.給気口フィルターを月1回必ず清掃する/3.営業時間外はエアコンOFF/4.営業時間中、エアコンはお客様適正温度とする(冷房24-26℃、暖房20-22℃)/5.営業時間外は照明を消灯する/6.プライベートルームの不使用時の消灯/7.営業時間外はジョッキクーラーの電源をOFFにする/8.必要以上に使用している冷蔵庫の電源をOFFにする/9.給湯器の設定温度を基準温度にする/10.冷媒・冷凍庫のフィルターを清掃する

新エネルギー等の導入その他の具体的な措置

日本で停滞している再生可能エネルギーの普及促進に寄与すること、グループのCO2削減を目的として、風力発電・メガソーラー事業に参入しました。
2012年2月に竣工した風車(秋田県)、その後追加で風車2本のPJに融資、食品工場2拠点の屋根にルーフソーラーを設置。2014年12月には北海道でメガソーラーが竣工予定です。

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地域の地球温暖化対策の推進への貢献

 ワタミグループは、森づくり活動の『NPO法人Return to Forest Life』を支援しています。
 現在は千葉県の山武市の森林を中心に30haを管理しているが、活動地域が全国6か所のフィールドにまで広がってきました。また、2014年度は大分県臼杵市との連携により、社員が出向して森林整備を学ばせて頂いております。

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温室効果ガスの排出の抑制に寄与する製品の開発その他の温室効果ガスの排出の抑制に関する取組

@2004年8月より店舗の使用電力を計測するモニター機器を導入して電力使用量を『見える化』し、ムダ電力の削減に取組んできた。目標値は導入前比10%削減として293店舗にワタミエネルギーマネジメントシステムを導入した。
 この計測データは、グラフ化及び金額換算し、店舗にフィードバックされ、店舗が自主的に改善を図っている。
 この仕組みの導入により導入前比の6年平均で▲12.9%(店舗平均)と効果が出ている。

A@の取組みを一歩進めて、BEMS(ビルエネルギーマネジメントシステム)を2013年9月に外食513店舗に導入しました。
 これまでの取組みとの違いは、リアルタイムで計測値を把握できることと、ランニングコストが低減できるところです。

これら@Aの取組みで、CO2削減に貢献して参ります。

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