届出者住所 | 東京都港区西麻布2丁目26番30号 | |
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届出者氏名 | 富士フイルム株式会社 代表取締役社長 中嶋 成博 | |
主たる業種 | 製造業 | 中分類;化学工業 | |
特定大規模事業者の区分 | ■ | 年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者 |
□ | 連鎖化事業者のうち、年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者 | |
□ | 対象自動車を100台以上使用する事業者 |
平成 22 年度〜平成 24 年度 |
基準年度 | 平成 21 年度 (基準排出量の合計量は平成 19 年度から平成 21 年度の平均値として算出) |
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実排出係数ベース | 調整後排出係数ベース | |
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基準排出量の合計量 | 277,000 tCO2 | 265,000 tCO2 |
計画初年度の排出量の合計量 | 238,000 tCO2 | 231,000 tCO2 |
計画2年度目の排出量の合計量 | 224,000 tCO2 | 217,000 tCO2 |
計画3年度目の排出量の合計量 | 214,000 tCO2 | 208,000 tCO2 |
目標とした最終年度の排出量の合計量 | 268,000 tCO2 | 260,000 tCO2 |
削減率 | 22.74 % | 21.51 % |
実排出係数ベース | 調整後排出係数ベース | |
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基準年度の排出量原単位 | 2.07 tCO2/千u | 1.98 tCO2/千u |
計画初年度の排出量原単位 | 1.58 tCO2/千u | 1.53 tCO2/千u |
計画2年度目の排出量原単位 | 1.33 tCO2/千u | 1.29 tCO2/千u |
計画3年度目の排出量原単位 | 1.33 tCO2/千u | 1.3 tCO2/千u |
目標とした最終年度の排出量原単位 | 1.53 tCO2/千u | 1.48 tCO2/千u |
削減率 | 35.75 % | 34.34 % |
原単位の指標の種類 | 換算生産数量 |
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弊社は地球温暖化抑制に寄与するため、会社全体の指針として下記基本方針を定め、様々な省エネ活動を進めてきた。 <温暖化対策・省エネ等に関する基本方針> 1)生産非連動性のエネルギー使用量削減、一層の省エネ及び、新規技術開発などの推進 2)原料調達、物流、廃棄等におけるCO2削減に貢献する施策、技術開発の推進 3)従業員及び家族へのCO2削減啓発活動(ICEプロジェクト)の継続展開上記の全体基本方針に基づいた個々のサイトの省エネ努力により、CO2排出の絶対量及び原単位に関す全体目標を達成することができた。 |
計画 | 実施の結果 |
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○蒸気ドレンの廃熱回収の管理対策(3402) @蒸気ドレンのボイラー給水への再利用A熱交換器による蒸気ドレンの廃熱回収 ○エネルギー使用量の管理対策(3105) @設備ごとの正味稼動時間(率)の管理(設備統合など)A生産設備ごと及び工程ごと(熱上げ、均熱、加熱など)のエネルギー把握及び分析の実施 ○ボイラ対策(3303) @高効率ボイラーの導入及び負荷の集約化によるボイラー効率の改善 Aボイラーの台数制御装置の導入による熱効率の改善 ○変圧器対策(3701) @高効率変圧器の導入(老朽更新) ○空気調和設備対策(3306) @施設用途に合わせた空調運転の最適化(見直し) ○蒸気供給の管理対策(3304) @蒸気配管の管理強化 ○その他廃熱回収の管理対策(3403) @熱交換器によるボイラーブロー水の廃熱回収 ○コンプレッサー対策(3805) @コンプレッサーの吐出圧の最適化による動力の削減 A生産工程等の使用端圧力の見直しによる圧縮空気量の削減 Bファン又はブロワーの送気への代替による圧縮空気量の削減 C外気の吸入管の設置による吸気温度の低減 Dコンプレッサー室の換気ファンの設置による吸気温度の低減 ○ファン及びブロワー対策(3804) @ファン及びブロワー風量の適正な運転管理(夜間・休日) ○空気調和設備対策(3306) @冷暖房期間の見直しによる熱源の負荷軽減(外調機の温度・露点の管理強化) A室内の冷暖房設定温度の見直しによる熱源の負荷軽減(省エネ設定共有化:拡大) ○照明設備対策(3809) @照明の間引き、人感センサー利用の拡大 A蛍光灯安定器のインバーター化による使用電力量の削減 ○管理基準の作成・変更(3102) @事務用機器に関する管理標準の作成 A給湯設備に関する管理標準の作成 B照明設備に関する管理標準の作成 ○定期的な計測、記録対策(3104) @計測器(電流/電圧計、照度計、温湿度計など)及び記録計の適正な管理及び校正の実施 ○昇降機対策(3811) @利用状況に応じた稼動台数制御による動力の削減(インバーター化) ○主要設備等の保全管理対策 @設備・機器管理台帳の整備 A機器の負荷率管理(コンプレッサー、ポンプ、ボイラー、変圧器など)の実施 |
【神奈川工場足柄サイト】 溶剤回収設備の脱着蒸気ドレンによるボイラ給水への熱回収設備を設置し、これにより燃料の都市ガスを年間約44万m3を削減した。設備稼働を調整し、まとめて生産し休止時の設備停止を徹底した。予備の重油焚き150tボイラを廃止し,ガス焚き小型貫流ボイラ26台を設置した。同時にボイラの台数制御装置を導入した。配電用変圧器の老朽更新に合わせスーパー高効率型に更新した。また容量・台数を見直した。発電所のクーリングタワー廃熱をボイラ給水に回収するヒートポンプを設置した(追加施策)。空調室の移転・更新に合わせて高効率型で畜熱槽を有する空調設備を設置した(追加施策)。 【神奈川工場小田原サイト】 ○変圧器対策(3701) ・・・6箇所の配電室更新を実施し、変圧器台数の削減や高効率変圧器導入を実施。○空気調和設備対策(3306)・・・冷温水機設備の新設導入実施。老朽吸収式冷凍機の廃止、中央冷水供給化の実施。 ○ファン及びブロワー対策(3804)・・・塗布設備の乾燥エリアへの給気温度引き下げによる蒸気削減や土日停機方法確立による電力削減実施。○室内の冷暖房設定温度の見直しによる熱源の負荷軽減(省エネ設定共有化:拡大)・・・省電力共通施策を作成、サイト内周知徹底による空調温度設定の適正化、照明照度適正化実施。 【先進研究所】 ○エネルギー使用量の管理として、エリア別・用途別の電力使用量・ガス使用量を月度ごとに集計・見える化・分析の実施。○照明の間引き、キャノピースイッチの取り付け。○居住エリアの個別空調温度設定の最適化(冷房28度、暖房20℃)。○全体空調の外調機給気温度・露点温度設定値変更を外気と連動させ自動省エネ設定化。○クリーンルームのFFU(ファン・フィルターユニット)運転の夜間・休日風量ダウン設定化。○エレベータの使用制限(2アップ3ダウン以内は歩く)推進。○照明制御システムによる日の出日の入りに連動した外灯の点灯・消灯時間管理 【宮台開発センター】 ○エネルギー使用量の管理として、エリア別・用途別の電力使用量・ガス使用量を月度ごとに集計・見える化・分析の実施。○ブラインチラーを高効率空冷チラーに更新 。○蛍光灯のFLRタイプからHfインバータータイプへの更新(約700台)。○照明の間引き、キャノピースイッチの取り付け。○居住エリアの個別空調温度設定の最適化(冷房28度、暖房20℃)。○サブ変電所老朽更新に伴う高効率変圧器の導入。○エレベータの使用制限(2アップ3ダウン以内は歩く)推進。 |
計画 | 実施の結果 |
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○先進研究所においては既にNAS電池、太陽電池、地下冷却水貯留システムを導入し稼動。 |
○72kW太陽電池の運転管理、深夜電力による地下蓄熱槽への冷水製造。 ○NAS電池システムは他社火災事故により、安全対策の改修実施するまでH23年10月より通常運転停止中。 |
計画 | 実施の結果 |
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○県内の工場の地域の地球温暖化対策の推進の貢献としては、環境フェア、川流域の清掃や営巣地の整備など地域活動へ参加し自然保全の取り組みや地域の住民と環境への取り組み説明と意見交換などを継続して実施している。 <H21年度の主な活動> 地域の方々と協力体制をとりながら ○神奈川工場では、春木径周辺草刈活動、「クリーンさわやか」への参加、南足柄市環境フェアへの出展、中沼自治会環境説明会、幸せ道清掃活動、「コアジサシの郷づくり」への参加など ○宮台開発センター・先進研究所では、周辺地区の構外美化清掃参加(自然保全)、先進研究所の見学(NAS電池、太陽電池、地下冷却水貯留システムなど省エネ設備紹介)、開成町「あじさい祭り」への協賛。 |
【神奈川工場小田原サイト】 ○酒匂川、親子でアユの放流体験による自然環境への愛着推進実施。○コアジサシの営巣地作りボランティアへの参加○酒匂川水系保全協議会主催の「間伐&工作教室」の参加実施。○神奈川県内広域水道企業団のみずきフェスタへの参加。 【先進研究所】 ○宮台開発センター・先進研究所では、周辺地区の構外美化清掃を毎月従業員参加で実施(自然保全)。○開成町環境フェアへのポスター出展。○2年ごとに宮台開発センター・先進研究所のサスティナビリティレポートの発行。 【宮台開発センター】 ○宮台開発センター・先進研究所では、周辺地区の構外美化清掃を毎月従業員参加で実施(自然保全)。○開成町環境フェアへのポスター出展。○2年ごとに宮台開発センター・先進研究所のサスティナビリティレポートの発行 |
計画 | 実施の結果 |
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○偏光板保護フィルムのTACフィルムや視野拡大のWVフィルム、映り込み防止のCVフィルムといった液晶ディスプレイパネル向け富士フイルム製品のベースとなるTACは天然セルロースを原料としており、カーボンニュートラルな原料として認められており、TACフィルを含む5製品がバイオマス製品の認証を受けています。 ○富士フイルムグループ会社の従業員へのエコドライブの推進 ○富士フイルム関係会社を含む従業員及びその家族へのICEチャレンジ(弊社独自の活動)を通した温暖化対策に関する啓発活動 ○他、富士フイルム吉田南工場ではPS版の製造時の端材アルミを使用したクローズドループリサイクル(PS版の原料にする)を導入し、2007年〜2010年3月までのCO2削減量は12万トンに達しました。また、国内クレジット制度へ参加(排出削減事業計画の共同実施者)により、年間320トンのCO2削減見込まれる。(2010年4月スタート) |
【神奈川工場足柄サイト】【神奈川工場小田原サイト】 ○アイスチャレンジ活動により家庭における節電活動を推進し、従業員の節電意識向上を図った(参加率99%)。○WVフィルムの薄層化試作の実施 【先進研究所】 ○本社指示によりエコドライブの推進。○従業員及びその家族を対象としたICEチャレンジ活動を通したCO2削減・温暖化防止の活動実施。○遮熱フイルムの研究開発。○太陽電池基盤の研究開発。 【宮台開発センター】 ○本社指示によりエコドライブの推進。○従業員及びその家族を対象としたICEチャレンジ活動を通したCO2削減・温暖化防止の活動実施。 |
指定の区分 | 工場等の名称 | 所在地 | 産業分類 | 事業内容 |
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第1種 | 神奈川工場足柄サイト | 南足柄市中沼210番地 | 1695 | 写真感光材料製造業 |
第1種 | 神奈川工場小田原サイト | 小田原市扇町2丁目12番1号 | 1699 | 他に分類されない化学工業製品製造業 |
第1種 | 先進研究所 | 神奈川県足柄上郡開成町牛島577番地 | 1600 | 主として管理事務を行う本社等 |
第1種 | 宮台開発センター | 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 | 2741 | 医療用機械器具・医療用品製造業 医療用機械器具の研究・開発部門 |